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遠野春日 円陣闇丸
あーちゃん2016
ネタバレ
この夫夫を追いかけはじめて数年たってますが、熟してます&まだまだ熱々。そんな二人に前作で登場した冬彦くんがどう関わってくるのか!というお話でした。時代を反映しているなあと思う本編200P弱+艶シリーズのカプの短編18Pほど+あとがき。カプ達皆好きなんだわ。(カラー口絵は肌色一色、ユデダコみたいに照れてしまうかもなのでご注意) 前作で育ててくれた祖父を亡くした冬彦君、事件が解決し祖父に別れを告…
北ミチノ 円陣闇丸
甘食
本屋でまずその分厚さに驚きました。お馴染みキャラ文庫で約2冊分のボリューム。ちょっとあとがきを立ち読みしたらなんと新人作家さん。新人でこの量を書けるって骨のある方だと思います。内容も大好きな欧風男子寄宿学校ものだったので購入しました。 学園のある生徒の自殺事件から話が始まるっていうのは萩尾望都先生の名作「トーマの心臓」を思い起こします。あれはドイツのギムナジウムでしたがこれはフランスのミッシ…
かわいゆみこ 円陣闇丸
少し前にパブリックスクール物が流行りましたが、20年近くも前に同ジャンルでこんな名作があったとは。しかもかわいゆみこさん作の円陣闇丸さん挿絵。繊細かつ耽美がこれでもかという位つまっている名作ですよ。 主人公のロレンスは厳格なカトリック司教の家に生まれたのに先天的なゲイで18歳まではっきりとはそれを自覚していなかった。しかも当時のイギリスでは同性愛が法律で禁じられていた。という悲劇に向かうしか…
和泉桂 円陣闇丸
fandesu
ついに最終巻か…… 長かった、実に。 倦怠感がありつつも、大きな満足感に浸されています。 やった事はないのですけれども、フルマラソンを走った後ってこういう感じじゃないのかしら? 前巻読み通した結果、一冊ずつを読んだ後には感じなかったこと、考えなかったことがあったので、この本の感想と言うよりはシリーズ全体を通した感想となります。 なんだかんだ言って一番感じているのは『人の心というも…
あと2冊かぁ…… 最初はあまりにも仰々しく感じてしまった『清澗寺家サーガ』。 第二部が始まってから、ズンズン来る面白さに填まってしまって大変です。 もっと先の巻に書かなければ意味がないかもしれませんが、最初の方に共感出来なかったり「?」と思う所があっても、それにかまわず読み進めるべきです。 後から段々解ってくるんですよ。 サーガの最後を飾るのは、やはり国貴と和貴の物語です。 国貴編…
『抑圧されて育つことがどれだけ不幸を生むか』について深く考えさせられた物語でした。 それもねぇ、今作の主人公である貴郁は、養子に入った和貴に捨てられまいとするあまり自分で自分を縛ってしまっているから、他者からの力によって抑圧されているよりもたちが悪い。 そんなことを思っていて、ハタと気づいたのは、このシリーズは清澗寺家の淫蕩な血を巡って展開していますけれど、実は『家』というものに抑圧され続ける…
鹿嶋アクタ 円陣闇丸
円陣先生なのでマストバイ。北欧神話ものでした。攻め受けともなぜかそんなにシンクロせず、サクッと読み終えてしまったので萌。神話の???に気を取られ過ぎたのかも。本編260P超+あとがき。 双子の姉(ソル、太陽の運び手)はスコール(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ、双子の弟(マーニ、月の運び手)はハティ(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ。その結果、太陽と月が消え神々の黄昏(ラグナロク)の始まり始まり…
いやー、面白かったです。 上巻の感想にも書きましたが、私はこの第2部の方が好きみたい。 弘貴と泰貴の双子兄弟が様々なすったもんだはありますが、それらを軽やかに(特に弘貴!)飛び越えていくのが小気味よかったです。 それと同時に、彼ら第3世代が飛び越えた清澗寺家の呪い(と言って良いのか?)を和貴の世代がどうして超えられなかったのかが、より良く解った様な気がするんです。 やっぱり戦前には『家…
てんてん
今回は北欧神話の神を殺した魔狼と 北欧神話の神に命を狙われる大学生のお話です。 攻様と神の因縁に巻き込まれた受様が 攻様の番として幸せを掴むまで。 受様はごく普通の容姿で ごくごく普通の暮らしをする大学生です。 大学入学で親元を離れ3ケ月、 人恋しさからあわよくば彼女をと ゼミの飲み会に参加します。 しかし恋愛下手な受様の成果はいま一つ、 それでもいい気分でアパ…
続けて読むと体力を消耗する様な気がして、だいぶ寝かせてしまっていた『清澗寺家シリーズ』。 終戦直後から始まる第二部は、私的には第一部よりも非常に好みでした。 もう読んでいる最中、ウキウキして仕方がなかった。 あとがきで和泉さんは、ここからでも読めるように書いたとのことですが、このシリーズを目一杯楽しむためには絶対第一作から読んだ方が良いと思います。 その方が「え、あの人がこんな感じで絡んで…