はらださんのレビュー一覧

にいちゃん コミック

はらだ 

真っ直ぐに、真っ直ぐに歪んでいく

私はさすがだと思いましたが、賛否両論あると思われる作品です。

ただただ歪んで、歪んでいく、真っ直ぐに歪んでいく作品でした。世間が言う、「普通」普通とはなんでしょうか。それは私から聞いてもわかりません。
そんな、何が異常か何が普通なのかわからない普通にあてはまることができないにいちゃん。
そのにいちゃんをわかりたい、にいちゃんにわかってほしいゆい。だから愛を証明したい、してほしい、しなけれ…

2

よるとあさの歌 コミック

はらだ 

まさに鬼才!!

はらだ先生の作品を読むのは初めてだったのですが、もう中毒です。ネットで調べると鬼才・はらだと紹介されていて、それで興味をもったのですが、まさに鬼才でした!!この作品に出てくるキャラクターはみな、いろんな意味で普通でないというか、何かしらぶっとんでる気がします。でも、読んでいるときは、異常な感じは全く感じないんです!それは、たぶん、コミカルな部分がうまく入れてあるからだと思います。一ページぎっしり文…

2

やたもも 3 コミック

はらだ 

幸せって、なんでしょうか

幸せとは何かについて考えさせられました。
確かにモモちゃんも母親もろくでもなかったかもしれない、二人共世間からしたら同じ目で見られていたんだと思います。蔑んだ目で、母親も酷い目にあわされて、信じて貰えなくて、家を追い出されて、
本当につらかったと思う。だからこそ二人共あんな仲になってしまったのか…八田ちゃんと会えたからモモちゃんはまっとうな大人になったし、幸せものだなぁ、愛してるが言える人が、…

3

にいちゃん コミック

はらだ 

愛の証明

内容に、ではなく
読後感がにがくてモヤモヤした
どこかに吐き出さないと一日中
この作品のことを考えてしまいそう
自分には所謂地雷というものがないので
大丈夫だと思っていたけど
けっこう重たくて…

キャラクターのまっすぐで歪んでいる
そんな感情を受け止めきれなかったです
だから共感はあまりできない部分もあるけど
それによってこの二人の
二人だけの世界に誰一人として寄せ付けな…

3

やたもも 3 コミック

はらだ 

幸せオーラ全開で

最終巻は、手放しで幸せそうに笑っている二人のカバーイラストが印象的。
よくぞここまで…と、とっても感慨深い。
母親のことも、須田のことも、広げた風呂敷をしっかり畳んであるので、実にうっかり読後感がさわやかでした。
あまりにも大団円過ぎるので、「ああ、よかった」って感涙にむせんじゃったけど、でも、結構悲惨なお話だったし、個人的な好みとしてはもやることも無きにしも非ずで、萌と萎がかなりギリギリな…

1

やたもも 2 コミック

はらだ 

誰か 誰か…

モモちゃんの過去と、隣人登場ではじめての感情が芽生えるおはなし。
モモちゃんは、昔から色々なことがあって、やりきれないことがあっても、笑って、笑って流してきてしまったから、自分は幸せだって思い込ませて。愛が足りなかったんです。人にあって当たり前の感情さえ欠落している。人間が歌う愛も怒りも、悲しみも、愛を受けてこそ無償で与えられるものなのに。
甘えたい 泣きたい 慰めてほしい
     誰か …

7

やたもも 3 コミック

はらだ 

後に期待

2巻、3巻と続けざまに読みました。2巻から萌え不足でしたが3巻もやはり萌え不足な気がしました。八田ちゃんのモモへの愛情は感じられましたが、母親との物語が大きくなり過ぎて二人のBL的な部分が読めば読むほど入ってきません。ただただお母さんと仲良くなれて良かったねと言ってやりたくなりました。パトロンの須田もなんだかんだと落ち着いてしまって残念です。普通の人になっちゃったんだなぁ~あのぶっ飛んだ感じが好き…

3

やたもも 2 コミック

はらだ 

萌え不足感が…

はらださんの作品でこんなに悲しい気持ちになるのは初めてです。BLというよりも悲しい物語…萌えを求めて購入したのですが、涙がぽろっと出てしまうお話、王道のBLが好きな人はちょっと無理かもしれませんが、ももの話として読めばとってもシンプルな親子愛が見えてくるお話でした。ちょっと萌え不足な時に読んだので中立にしてしまいましたがはらだ作品の新たな一面がみれたとっても素敵な作品でした。応募者全員サービスのプ…

2

やじるし コミック

はらだ 

歪んだ愛!!


はらだ先生の2冊目で、相変わらず読んでいて驚きの連続でうれしい!8つのストーリーそれぞれ違う雰囲気だけど、どれも最高に面白かった!
個人的に一番好きなのは「ひきずる」。なんて言えばいいのかわからなくなったほどの衝撃で、読み終わって呆れてしまった。こういう歪んだ愛って妙に異色な切なさが感じられる…
「れいの男」シリーズは、読んでて こんなにあまあまのを最後にするの!?って思ってた(笑)。でも…

3

ネガ(表題作 「後悔の海」「スイメンカ」) コミック

はらだ 

こんなBLもあるんだ!


驚異な一作でした。タイトル通りネガティヴで暗い話を詰んだ一冊。最初にBL作品にしては珍しいネームにびっくりしました。全体的に黒白のトーン、1ページに数行の文字も書く漫画として大胆な設計、コマの線の太さ、多めの黒ベタ…絶望さが溢れるような雰囲気が描かれていて不思議で素晴らしい作品です。
作品の世界観もねっとりとしてすごく考えさせます。どれも読み返す価値のある良いストーリーですが「リスタート」ば…

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