ネベ
このシリーズの完結を見届けられて、本当に嬉しいです。忘れられない作品となりました。最終巻だからといって3人のBL的な絡みが増えたりすることはなく、今まで同様大国を舞台にした静かな情報心理戦が繰り広げられます。普通なら萌えが足りん!と不満に思うところですが、このシリーズに限ってはそんな風に思えませんでした。なぜなら3人の目線、口元の綻び方、台詞の言い回しから想像できる声音から常に、他2人への愛、信…
3人がそれぞれ地道に築いてきた地位や人脈を用いて、時間をかけて同じ目的を達成しようとする執念に心を打たれます。正直、組織や企業、個人名の相関図、関係性の変化は相当込み入っており、すんなりと理解して読み進めるというわけにはいかず。その時々の大体の「どこが味方でどこが敵か」を頭に入れて、読みました。ここまで骨太なストーリーを描くには、かなりの知識があるか、勉強・取材をされたかだと思います。ZAKK先…