chikakumaco
芸能界モノなので、テッペン過ぎて25時。赤坂辺りは民放も在るし、スタジオ多いし、もしくは業界人御用達のお店も多いしで。雰囲気でタイトル付けたかの気がします。【謝辞】に「ポルノグラファー関係者様」とか、「中学聖日記関係者様」とあるので、取材した先がその辺りに関係しているのかもしれません。
夏野寛子先生の作品は「冬知らずの恋」を既読でして。びっくりするくらい読んだ事を忘れてしまう作品だったので。長ら…
デビュー作の『冬知らずの恋』で鮮烈な瞳の描写にすっかり魅了されたのも記憶に新しいですが、今作では澄んだ瞳の表現力にますます磨きがかかっていたんじゃないかと思います。本当に吸い込まれそうなほど、煌めきのある双眸ですよね。そして、間の取り方も絶妙というか、とても心地の良いテンポだと感じました。この夏野先生らしい描き方を、是非今後も最大限活かして素敵な作品を生み出していって欲しいと思います。
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番外編が出ていて。自分が本作を持っていた事を思い出す。そして、内容をさっぱり覚えていない事に自分で驚く。ものすごく驚く。
再読して、なるほど思い出せなかったわけだ、と確認する。読みながらも結末を思い出せなくて、「どうなるんだろう?」などとドキドキした。こんなに心に残らない作品もあるだろうかと驚かされる。
本編自体がまるで、ショートストーリーのようなのだ。
片想いは劣情を伴って、胸苦しく夏の夜…
そもそも、1巻がショートストーリーの様なので。番外編と聞いて、何を補足してくれるのか?と、思っていたけれど。そういう事でも無く。
あの蒸し暑かった夏が過ぎ。千紘は別れた彼女(マキちゃん)と委員会で居残りしている。
彼女はもう次の彼氏がいるみたいだけど。ちょっぴり未練もある模様。もちろん千紘は揺るがない。
『愁ちゃんと抱き合うのが気持ちいい』などと考えている。
二人はもう迷うことなく抱き合う…