砂原糖子さんのレビュー一覧

スリープ 小説

砂原糖子  高井戸あけみ 

まさに割れ鍋に綴じ蓋

視点は攻めと受けの両視点です。
内容はかなりディープで、好き嫌いが分かれてしまいそうですが、わたしは良い作品だったなあと思いました。


受けの馨は、性別もあいまいに見える魔性系容姿の高校生。
感情の揺れはばが小さく落ち着いた性格ではあるが、顔立ちに反して毒舌。

攻めの崇は馨と同じマンションに暮らす、クラスメイト。
チャラチャラして見える外見同様に女関係にもルーズだが、つねに馨の…

3

セブンティーン・ドロップス 小説

砂原糖子  佐倉ハイジ 

ふたりとも良い子なんですけどね


自分が大人になってしまった分、高校生ものはピュアで大好きなんですが、こちらはあまりピンときませんでした。
攻めも受けも、大人ぶったりしていても、どこか可愛らしい高校生なんですけどね。


受けの広久は父子家庭で、携帯電話の一つも欲しいと言い出せない家族思いの少年です。

攻めの侑は母子家庭で、女性に囲まれて育ったせいか扱い方がうまく、しかも見目も良いのでモテ男子。


小学生…

2

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ド淫乱王子の初恋

わたしの所持しているBL本の中で、かなりの冊数をしめているのが砂原作品です。
この作品は『アラブー!』なわけで、まったく興味がないものですから、今頃になってやっと読みました。
しかーし、アラブ色は薄くコミカルなので面白かったです。
視点は受けと攻め、両方となります。


攻めの綾高は、24歳の今、アダルト中心のDVDレンタルショップの雇われ店長。
職業のわりには真面目な常識人で、諸事…

2

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

太陽に憧れて必死に手をのばす兄弟

『センチメンタル・セクスアリス』のスピンオフ作品ですが、わたしはこちらの作品の方が好きです。
視点が受け攻め、両方で読めるのも楽しめました。


受けの千夏史は大学二年生。
兄の由多夏は、22歳という若さで病気で亡くなっています。

攻めの明はもうすぐ30になる、人気フォトグラファー。
バイでハンサム、ちょっと皮肉屋な彼は由多夏の元恋人。


今回のテーマは『子供』のようです…

3

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

自分だったら・・・と考えてしまう

ある日突然人の心の声が聞こえてしまう、、その事に戸惑い傷つきながらも
なんとか折り合いをつけて生きてきた余村。力を疎ましく思っていながらも
状況が変わると、その力に依存していた自分を見てしまい、また葛藤する。
ファンタジックな設定でありながらも、心のうつろい、危うさ、
脆さを変に暗くなることなく
きちんと向き合って、丁寧に書かれているお話だと思いました。
求め合う二人はエロいというより…

6

ラブストーリーで会いましょう 下 小説

砂原糖子  陵クミコ 

隣のアパート効果


下巻の何が良かったって、『隣のアパートのホモ』こと八川のSSが収録されていたことです。
そこなの?と思われるかもしれませんが、若干上下巻で出すにはストーリーが薄いかなあと感じ、途中で飽き始めてしまったからでした。
このSSが入っていたために、中立ではなく萌にいたしました。

上巻と同様に、攻めは担当編集者の上芝。
受けは恋愛小説家の庭中です。

上巻では良いところで終わっておりま…

1

ラブストーリーで会いましょう 上 小説

砂原糖子  陵クミコ 

とことん変な人

『ラブストーリーまであとどのくらい?』のスピンオフ元なんですが、わたしはスピンオフの方を先に読み、興味が出たので購入してみたという経緯でした。
個人的にスピンオフの攻めである滝村が好きなので、そちらの方が楽しめたんですけどね。


攻めは編集者の上芝。
彼はザ・ネイチャー!という男ですが、新たに恋愛小説家の担当となることに。

受けの庭中は、大人気の恋愛小説家。
しかし、本人は恋愛…

1

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

俺様が苦手な方にはオススメできないかな

砂原さんの作品は短期間にかなりの冊数読んでいるのですが、こちらは人気作ですよね。
ただ、個人的には攻めが俺様なため、評価は低めにしてしまいました。


受けの多和田はホテルマンでゲイ。
ただ、ゲイであることを吹っ切ることが出来ず、恋愛経験のないまま29歳まできてしまいました。

攻めの新山は遊び人の脚本家。
多和田の親友である石野の従兄弟で、ノンケです。


多和田は石野から…

3

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

表紙のウサギの載ったドーナツに萌え♪

砂原さんで、ドーナツで、この可愛い表紙!
どんなコラボだ?と思うくらいイメージがピッタリです。
そして主人公が手にしているドーナツがものすごく可愛い♪
(ドーナツに小さなウサギが載っているんですよ!)

出会いから二人が惹かれ合うまでは割愛し、
自分的に、大好きな部分を書きたいと思います。

高校生、凜生(攻め)の裏表のないストレートさが良かったです。
好きな人に会えるまでの時間…

5

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

SWEETで、きゅん!!

砂原糖子さんって、
いつお見かけしても甘そうなお名前だなぁって
実は思っていたのですが、
今回のお話はドーナツが絡んでいたので
尚更文庫から美味しそうなにおいが漂ってきそうでしたw
(甘いにおいが仕掛けられているとかじゃありませんがw)

仕事に忙殺されそうなドーナツ屋・雇われ店長と、
そこへ普段なら採用しないであろうタイプの高校生・凛生を
うっかり雇ってしまった事によって進むス…

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