丸木戸マキさんのレビュー一覧

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

絵も話も上手い

この作者さんの作品は初めて読んだのですが、絵がお上手で話も軸がしっかりしていて惹きこまれる展開でとても面白かったです。
ゲイビ男優という設定は割とありますが、バディという形で売り出している受け攻めの話っていうのは面白い設定だなあと思いました。
実際のゲイビでもそういう売り出し方ってあるのかな~とつい気になってしましました。
重い過去を抱えている受けですが、最終的にカンちゃんの幸せを知る事によって救…

10

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

体だけでなく心を繋げる

ゲイビ男優同士のお話ですか、エロばっかりではなく、むしろしっかりしたストーリーのシリアスなお話でした。
貞操観念ゆるゆるのハズなのに、根は純で素直な受けが可愛い。
今に至るまでの辛い過去がまた切ないです。
攻めは包容力があって潔くてカッコいい!!
どうしてAVの世界にいるのかが謎な渋い系イケメンです。
ネーミングのセンス等にどこか昭和の風を感じるのですが、読み応えのある作品でした!
受…

7

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

1冊じゃ収まりきらない!

女性向けゲイAV男優のお話です。
攻めの仁は35歳で、若かりし頃にセフレだったAV女優との間にできた子どもがいます。(中学生で、なんやかんやあり母元から逃げ出し仁と住むことになります。)
仁さんの子供の話で半分終わり、そこから受けの光の過去話になります。残りページでは収まりきらないほどの壮絶な過去をお持ちの光ですが、パパッと解決してしまったように思えます。
もし、カンちゃんに妻子がいなかった…

3

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

チェリーボンボン

女性向けのゲイビ男優CP。お互いの過去を知り傷を分かち合うことで仕事以外でもバディとなっていく過程がとても情が深いお話でした。
何はともあれレーベル名の「チェリーボンボン」というネーミングがかなり気に入りました笑
丸木戸先生の過去作同様、受けの辛い過去や攻めのモラルの欠如ぶりなど重い要素が多いのですが展開の妙でおりが溜まることなくぐいぐい読み進められます。
仁さんの飄々としつつも肝心なところ…

5

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

光と莞ちゃんの蜜月が読みたくなる

 ゲイビ男優もののBLとしては、あからさまにエロばかりに比重が置かれているわけではなく、受けの暗い生い立ちなども挟むことによってそれなりに重厚感のある作品になっているのではないかと思いました。今までいろんな身の上話を聞かされてきましたが、受けの実の兄を殺した過去、更に本人は当時少年だったため罪を被らず、救ってくれた恋人の莞ちゃんの方が重い罪を背負うことになってしまうというのは中々に衝撃的な内容でし…

3

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

しゅみじゃないの一言に尽きる

しゅみじゃない...うん、私はしゅみじゃなかったです。
元々読解力もないしあまり読み込まないタイプなので、他の方のレビューのような深み(?)をあまり感じとれませんでした。
重いのになんだかあっさり終わったような。

まず光がモテすぎるのがちょっと理解出来なかったんだよなあ。。
仁さんと仁さんの息子と元バディとカンちゃんと...
すっごいモテるなあ笑
過去とか仕事柄仕方ないと思うんだけ…

12

インディゴの気分 コミック

丸木戸マキ 

官能小説家の過去を記した文学

 木島が純文作家から官能小説作家に転じた経緯を、木島と城戸の再会から蜜月までと重ね合わせながら描かれたストーリーでした。結論から言うと、非常に読み応えがあります。とにかく全ての展開の理由付けがしっかりしているというか、とてもナチュラルで、本当に一冊の小説を読んでいるかのようでした。

 前作を読んだ時は、ふらふら危なっかしく人間性にも難のある木島を、城戸が面倒を見てやっていたのかなと思っていた…

7

ポルノグラファー コミック

丸木戸マキ 

偏食せずに読むべきだった

 官能小説家で誘い受けと聞いて、ただただ官能小説っぽくエロいことをする話なのかなと想像していて手を出すのを躊躇していたんですが、読み終わって抱いた印象は全く違うものでした。実際、攻めの久住は受けの木島が書いた官能小説に影響されてはいくんですが、木島の上品ないやらしさというか、あくまで言葉を操る高尚な職業の男という態を崩さない感じが、そういう行為の場面でも決して失われないのでそれこそ三文エロ漫画とは…

2

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

衝撃的なデビュー作と、味わい深さが沁みてくる表題作。

デビュー作「水曜の朝、午前3時30分」でガツンと殴られたような衝撃を受け、表題作は読めば読むほど味わい深くなっていく…
どちらも同じ男のことを描いているのに、感じ方がまったく違うストーリーです。
表題作はゲイビネコ男優となった現在、デビュー作は彼の重たい過去のことが描かれています。

●「目を閉じても光は見えるよ」
AV俳優からゲイビタチ男優になった仁と、ネコ男優の光は、バディとして共演…

19

目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

あたたかい気持ちに

丸木戸マキさんは「ボルノグラファー」「インディゴの気分」を読んで注目していたので、発売前から期待していました。
ゲイビでバディ同士の光と仁が惹かれあう過程を、それぞれが背負う過去や周囲の人達を通して丁寧に描かれていて、二人の気持ちや関係性の変化を自然に理解できました。
子持ちだったり訳アリの過去だったり、もっと重くなってもよさそうな要素がふんだんにあるのですが、人生って大変だよね!という前提の…

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