雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2

yukihuru ouhi to hau no mezame

雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神33
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

6

レビュー数
7
得点
173
評価数
40
平均
4.5 / 5
神率
82.5%
著者
尾上与一 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010255

あらすじ

帝国皇帝となるグシオンを助けるため、大魔法使いになりたい──。それなのに魔力が不安定で悩んでいたリディル。そんな折、帝国ガルイエトが大軍勢で攻め込んできた!! 戦場のグシオンは瀕死の重傷、リディルも落馬して記憶喪失になってしまう。不安定だった魔力も、ほとんど失ってしまった…。リディルはグシオンを助けたい一心で、大魔法使いと名高い姉皇妃のいる雪国アイデースを目指し!?

表題作雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2

グシオン・ラビ・ゾハール・アレゴエイダス,武強国イル・ジャーナ国王
リディル・ウニ・ソフ・スヴァーティ,エウェストルムの王子でグシオンの妃

レビュー投稿数7

シリーズ化してください

花降る王子の婚礼の続編
前作も面白かったけれど今作も安定の面白さだった
話によっては続編が出て蛇足だなと感じる時もあるが今作は全くその感じはなく
新たな要素が加えられることでより一層魅力的になりシリーズ化して欲しいと願う作品になったと思う

今作は帯で記憶喪失が窺われたからヒヤヒヤしながら読み進めたが
リディルが記憶をうしなっても心の中に残るグシオンへの愛を感じていてすごく安堵した
(もちろん記憶を失ったことに対してはかわいそうで切なかったけれども)
他の記憶喪失ネタの話のような
ある意味裏切られるような喪失感を感じることがなく
ただただ2人の愛を信じて読み進めることができ
リディルの旅の行方をひたすら感じることに集中できたのは良かったと思う

前作もそうだったがこの2人は近くにいたら互いが愛しくてたまらなくて
魔法の送り方さながらに
離れて相手のために懸命に頑張る姿がとても良い

そしてなんといっても今回の一番の収穫は兄上夫夫
火を使う赤毛の燃え立つような帝王と
青い上の雪の女王さながらの大魔法使い
組み合わせがまず美しくてしかも2人のキャラクターが非常に良い

コミコミ小冊子付で購入した事がほんとに良かったと心から思う

スピンオフでこの2人の夫婦をぜひ書いて欲しいし

繭の中のいる次兄のお話もぜひ読みたいと思っているのは私だけでは無いはずだ

と言うわけでシリーズ化希望!

2

今回も圧巻でした!

花降る〜の続刊。前作も大興奮して読みましたが、それ以上にハラハラドキドキさせられました。さすが尾上先生と五体投地したくなりました。すごかった。
筆致にますます磨きがかかっているというか、神がかっているというか…冒頭の翠玉の表現からすでにうっとりさせられてたった数ページで一気にこの世界の美しさに引き込まれました。力のある作家さんは細かなところにも手を抜かないと改めて実感。

グシオン王とリディルの蜜月の甘さから、あらすじにある通り記憶喪失になる展開、リディルの長兄の登場などいたるところに読み応えがあります。
今作はグシオンの愛情深さ、リディルの勇気にずっと胸を打たれっぱなしでした。そして、リディルの兄と嫁ぎ先の王の切なすぎる関係もたまらなくいいんです。お兄さんのスピンオフを切望するくらい萌えました。
yoko先生の挿絵もピッタリとマッチしていて文句なしの神です。

3

2人の愛の軌跡から生まれた奇跡(つд;*)

前作がとてもとても好きだったので、続編が発売と知ってとても楽しみに待っていました。
今回は、早々にコミコミさんで小冊子付きの予約をしてましたよ(*^-^*)


受け様のリディルは、第二王子でありながら魔法国エウェストルムから武強国イル・ジャーナへ嫁いできた。
嫁いだ相手が、攻め様であるイル・ジャーナ国王グシオン。
前作で、苦難を乗り越え心から愛し合う夫婦となった2人に、更なる困難が。


グシオンの強さを確かなものにしたくて、魔法円を繋げ、大魔法使いになりたいと切望するリディル。
帝国アイデースに嫁いだ大魔法使いである兄ロシェレディアに便りを送り続けている中、突然遠方の帝国ガルエイトが突然攻め入ってくる。

戦いの最中、グシオンは大怪我を負い、リディルは落馬して記憶喪失、魔力もほとんどなくしてしまう。

リディルの喪失感や絶望が痛々しくて読んでいてとても辛かった。
グシオンのために大魔法使いとなり、記憶を心を取り戻すために、リディルは兄を頼って氷雪に被われたアイデースへ。



一方で、どんな時でもリディルへの揺るがない愛情でもって接するグシオンに胸を打たれます。
リディルがいなくなったと知って、怪我を押して探しに出るグシオン。


どちらも相手を想って、無謀とも思える行動をとる、その想いの深さや強さ必死さがたまらない。
一緒に無事を祈りながら。
ハピエンを信じてるけど、ハラハラでページを捲る手が止まりませんでした。


リディルが大魔法使いとなりグシオンの元に戻るまで。
2人がまた抱き合って無事を喜ぶ姿を、本当に嬉しく思い胸を撫で下ろしました(つд;*)

自分より相手が大事、強い絆で結ばれた2人のこれまでの軌跡があったからこそ、このラストにたどり着けたのではないかと思うと、なんだか今までの自分を顧みたりして。


また2人の側近であるカルカとイドの、変わらない主への敬愛ぶりもよかった。

さらにさらに、兄のロシェレディアと皇帝イスハンですよ。
なんなの〜(≧▽≦)
この2人でしっかりお話読みたいくらいです(*^-^*)


イラストは引き続きyoco先生。
どれも物語に寄り添っていて美しく幸せ(///∇///)
特に抱き合うロシェとイスハンの挿し絵が好きです(´∇`)





6

心に寄り添い残る作品

前作が尾上先生初読み。
美しい童話のような読み心地に魅了されて、続編も期待していました。

凄く良かったです。
ファンタジーものは作家さんの力量によって、異世界だからと展開がご都合主義的なものになって白けてしまうものが時にあるのですが、尾上先生はキャラクター設定と描写が上手くて、すんなり世界に没入できるなと。

そして無闇に登場人物を殺めないこと、優しい心の描写で読者を泣かせることが何よりも素晴らしいです。感動で泣くと心が浄化されるので、此方の作品は読んでいる間も楽しく幸せですが、読後に現実社会に戻って、自然の美しさや人の優しさを素直に感じられる心が残るのが嬉しいです。

5

見事としか言いようが無い作品

前作もとても面白かったんですが、今作は更に面白くてページを捲る手が止まりませんでした。確かな文章力と見事な構成力で、とても実力のある作家様だと再確認しました。

ネタバレ無しで読んで欲しいので、簡単な感想を書きます。

危機が迫る中グシオンとリディルのお互いへの深い愛情、忠臣達の主への愛にも深く感動するお話になっていました。特にグシオンのリディルへの命懸けの思いに、前巻に続き素敵だと思いました。

そしてリディルが姉皇妃(長兄)のいる帝国アイデースに向かってからが、俄然面白くなるんです。
ここで第三の大魔法使いが登場するのですが、とても重要なポイントとなっています。

ひとつひとつの出来事が繋がってて謎が解けて、なるほどそうだったのかと感心しました。

リディルがイル・ジャーナに戻る時なんか、その光景が目の前に広がるような高揚感を覚えるんです。

個人的に吹いてしまったのが、あの意地悪なグシオンの叔父が頑張っていた事でした。
一気に彼の印象が憎めない人物に変わりました。

そして今作でとても気になったアイデースの炎帝イスハンと皇妃のロシェレディアの番外編をとても読みたいと思いました。

コミコミさんの小冊子に彼等のお話はありましたが、もっとたっぷり一冊の本として読んでみたいです。

6

好きだなあ

大好きだったお話の続編、楽しみにしていました。攻め受けとも好きで、リディルの恋心が沁みて良かったなあ…と思ったので神にしました。本編350P弱+あとがき。1巻がお好きだった方は是非是非。

リディルを妃にむかえ、帝国になって国を安定させようという意見が出てきましたが、リディルの魔法陣の傷は少しずつ癒え、それとともにどんどん魔力が減っています。気が気でないリディルは大魔導士である兄ロシェレディアに何とかしてもらいたく手紙を書き続けていますが、返事は来ず、しかもロシェの嫁ぎ先のアイデースは尋常ではない雪に覆われているらしく・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
キュリ(ホシメフクロウ、可愛い)、イド(リディルの側仕え)、カルカ(王の側近)、ロシェレディア(リディルの長兄)、イスハン(アイデース皇帝)、ステラディアース(リディルの次兄)、ヴィハーン等国の重鎮、デルケム(王の叔父、ナイスすぎる)、ガルー(リディルを助ける人)。皆奇跡のように糸でつながっていく方々です。多めかもしれませんが無問題!

++ 好きだったところ

記憶を失い、なにもかも分からなくなっても、何かを、王への恋心を忘れたということを感じて苦しむリディルの気持ちが、本当に沁みて沁みて胸が痛かった・・そのリディルを思って国に返そうとする王、リディルを思って離れようとしないキュリ、必死の想いでカルカに託すイド、夫を思って全てを氷で眠らせたロシェ、全てを知っていて動くに動けなかったステラディアース、みんなの想いがとても好きでした。

お話の中の気持ちなんですけど、国の興亡、一大事の時にはきっとこんな必死の想い、一瞬の時のイタズラみたいなものがあって、歴史が編まれていくのでは、という感じがして、とても感じ入ってしまうのです。信じたいという気持ちかもしれないです。

最後リディルをつなぎとめた王の手紙、それからリディルの母の愛も良かったなあ。そう、みんな「情が深い」という印象です。

ハラハラどきどき、すっかりはまり込んで、今回もやっぱり一気読み、抜け出すことがなかなかできませんでした。面白いという一言では語りにくいです。シリアスなんだけど、お互いを思う優しい気持ちが表に出ているように感じるから、読んでいてしんどくないのかな。リディルが可愛いタイプだからいいのかな。

嬉しくなったらお花ぽろぽろ咲かせちゃう、可愛いやんちゃな王妃様なんですよ。王様は懐の深い超スパダリですよ。ファンタジーが大丈夫な方は是非是非1巻からどうぞ。私は今回も続き?を望みます。ロシェが嫁いだ前後のお話でもいいですし、繭の中の絹糸で出来ているようなステラディアースのお話でもいいです。何卒、また新しいお話を。どうぞよろしくお願いいたします。

5

文句のつけようのない神作品。

作家買い。

尾上作品の『花降る王子の婚礼』の続編です。『花降る~』がめっちゃツボ作品だったので、続編が出ると知って発売を心待ちにしていました。一応序盤に前作のあらすじというか解説が記載されていますし、続編と言っても「その後の彼ら」を描いた内容なので前作未読でも読めないことはないと思います。

が、できれば前作既読でこちらを読まれた方が面白さと萌えは上がるかな、と思います。前作を含めたネタバレ含んでいます。ご注意ください。




魔力を持ち、その能力を使って平和な国を維持している魔法王国・エウェストルム。武力を持たない魔法国は武力を持つ国に自国の姫を輿入れさせることで魔力を提供し、その代わりに輿入れされた国は武力で魔法国を守る、という世界観のお話です。

今作品は、魔法国の王子であるリディルと、武強国イル・ジャーナの王、グシオンのお話。リディルは魔法国の王子でありながら姫と偽り王に嫁ぐというBLではあるあるな成り代わりものなのですが、前作で彼らが契約上ではなく、きちんと気持ちの上で結ばれるところまでが描かれていました。

で、続編にあたる今作品は、とある儀式が行われるシーンからスタートします。
リディアの身体から出てきた「石」を介して、リディアが正式にグシオンの妃として紹介される儀式。このシーンの描写によって、彼らの現在の関係とか前作をさらりと魅せる。尾上先生の手腕に脱帽です。

リディルは王子であるという秘密以外に、もう一つの秘密を抱えていました。それは、リディルは魔法国の王子でありながら、魔力を持っていないという点。そこは前作でクリアしますが、続編である今巻は、そのリディアの「魔力」がメインに描かれた内容です。

リディルという魔力を手に入れたイル・ジャーナ。強国の仲間入りを果たすわけですが、そこに帝国ガルイエトが攻め込んでくる。戦いの前線で身体を張って闘うグシオンだったが、リディアを守って重傷を負ってしまう。さらに、リディアもまた、けがをした際に記憶の一部を失ったことでグシオンのことを忘れてしまい、そしてさらに魔力も失ってしまい―。

というお話。

序盤はもう甘々です。
出来上がった二人ということで、どうストーリーを展開していくのかなー、と思いつつ読み進めたのですが、いやいや。

めっちゃ面白い…!

前作が面白すぎて、正直それを超える萌えと面白さにはならないんじゃないかと失礼ながら思っていましたが、うん。さすがです。素晴らしいです。

記憶をなくしたリディアに対するグシオンの想いが、すごく深くって切なかった。何よりもリディアの幸せだけを最優先させる彼の男気に萌えが滾って仕方ない。

そして、そこからさらに二転三転するストーリー展開。
タイトルの意味が、少しずつ見えてきます。

魔力を、そして記憶も失ったリディルが、「自身」を取り戻すために取った行動が、今作品のキモです。あんまり書いてしまうとネタバレになってしまうのでちょびっとだけ。あらすじにも書いてあるので書いてしまいますが、今作品のキーパーソンは、ずばり、リディルの兄ちゃんです。この兄ちゃんがめっちゃツボでした。前作を踏襲しつつ、世界観を壊さず、何なら次作もできるんじゃね?という期待も孕みつつ進むストーリーに、ページを捲る手が止められませんでした。

うん。
これ、スピンオフできるよね。
あの兄ちゃんたちのお話も読んでみたい。できることなら、あの儚い人物のお話も。
ということで、尾上先生、正座してお待ちしています。

yocoさんの描かれる挿絵も素晴らしい。
美しく、儚く、そして温かさに満ちていて。

少しずつピースが嵌まり、少しずつ全体像が見えてくる。点が線で繋がっていく感じ。伏線を回収しつつ進むストーリーでめちゃ面白かった。

素晴らしき神作品でした。

18

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