紀伊カンナさんのレビュー一覧

春風のエトランゼ(1) コミック

紀伊カンナ 

私のBLのはじまり

何も知らずに劇場版の方を見てから商業BLの良さに気づき、初めて購入した漫画。

「海辺のエトランゼ」のキャッチコピー、「心が洗われるBL」の名の通り初心者の私でもサクサク読めました!絵柄が可愛くて、台詞回しや細かく描かれた小物や背景が凝ってて素敵な作品です。

年下ワンコ攻めの沼に落とされたのもこの漫画でした笑 みおがほんとに可愛くて〜

R-18描写も絵柄のおかげで生々しくなく…

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雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

自然じゃない

初読み作家さんです。絵柄に惹かれて購入しました。

ストーリーの ”器” は良いが、開けてみたら中身が意外と空っぽ…
そんな印象でした。

キャラの心理描写とか感情の流れが全体的に薄かったです。
まるで未視聴の連続ドラマの総集編みたいで、
最後まで感情移入できませんでした。

特に会話がぎこちない。なんか無理に話を進めている感じ。
ほぼ他人に内情を打ち明けたり、変なタイミングで…

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海辺のエトランゼ コミック

紀伊カンナ 

改めて読むと、心の機微が切なく沁みました❤︎

久しぶりに、なんとなくアニメを観て
観るのも初めてじゃなかったんですけど
気付いたら、かつてないほど掴まれてしまって
原作の方を、また再読した次第です。

相変わらず、圧巻な風景の描写に圧倒されたり、豊かな表情がいちいち可愛かったりはしたんですけど、

シリーズの一冊目のこの巻は2人の関係がはじまるところで、
180度くらい気持ちが変わっていく彼らの機微が描かれているんですが、

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雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

春が待ち遠しくなるお話

紀伊カンナ先生は『海辺のエトランゼ』で知りましたが、繊細な絵のタッチとセクシュアリティに悩む人々の心情を上手く描くのが印象的な漫画家です!

『雪の下のクオリア』は、人を愛する怖さを知りながらも、人の温もりを求めずにはいられないという弱さを持つ後輩・海(受け)と性に奔放な彼に対して偏見を持ちながらも、同じアパートに住む海の甘えを受け入れてしまう先輩・小林明夫(攻め)の間に生まれる、愛と呼ぶには…

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海辺のエトランゼ コミック

紀伊カンナ 

期待外れ

この作品は映画化もされている程なのでかなり期待していましたが、正直酷かったです。実央が駿に引っ越すことを伝えたシーンまでは良かったものの、3年後実央が帰ってきたというのに駿はそっけない態度を取っていて心情が全く分かりませんでした。中盤から出てきた桜子さんは物凄く面倒くさい人で、今カレの実央に駿とのセックスの感想を言ったり、恋人がいると知った上で駿にキスを要求したり。ドン引きしました。その上、駿はす…

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春風のエトランゼ(5) コミック

紀伊カンナ 

変遷

あれ?ミオがバイト行くって言ってるけど、整備工場の正社員になったんじゃなかったのか?もう32ぐらい?なのに騒がしいなぁと思ったけど、駿はもうちょっと若かったね。にしてもこの作品、火力が増してませんか?全ページ爆発してて、初期はもっと落ち着いたのんびりした雰囲気じゃなかったかなと。表紙からも窺える変遷。でも手を繋いでるのにはニッコリ。手とかもう繋がないよ〜ってすかしてやがりましたからね。駿くん。いや…

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春風のエトランゼ(4) コミック

紀伊カンナ 

代わりにか

「駿の代わりにか」の発想がなくてギョッとしちゃった。父ちゃんなかなかすごい。ラスト泣いてる父ちゃんもすごい。父ちゃんが鬱だった描写も、自然に流れてったな。この作品、ママの更年期や、ふみの出自もあまりこねくり回さずにさらりと事実として流していく感じが好きです。駿くんがゲイであるってとこは3巻までは結構ぐるぐるしてましたけど、世間全体に知られてしまいましたから、流石にぐるぐるはしなくなったようで。

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海辺のエトランゼ コミック

紀伊カンナ 

キャッチコピーと倫理観のギャップ

絵が可愛くて、漫画力ある方だと感じます。
しかし登場人物の性格と行動が?です。
駿、小説家の卵で破談して沖縄へ来たということで、成人した二十代半ばあたりの設定の様ですが高校生の実央待ち伏せして声を掛けたり、下心だとハッキリ言ってるのに完全に引いてしまった。自覚なくても孤独な子に付け入っちゃってて、そんな大人怖いです。異性でも同性でも未成年にそんなこと言う大人はダメ。クズ設定ならまだ理解できるん…

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春風のエトランゼ(5) コミック

紀伊カンナ 

たまには嫉妬もしないとね

 駿の実家での田舎の和気藹々とした賑やかな暮らしも素敵だったけれど、熟年カップルになってから改めての2人暮らしもまた心機一転になっていいですね。相変わらず甘々な空気感ではなく夫婦のような気安さだけれど、実家にいた頃よりはカップルらしい触れ合いも増え、日常に少し刺激が加わったような気がします。東京という土地自体も刺激的な場所なので、今後出会う人によって、2人の人生がどんな風に彩られていくのか楽しみで…

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春風のエトランゼ(4) コミック

紀伊カンナ 

家庭を築くということ

 実央と駿はもうすっかり家族というか、熟年夫婦のような空気感で。2人の間に愛があるのは大前提で、思春期のふみに振り回されるドタバタな日常が繰り広げられます。濡れ場を求めて読むと全然物足りないと思うけれど。私は、こうして家族のありふれた日々に溶け込むBLもいいなと改めて思いました。

 桜子への一途な想いを幼い頃から抱え続け、駿へのコンプレックスを何度も爆発させながら、疾風のように突っ走るふみ。…

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