ミドリノエバさんのレビュー一覧

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

生きる価値、生きる意味、生きる喜び

今回は受様が引き籠る別荘にやってきた恋人志望の押掛ハウスキーパーと
義妹のためにピアノを弾き続けてきたピアニストのお話です。

失意の受様が攻様との出会いで恋を知り、自分で未来を選び取るまで。

受様は母の育児放棄により養護施設に入ります。今までぞんざいに扱われて
きた受様は施設でも誰にも心を開く事なく過ごしていました。

そんな中、受様は施設を訪れていた少女に気に入られ、彼女の…

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愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

無償の愛の塩梅具合

2019年刊。
妹を亡くした喪失感で生きる気力が失せていた紬季(つむぎ)の元に、ハウスキーパー兼調律師として押し掛けてきて強引に恋人宣言した男・真紘。
紬季は最初は反発したし、妹を亡くした事実を抉られながらも、彼が再びピアノを弾けるまで根気強く待つ真紘に心惹かれていく。
もう一度誰かの為に(この場合は真紘)ピアノを弾けるようになった喜びも束の間で、真紘が近づいてきた真意を知り、再び心をどん底…

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愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

自分の音を再び奏でる

ピアノものらしいとワクワクして読みましたら、予想通りのきゅうきゅう大好き路線で、やりました~!と嬉しかったです。めっちゃ好きだったんですけど、途中攻めのなさりようにムカっとしたので萌2にしました。本編240P弱+あとがき。最後の挿絵が猛烈に好きだった・・・

バス停から20分ほど歩いた山の中にある別荘で、食事もろくにせず一人引きこもるピアニストの紬季(つむぎ)。大雨のある日そんな彼の元に食材を…

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愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

シリアスと濃厚エロ、感動の嵐!神作品!!

葵居ゆゆ先生作品は全作品読みましたが、本作品は既刊の中でも最高に素晴らしい一作だと感じました。神作品。

感動あり、濃厚ドスケベあり、萌えあり…あらゆる素敵要素が詰まった宝石箱のような作品です。
間違いなく、2019年上半期のベストBL小説です。

本作品で先生が伝えたいことは、
「誰かの役に立てていなければ生きている意味がない、なんてそんなことあるはずない(ありのままで、ただ生きてい…

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愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

上手く言えないのですが、とにかくすごい作品でした

こちら、スレ違いがめちゃくちゃ痛い、どシリアスで重いお話になります。
これでもかと主人公が追い詰められてて、もう読んでて辛くて仕方ないんですよね。
狂気一歩手前のような、自身の全てで愛を乞う主人公の姿が、悲しくて仕方ないと言うか。
こう、明らかに読者を選ぶ作品と言うか。

でも、とても深い愛の物語だと思うのです。
これもまた、本人達にとっては幸せな愛の形なんだろうと。
上手く言えない…

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セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

大人組と子供組の恋の駆け引き?

凪良先生が10年間?も温めてきた、というだけあって、出てくるキャラクターやストーリーの展開がこれまでの先生の作品には無い内容にのめり込み、あっという間に完読致しました。1巻では平穏に生活している鼎と龍でしたが、少しずつその平穏な生活が2人を取り巻く人々に乱されて行きます。鼎、龍、高砂、国生、万座、その他数名の過去と真実が段々と明るみになり、最後には龍の実父が登場、龍が色んな真実を知り、ショックで家…

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セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

大きな大きな愛の物語

下巻を読み始めると、
出てくるキャラクターたちも、読んでいる読者も、
ぐるぐるどきどきと凪良さんの筆に振り回されます!
少なくとも私はそうでした!
どの恋が成就してどの恋が破れるのか……
それぞれの心情がどう変化し、変化しないのか!
とにかく魔性の鼎、宮親子のように、
ぶんぶん凪良さんに振り回されます!

主人公の四人は勿論、
万座さんやジェシーやマリアーノなど、
どの登場人…

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セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

下巻は情報を入れずに読むことをお勧めします!

上下巻読み終わってからの感想です。

とにかくまずは、上巻はまだしも、
下巻はこのちるちるの感想や情報など入れないで、
まっさらの状態で読むことをお勧めします!

上巻だけでもなかなかショッキングな展開で、
あぁぁぁぁ〜( ;∀;)と何度叫んだことやら!

四人の登場人物のそれぞれの視点で、
代わる代わる物語が語られ進んでいくのですが、
その展開でも、
読んでいる読者の気持…

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デュアルスタンダード 小説

神雛ジュン  ミドリノエバ 

くどいアルファ

エブリスタさんの投稿作品だったらしい神雛先生のデビュー作。おめでとうございます。攻めさんがクドく感じられて、気にはなるけど近くにくるなといいたいタイプでしたので評価に迷いましたが、ミドリノエバ先生の挿絵とぴったんこで印象的でしたので中立よりですが萌にしました。本編160Pほど+その続き135Pほど+あとがき。

父親の後を追って刑事になり警視庁組織犯罪対策部に配属されたばかりの霧人(きりと)。…

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デュアルスタンダード 小説

神雛ジュン  ミドリノエバ 

どうも人間臭いアルファのようで

警視庁組織犯罪対策課に配属となったばかりの新人刑事・霧人は、指定暴力団のガサ入れ現場で愛染と出逢ったが、彼のアルファフェロモンの刺激を受けた影響でベータからオメガ性に身体が変化してしまう。
クライムコーディネーター(犯罪計画者)を名乗る愛染は、数日後に霧人と接触を図り、激しく抱き合って互いの本性からくる飢餓感を満たし合う。
霧人はアルファである愛染に抱かれる事で、急激に自身がオメガ性ならではの…

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