高遠琉加さんのレビュー一覧

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

BL?

何とも評価に困る作品に出会ってしまいました。珍しい攻め視点だったし、途中感動もしました。評価が低いのはやはり読み手を選ぶ作品だからだと思いました。

敢えて指摘するならばバランスが悪かったと思います。最後の最後で受けの侑一視点にしてしまったのはどうしてなのでしょうか?あれほど何を考えているのか分からなかった侑一だったのに、いきなり2年後に周に気持ちを伝えに行かれてもね…。

このお話は独り…

3

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

ちょっと切ない寮の中の青春物語

 男子高校生が壁の中でいろいろする話(言い方)

 山奥の名門男子校に入学した香司の父親はある有名政治家であるが、本人は自他共に認めるチャラ男。
 以前、同じ学校に通っていたいとこに教えてもらった秘密の部屋に女の子を連れ込んだところ、先客がいた。
 その先客は、学年一の優等生昴で、彼はその部屋で天体観測をしていたという。
 その出会いがきっかけで秘密の時間を共有するようになる二人。
 …

1

君は僕の初恋の人 小説

高遠琉加  小椋ムク 

再会物語

 再会物語。
 今の私の大好物です。

 棚橋は地元でそこそこに名前の知れた病院の末っ子次男坊で、愛想もよく、何でもそれなりにこなして生きてきた。
 そんな棚橋と高校の寮で同室になったのは、三白眼で無愛想な朝倉。
 棚橋は自分にだけ心を開き、笑顔を見せる朝倉に徐々に惹かれていく。
 しかし、棚橋は朝倉に対して、裏切りともいえるような行為を行っていることがわかり、朝倉は棚橋を拒絶する。

0

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

読者を選ぶと思います

人気作家さんですが、初読みになります。
初恋再会ものだと言う所に惹かれて、購入しました。

えーと、こちら、珍しい攻め視点になるんですよね。
で、高校時代に好きだった先輩に再会すると言う、展開だけ見ると甘くてほろ苦そうなお話。
が、読んでみての実際の印象ですが、どシリアスで痛くてかなり重いんですよね。
ストーリーとしても読み応えがあるし、しっかり掘り下げられた主人公の心情描写も素晴らし…

11

ここは限界ハウス 小説

高遠琉加  三尾じゅん太 

切なく読み応えあるストーリー

高遠琉加さんのシェアハウスもの。下宿ものと言っても良い。(依田沙江美さんイラストの「楽園建造計画」も大好きで全巻持ってます)このシェアハウス「限界ハウス」にやってくる人は辛い目に遭って心に傷を持つ人ばかりなのです。冒頭の主人公エピソードから暗くて重い。でもあとがきでこれはコメディータッチな方です(当社比)みたいに書いてあってびっくり。確かにシリアスで暗い作品が多いですが、文章もストーリー構成もお上…

1

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

本を読みながらにして映画を見ているよう

文句なしの神作です。生きるって何か、家族って?愛って?とたくさんのことをこの本は投げ掛けてくれます。

レビューが既にたくさんついているので私は既読者向けにこの思いをまき散らしたい!

月彦さんは心が凪いで全幅の信頼を置ける相手だったけど、康は春希にとってまさに太陽だったんですね。日向に連れ出してくれる人。(ここら辺ツリーハウスの描写からもよく分かります)

月彦を失って自分の殻に閉…

7

ここは限界ハウス 小説

高遠琉加  三尾じゅん太 

底辺の人々の幸せな話

ブラックな会社で精神をすり減らして働いていた羽瀬に、借金の督促状が届く。親友だと思っていた桐谷に騙され保証人になっていたためだったが、羽瀬は親友の裏切りにショックを受け、気付くと電車に飛び込もうとしていた。
神薙に助けられ、彼がやっているシェアハウスに連れていかれ。。。

羽瀬のお人好し過ぎさに疑問を持ちました。なぜ借金を肩代わりさせられて、なお騙されたことばかりに落ち込むのかとか。でも、彼…

1

狼と狐の夜 小説

高遠琉加  ヨネダコウ 

萌えより情

ゴリゴリのヤクザものだと思い込んでいたせいで、読後感はハードボイルドならぬ半熟玉子かなぁ…
まず、主人公の2人がヤクザではない。
ヤクザ絡みの事件、というか奇妙な依頼に巻き込まれて命の危険まであるわけだけど、攻めの桐島がなんとも情深い男で。
別に正義漢というわけじゃない。それでも弱った人を放っておけない、一度関わったら決して見捨てない、苦しみを一緒に背負ってくれる、そんな事を自然にする男。

0

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

閉塞感な壁の中で生きる若者達

瑛琳学院大学付属高等学校。
そこは、東京の山奥ある高い城壁に囲まれた全寮制の名門男子校。
陸の孤島とも呼ばれている学生寮が舞台です。

視点は9.5割攻め視点。
ほんの少しだけ受け視点も入ります。
しょっちゅう女の子と遊んでいるような、政治家の息子で遊び人の攻め・香司が主人公。
ある日の夜、合コンで引っ掛けた他校の女の子を寮内にひっそりとある屋根裏部屋に連れ込むと、そこには先客が居て…

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溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

名家の大人しいお坊ちゃん、恋心に揺れて溺れる

2008年発表の、高遠琉加先生による時代物BL。

時は関東大震災後の大正〜昭和初期あたり。
主人公は上流階級のお坊ちゃま。銀行頭取の三男・成實祥彦(なるみ よしひこ)。
倫敦への50日間の豪華客船での船旅を舞台に、忘れられない学生時代の恋と、名家に生まれ「個」の自由のない自らの境遇、そして首飾りの盗難事件というちょっとしたサスペンスも盛り込まれています。

この成實は大人しいお坊ちゃ…

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