三田織さんのレビュー一覧

ライオンハーツ コミック

三田織 

好きな人のライオンになりたい。

ちょこちょこ連載読んでいたのですがまとめて読むとまた良いですね。
好きな人のライオンになりたい、そんなふたりのライオンのお話。
幼馴染同士の初恋、実ったあとは幸せかと思いきや……。
周りの反応に悩み苦しんで宝物を手放そうとしてしまったしーちゃん。そんなしーちゃんを責めずに頼って欲しかった玲央。
宝物を捨てなくてよかったという表現がとっても暖かくて、染みる。
そして表紙をみるとふたりのライ…

3

ライオンハーツ コミック

三田織 

ライオンを覗くとき、ライオンもまたこちらを覗いているのだ。

紙の本を買ったら分厚さに驚きました。余裕で自立する厚みです、すごい。

礼央(れお)と獅子丸(ししまる)という、名前がライオン同士の幼馴染み両想いBLです。ほのぼの青春BLかなと思ったらビターでした。

両想いなんだけれど、獅子丸が男同士であることを引け目に思っており、上手くいくはずの関係が上手くいかなくなってしまいます。

幼い頃に母親から言われた、男同士はダメだという言葉が、心に引…

1

ライオンハーツ コミック

三田織 

涙との負け戦

今月は泣けるヤツに出会わなのかぁって、ちょうど考えてたところ―

ここにあったわ。

オーソドックスな設定のピュアBLだと思いきや、
途中から涙を堪えるのに必死でした。

いや、どん底に突き落とされた感じではなく、
初めて「世間の冷たさ」を知った瞬間みたいな。
怖くて心細くて… そのせいで失敗もたくさんしたけれど、
それでも自分らしく強く生きようって。

そんな気持ちを思い…

2

ライオンハーツ コミック

三田織 

お互いがお互いのライオン

2人で過ごす日々がこんなに幸せだったんだということは失ってから気づくものなんですよね

礼央がしーちゃんの前からいなくなってしまってからはずっとうるうるしながら読んでいました。

1度は逃げてしまっても弱虫のままでも
礼央に会いに行ったしーちゃんの気持ちは
すごく強いなと思いました。

相手のことを想うと「強く」なれる、
そんな存在こそがライオン…しーちゃんと礼央にとってはお互い…

5

山田と少年 コミック

三田織 

おじさんは20代

 クリスマスイブの日に、山田は野外で倒れている高校生の千尋を助けます。
 山田は26歳なのに、ボサボサの頭髪と髭のせいで実年齢よりも老けて見えるので、千尋からも初対面で中年のおじさんに間違われてしまいます。
 千尋は同性が好きな高校生ですが、山田の見た目がタイプではないことから、話しやすく、千尋は自分の気持ち、思っていることを伝えていきます。
 千尋の好きな相手への戸惑いは、描写が細かくてき…

0

ライオンハーツ コミック

三田織 

モブ女がリアル

高校生の青春ど真ん中BLです。

獅子丸の兄夫婦の子供たちの感じはすごく三田先生らしい子供の描写だと思いました。
高校生の思春期、幼なじみの二人の恋の第一歩がじっくり丁寧に描かれています。
勇気を出してお付き合いを始めた二人ですが、周りからどう思われているか、気持ち悪いって思われたくない、怖いという感情がリアルというか、そこまで極端に言われてたり感じてるわけじゃないけど人ってデリケートだか…

3

ライオンハーツ コミック

三田織 

間違いなし!

まとまって読めて嬉しい!

3

ライオンハーツ コミック

三田織 

心の浄化にこの1冊

やっと書籍化…!
web連載で最終話まで追っていました。
だけど、やっぱり大好きな作品なので
紙媒体でも欲しくて購入してしまいました。
こういう心のオアシス的作品は絶対に紙本で欲しい派です。

幼馴染みのピュア~な恋のお話です。
幼馴染みの獅子丸と礼央は親友同士。
だけど、大きくなるにつれて互いを恋愛対象として意識するように。
そして、親友から恋人へ。

それはあまりにも自然…

10

ライオンハーツ コミック

三田織 

呪いの言葉を言ってはいけない

タイトルはこちらの作品を読んでるうちに心に浮かんで来た言葉でした。

子どもの為に良かれと思ったことや自分を正当化する為に他者を無意識に陥れたり、私たちが普段何気なく行ってしまう言動が、無意識に誰かを傷付けたり縛ってしまったりするお話でした。

それがこのお話で淡々と紡がれて行くのです。

かなりボリュームのあるコミックスでしたが、あっという間にに読み終わりました。礼央と獅子丸の目線と…

11

ライオンハーツ コミック

三田織 

優しいしんどい

最初から最後まで切なかったです。
仲良しの幼馴染が恋人になるまで…なんですけどね、
”男同士だとおかしい”
って否定する母親や女子生徒の存在がしんどいな〜と思ってしまいました。
なにも考えずにぱーーーっと楽しむっていう作品ではなくて”考える系”でした。

獅子丸をヘタレって一蹴できない状況がきちんと描かれているんでね、余計に切なくなっちゃうんですよね。”男同士云々”って言ってしまう人た…

8
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