ひなこさんのレビュー一覧

ファミリー・レポート2 小説

一咲  ひなこ 

家族の絆

父親としてポンコツ過ぎた救命医の水野と
目つきと口の悪いゲイの瀬名、
水野の可愛い一人娘の葵、
三人の微笑ましくも愛しい日常から
初めての楽しい旅行、
勘当された瀬名の両親との再会まで
盛りだくさんのレポート2です!

前回もとても読み応えがあったのですが
今回は涙腺が緩むシーンが何度もあって
つい堪えてしまったのが我ながらもったいなかったです。
いえ、早く最後まで読みたいな…

5

Blue Lust(3) コミック

ひなこ 

甘酸っぱくて、初々しいラスト

少し重めのテーマで、どちらの立場からも考えさせられるお話でした。

2巻で好きな人から告白されて、ハッピーエンドになるかと思いきや、そこから一歩踏み出せない奏真が焦れったくもあり、可愛くもあり、ハラハラさせられました。隼人のことを吹っ切ろうとそっち系の出会いを進めてしまった奏真が危なっかしかったですね。

でも、昇のことやそう言うそっち系の人とのことなどなど二人が色々なことを経験したからこ…

0

Blue Lust(2) コミック

ひなこ 

切なくて、焦れったくて、きゅんきゅんする

2巻は全体的に切ないし、もどかしいですねぇ。

過去、隼人が自殺未遂に追い込んだ昇が奏真の友達で、ついに昇と話をすることになる隼人。そこでも、あまり誤解は解けないまま昇に奏真を自分と同じ目に合わせるなと釘を刺されてしまいます。元気のなかった隼人に優しくする奏真へついに自分の秘密を打ち明けますがそこから奏真との関係がギクシャクしだし、距離を置くことでようやく奏真への想いに気づく隼人。

全体…

0

Blue Lust(1) コミック

ひなこ 

再読して、応援したくなりました

3巻が出るタイミングで再読してレビューしています。
これを初めて読んだとき、隼人の中途半端な優しさが嫌いでなんだかモヤモヤしていたのを覚えています。まだ私自身腐りかけでTHE王道みたいなわかりやすいものばかり読んでいたのもあるけれど、ゲイと言うことをカミングアウトされて、それに応えられなかったときの正解って1つじゃないんだと、そのときはまだわからなかったんだと思います。

過去に友達から告白…

1

Blue Lust(3) コミック

ひなこ 

青き時代だから持ち得る真っ直ぐで清くてへこたれない強さが眩しい

いよいよ最終巻。
ここまで読むと「Blue Lust」というタイトルが本当にしっくりときます。
真っ直ぐで、清くて、へこたれない強さを持っている。
大人みたいに「辛いからやめておこう」なんてことが出来ない10代は、どんなに苦々しい恋でも相手に向き合うことをやめない。
まさに、Blue Lustだなぁと思いました。
BLは少女マンガなんかとは違って単巻作品が圧倒的に多いジャンルなこともあっ…

3

Blue Lust(2) コミック

ひなこ 

一番近くにいながら遠くなっていく2人

1巻の「主役の2人が背中を向けあっている」というBLの表紙ではあまり見かけないような構図から、パッと見は大進展したように見える2巻の表紙ですが、よくよく見ると2人の目線はまだ交わっていません。
このなんとも言い難い距離感が内容をよく言い表しているように思います。

1巻のレビューでは一切内容に触れなかったので、ここでざっくりとあらすじを。
主人公の〔隼人〕は中学時代に同性の親友に告白され、…

0

Blue Lust(1) コミック

ひなこ 

重い題材だけど思ったより読みやすかった

「Blue Lust」というタイトルは担当さんが付けられたということですが、
これはあれかな、性欲の青春を「性春」って言うのの逆パターンで、青春の性欲で「青欲」ってことなのかな?
と勝手に解釈してみました。
“Blue”と付くだけで、なんかこう青い果実のような喉奥を刺すような苦々しさが伴いますね。

・・・というわけで、苦いです。
「重い」って表現するより「苦い」って表現する方がより的…

0

ファミリー・レポート2 協力書店限定ペーパー 特典

本編の更に未来で

本品は『ファミリー・レポート2』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編から数年後、
2人が葵の留学先を訪れるお話です。

今年の年末は
週末と祝日の暦がうまくかみ合い
長い休みが可能となります。

それでもまさか海外で
新年を迎える事になるとは
思ってもみなかった瀬名でしたが

朝の7時に羽田を発ち
乗継ぎをしてウィーンに着いたのは
午後2時を過ぎていました…

1

Blue Lust(3) コミック

ひなこ 

二人が選んだ道と、その先の光。

ゲイバレして親からも疎まれ逃げてきた奏真と、告白してきた親友のゲイをバラし目の前で飛び降りられた罪を抱えてる隼人、同じような境遇の被害者と加害者が出会った物語。

奏真は転校先で優しくしてくれた隼人に恋をして、止まらない想いに傷つけたこともあるのに、隼人は許し変わらずにいてくれた。
隼人の優しさは贖罪からくるものでも、変わっていこうとする奏真の強さに惹かれていく。

奏真は隼人の後悔を聞…

4

Blue Lust(3) コミック

ひなこ 

長い物語に相応しい結末

隼人から想いを告白され、前へ進めそうになったかと思いきや、そこで知る隼人と昇の関係。
隼人の自分への想いは罪悪感や贖罪ではないかと思う奏真は、隼人を避け、他の人を好きになろうとする。

奏真が出会った大学生は見た目も言動も明らかに攻め。
隼人を抱こうとする素振りを見せていた「攻め」の奏真が「受け」に回るような描写が複雑でしたが、自分が求める相手だからこそ抱きたいのであって、適当に探した相手…

3
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