ZAKKさんのレビュー一覧

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

清々しい!愛は何処か?

なるほど、清々しいエロね。なるほど。
だいたいどこかで痛々しいところが来る先生の作品、今回も最初からじわじわとイタイ。愛が欲しいな。何処かで溢れる愛が欲しい。
今回の御ほんの愛は、カーター氏の執着だけだったかなあ。これは愛なのだろうか……?
でも、全体的に言えることは、誰もがそれなりの終着点を得ているってことで清々しい。
よかった。
攻め氏みんな好きなキャラだったから、オチどころあったの…

9

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

性愛怖い

読み終わった感想を一言で言っちゃうと「怖い」。
木原さんの本は相変わらず自分の価値観を揺らがす。
だからあまり読後感が良くない。正直、嫌な気持ちになる。
でも、だからこそ読んでしまうんだろうな、と思う。

「心と体と頭は連動している」と信じたがっている自分に気づいた。
たとえ行為から始まる関係であっても、その後に絆されたり、相手の好ましい部分を発見したりして、お互いに必要とし遭うことに…

22

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

住んでるところが田舎すぎてどこの本屋にも無く、Amazonで購入しすぐ読破しました。
木原先生の作品は今回もまた最高でした。


「鈍色の華」、「鈍色の果実」では特に秀でた部分もない年齢より老けて見える鶴谷が段々と男の虜になっていく様子がすごくエロくて良かったです。複数の男達に翻弄されているようで、その実皆鶴谷に手玉に取られていて(本人にその自覚はないんでしょうが笑)、鶴谷の性質の反転が面…

16

CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

カッコいい男たちに痺れる

『CANIS THE SPEAKER』の2巻目。『CANIS Dear Hatter』のリョウの元ボス・ハロルドが主人公になったお話。『~THE SPEAKER』の1巻では、ハロルドの孤児院仲間のノブがメインになったお話。2巻は、表紙を見ても分かるように、ハルがメインのお話だったように思います。

ノブを見つけ出すために、自分のできることを最大限しようと奮闘するハルとサム。シスターメアリーへの…

5

「鈍色の華」ビーボーイ応援店特典書き下ろし小説ペーパー 特典

その後の2人 in New York

わたしもアニメイトさんで購入してペーパー付いてきました。片面印刷のもの2枚。
ビーボーイ応援店のリストにあったっけ?と思っていたらアニメイト全店が応援店なんですね(海外店舗を除く)。

本編では、ダンから佐川への執着は描かれていましたが、佐川が本当にダンを愛しているのかはっきりしないところがあったので、そのあたりが描かれていて満足でした!

以下ネタバレありです。


日本支社での…

4

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

一度知った蜜の味にとらわれる男たち

しなびかかった蕾を咲かせてみたらとんでもない毒華だった…!
攻めのひとり・ヒューイの慧眼に恐れ入る。
ハイスペックな男たちが、冴えない男に翻弄されていくさまにスッとしたり、ゾクゾクしたり。


鶴谷は40代後半にも関わらず白髪の目立つくたびれた感じのする男。
そんな鶴谷がなぜか提携先の重役、ヒューイとダンに見初められる。
会社のため彼らに体を使った接待をしてくれ、と社長に命じられ…

18

CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

BLとして読まないほうがいい(かもしれない)傑作。

1年くらい待つ覚悟はあったので、思ったより早く続きが読めて、小躍りするくらい嬉しい。今、続刊が最も待ち遠しい作品の1つです。

しかしてこの作品、BLかと問われたら、「……ハテ?」と答えます。確かに(とりあえず1巻では)BがLしてるんですが、恋だの愛だのいうアレでは、間違いなく、ないよね、これ……。後でもちっと詳しく書きますが、主役3人の関係性は、BLとしては地雷だという方も、大勢いらっしゃる…

3

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

毒花は必ずしも美しくはない

どんな花にも毒がある
それはたとえば、枯れかけの花でも 日陰に咲く花でも



他の方もおっしゃっていましたが、作品全体に毒の雰囲気が漂っています。

鶴谷と佐川
ふたりの男が雌に落ちていく様が、まるで自らの毒で首がしまっていく花のよう

そして
兎河とダン
気づかぬうちに、花の毒がまわり中毒になっていく


個人的には佐川がダンの女になっていく様が好きです。
計算…

12

CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

ドキドキが止まらない!

CANISシリーズ、孤児院三人組の過去編その2。
待ちきれず、帰り道に暑さの中本屋に走って購入。
こんな風に求める作品は久しぶりだが、期待を裏切らない面白さだった!

クライムサスペンスというべき、息をもつかせぬ展開。
前巻はサム、ハル、ノブの三人の中で、
最も過酷な道を辿ったノブが大人になるまでが描かれていたが、
この巻では、それぞれ別な学校に進んだサムとハルの成長が
断片的に重…

3

鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

ファムファタール

木原 さんにしてはあまあまと言っていいのかなと思いました
普段がどれほどクズ人間ばっかりなのかと・・・
遅咲きの魔性、欲望に淡々と忠実な鶴谷がもうすごいです
体温低そうで未亡人で、ほんと旦那の葬式の夜に仏壇の前で押し倒されざるを得ない、みたいな人外の色気です
ヤバい
ダンと佐川はまあ鶴谷に比べたら普通です
佐川は通常運行なゲスですし自業自得ですし
でも、まあ収まってよかったね

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