円陣闇丸さんのレビュー一覧

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

久々に泣けるBL小説読みました

テーマが再会愛ということで、9年前に好き合っていたのに別れてしまったカップルが再会するところから話が始まります。攻めが受けを誤解したまま別れていたので、最初は「昔裏切ったんだから体を差し出せ」ってな感じで痛い関係の始まりだったんですが、受けの方も嫌いになって別れたわけではないのでそんな関係でも再びお互いに求めあい惹かれあっていってしまう二人。切ないお話なのに結構エロが濃い所もおすすめです。

10

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

耽美なるデカダンス

前作までに登場した清澗寺3兄弟の父親にして、稀代の淫夫・冬貴(ふゆき)編。
明治二十年冬の、(満)8歳の冬貴と12歳の伏見義康との運命的な出会いの日から17年間の2人の愛の軌跡を綴った「罪の褥も濡れる夜」、同じく伏見義康×冬貴編で、大正元年暮れのエピソード「罪の褥を濡らす愛」の2編が収録されています。

冬貴は、愛と肉欲の化身・・・とでも言いましょうか。
彼の肉欲は、恋人である義康だけでは…

7

せつなさは夜の媚薬 小説

和泉桂  円陣闇丸 

交響曲で言えばメヌエット、フレンチならばグラニテ・・・的な。

清澗寺家シリーズ第三弾は、三男の道貴(19歳から21歳まで)編です。
父親も兄2人も性の快楽に溺れる体質という爛れた家族環境の中で、よくぞここまで真っ直ぐに育った!(でもホモですがw)ときっと誰もが感嘆するような、鷹揚な好青年の道貴。
今作では、道隆が、一目惚れで初恋の男・クラウディオ(三十代のイタリア人実業家)と、さながらロミジュリな両家の敵対関係を乗り越え、ロマンティックで甘い恋に落ちます…

9

夜ごと蜜は滴りて 小説

和泉桂  円陣闇丸 

テンプレも極めれば神!

清澗寺家シリーズ第二弾。
前作は長男の国貴、今回は次男の和貴(26歳 表紙絵左下)が主人公です。

今作の内容を一言で言えば、その美貌で数々の男たちを手玉に取り、破滅させてきた和貴が、妹のフィアンセ・深沢(27~8歳 表紙絵右上)に調教されて、深沢なしには生きられなくなる・・・というもの。
このテのストーリーを読んでいつも思うのは、「こういうのは敢えてBLにしなくても、男女ものでいいのでは…

16

この罪深き夜に 小説

和泉桂  円陣闇丸 

コッテコテと侮ると萌え地獄に堕ちます。

和泉桂さんの清澗寺家シリーズ、第一弾。

◆あらすじ◆

今回の主人公の清澗寺国貴(26)は、清澗寺伯爵家の長男。
大正十一年の冬、軍人になった彼の前に、長年再会を待ち望んでいた成田遼一郎(28)が現れます。
遼一郎は清澗寺家の使用人の息子で、国貴とは幼馴染み。子供の頃「ずっとそばにいる」と約束した仲であるにもかかわらず、国貴の前から姿を消してしまった男です。
しかし、ようやく再会し…

15

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

奇跡の中の軌跡

ずっとドキドキしながら一気に読み終えました。
何度も何度もどんでん返しが起きて
読んでいて、泣いたり笑ったり
「え~?うそっ」「マジですかっ!」と独り言ばかりでした。

ファンタジーの世界に自然に引き込まれていて
不思議と違和感なく、感情移入していました。
大切な人を亡くすというのは、言葉では言い表せないくらいの悲しみだし
この二人はまさに、これからという時だったからその気持ちを考…

2

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

気持ちが悪い

攻めはBLならではの王子様って感じの印象ですが、受けがあまりに常識から外れた
社会不適合ぶりで異常です。表現が過激になってしまいますが、知的障害か発達障害
があるとしか思えません。読んでいて気持ち悪かったです。
BLはファンタジーですが、あまりにありえない受けに不快感しか残りませんでした。

2

発情+熱情短編集「情」~Emotion~ 小説

岩本薫  円陣闇丸  北上れん 

その後の短編集

発情シリーズは読んできて、熱情シリーズは未読のまま今回の作品を購入。
最初にシリーズの紹介などがあって、熱情シリーズ読んでいませんが
なんとなくラブラブな感じが読み取れたので面白く読めました!
発情シリーズの続きや、双子たちの大きくなった感・・・そして…まだまだ続きそうな予感w

シリーズ物は大好きなのですが、長くなると手を出しにくいものですが
手を出して正解でした!

発情シリー…

3

獣の理 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

異世界から来たモフモフ戦士

ケモミミ&もふもふ好きという訳ではないのですが、円陣闇丸の描くシッポの生えたお尻に萌えました。
カラーイラストが特にいいです。
攻めさまグレンの鍛えた筋肉質の背中からお尻そしてふわふわのシッポというアングルが素敵です。

逆異世界トリップです。
ワケアリで一人暮らしの聖明が、郊外の自宅庭で出会ったのは耳とシッポのある戦士だった。
その世界では人に恐れられる戦士のグレンですが、大好きな肉…

1

いつかじゃない明日のために 小説

高岡ミズミ  円陣闇丸 

根なし草、根が生える

04年のラキア新書版の新装文庫化。
同人収録の『手を繋いでともに歩こう』と書き下ろし『恋の痛手』が新収録のようです。
歳の差、再会モノですね。


母親を亡くし、遺された家に一人で住むフリーターの直哉には、子供の頃2年間だけ一緒に暮らした基継との別れのシーンを夢に見るほど忘れられない人。
そんな彼と10年ぶりの再会をして、強引に一緒に暮らし始めるのですがといった始まりです。


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