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灼
すけろうさん
ネタバレ
タイムスリップという言葉に惹かれて読みましたが、ここまで号泣したお話は初めてかもしれません。 結末については、悲しいお話としての結末と、希望のある二つの解釈ができるかなぁと思いました。 (以下ネタバレですのでご注意ください。) 一つは、過去に戻った先で鴻さんが死んでしまうこと。 「あおに鳴く」冒頭で鴻さんが特攻隊員ということがわかり、過去のあの状況に戻ってから生存できる可能性は…
碧雲
鴻さんが、司朗と過ごした時間は、ほんの一瞬の時空の歪みが齎したもの。 浅い夢のような、今も続いているような思い出 司朗さんと一緒の鴻さんが幸せそうで、ほんとに切ない。 戦争中の世界に戻らず、今世にとどまる選択をしてほしかった鴻さんの幸せそうな笑顔。 鴻さんが司朗と一緒に居たひと時、今世に居た証拠のようなSS。 物語のなかに「四月七日」が出てきますが、その日を調べると、 坊ノ岬沖…
165
やはり二人は! なかなか行間を読む力が足りないので難しかったです。 何があったのかはわかったけど、叔父と菊と司朗の変化の理由がイマイチよく理解できず。 祖父と鴻の関係が切なくて。祖父はずっと待って待って…。死後一週間後に鴻がタイムスリップしてきて。 鴻は最後は司朗と生きてくつもりで川へ行ったの? ケジメって言ってたのに。 それとも祖父の元に行きたかったの? 最後も謎だ…
まだまだ謎だらけです。 エピソードも謎なら人物も謎ばかりで。 主人公司朗。淡々としてて高校1年生なのに大人びて。 菊にも大ざっぱにでも負担をかけないように世話をして。畑も料理も掃除もできるようで。 両親はどうしたんだろう。 そして菊の添い寝までして。何を思ってるのかな? 叔父さんに対抗意識があるのかな?もしかしてゲイなのかな? 叔父さん。怪しい人ですね。 司朗のことはいい距…
ate
二人の距離がどんどん縮まり、言ったことは覆せないけど、ちゃんとぶつかって気持ちを繋げてく過程が良い。 サラッとしたやりとりにも、キーとなる言葉がけがあり、ユーモアとドキドキが味わえるのが好きなところ。 トキの変化が1番に表れたのが笑い皺というのにもやられました!! 初めて体を繋げるって日の挑みっぷりもあっけらかんとしてるのに…色気が!! 突然のトキの余裕あるオスっぷりにトキメキ、段々と…
日常と非日常を大切に送ってる生活にじんわりじんわり。 その部分を読んでるだけでも楽しい。 山の風景や食べ物の描き込み方がすごくて!! 八潮の寂しさ(これもケガレ?)がトキと過ごすことで軽くなり欲を出せるようになってくのや、トキが一緒に過ごしたいと変わってくのも、軽いテンポでやりとりしてる中でハッとさせられる言葉が散りばめられてて、それぞれ意識しあってく展開も良かったです。 二人とも淡々…
kurinn
さて問題の下巻のレビューです。 トキと八潮のラブ度は上がったものの、上巻でお気に入りだったミツの存在で一気に盛り下がってしまったのは否めませんでした。 ミツが八潮を常に見守っている理由に、特に秘密が無かった事に肩透かしを食らった気分になりました。あれだけトキを敵視してた理由は? しかも上巻で八潮が山で迷子になる問題もいつの間にか解決してて、両親がやたらふざけた感じだったのも呆気に…
フェアで何を買うのか迷ってこちらの上下巻を購入したんですが、「相生結び」の作家様だったのだと知り驚きました。 実はレビューするにあたって上下巻一気読みしたんですが、正直言って既に記憶が薄れるくらいサラッとしてました。 色々な蘊蓄が書いてあって好きな人は好きだと思うのですが、どこに焦点を当てて読めば良いか些か悩む作品でした。 色々と知りたい謎が下巻でもハッキリしていなかったのも残念…
ももよたん
下巻は糖度が一気に上がって、2人のイチャイチャが見られたのが良かったです。 ウブで照れ屋な八潮とさすが長年のキャリア(?)をお持ちのトキ。初Hは大変萌えでございました。 八潮にはミツの気持ちが分からないし、昔からの幼なじみみたいなものだと思っているので切ないですよね。 2人にしか分からない時間も過ごしてきたんだよね、きっと。そういう関係に萌えを感じてしまうので、ミツが八潮に抱いていた感情…
灼先生の作品は『あおに鳴く』以来。 会話のテンポ通りにサクサク読んでたら、読了後なんの話だっけ?ってなってしまい、すぐ2周目読みました。 自然いっぱいの山中で一人で暮らしている八潮のもとに現れた''モノノケ"のトキ。 八潮の"ケガレ"を落とすために来たと言います。 日本古来の言い伝えや風習を元にしたファンタジーとでも言いましょうか。 …