fiona0109
前巻のカップルのノア×カズイや、夜須田×直親の息子達の恋愛が3作品収録されています。皆キャラはそれぞれ異なるのだけど、ストーリーの雰囲気はそんなに差がないというか、お互い好意を持っているのが最初から分かるし、濡れ場への移行も躊躇いがなくスムーズだしという感じで、正直どれも似たような話に感じてしまいました。私は前巻の方が、各CPにしっかり独立した魅力があって、より印象に残る作品だったかなと思います…
『好物は〜』シリーズは、猫から猫耳と尻尾が生えた人間へと進化した世界観になっています。タイプの相手がいると発情してフェロモンを出し、オスも妊娠可能な体という設定なため、濡れ場も多くてエロには大満足な作品でした。
◆好物はいちばんさいごに腹のなか(表題作)
受けを溺愛する攻め×攻めからの愛にとにかく自信のない受けの王道ストーリーでした。家族が恋しいため子供をつくりたい欲求が強く、誰彼構わ…
◆新妻くんと新夫くん(表題作)
相変わらず体の関係先行な2人ですが、新夫が新妻に対して禁欲するのを我慢できなかったり、なんだかんだ新妻に胃袋を掴まれていたり、新妻が自分以外のイケメンに対して冷たく接するのを見て嬉しくなったりと、分かりやすい言葉や態度では示してくれないけれど明らかに新妻の虜になっているのが萌えました。締め切り前に鬱になっている新妻の介抱をしたり、外食で奢ったりと、意外と新妻に優…
◆くさかんむりに化けると書いて(表題作)
受けのひろむが今までに読んだことのないようなキャラで、絶妙に萌えポイントを突いてきてくれました。根っからのオネエとか女性になりたい男性というわけではないけれども、学費を稼ぐためにオカマバーで働いていた時のオネエ口調が今でも時々出てしまうひろむ。絆されやすく相手に尽くすだけのワンコ系かと思えば、煙草を吸ったり内心上から目線で相手を批評したりする時もあって…