雀影さんのレビュー一覧

ジェラシー 2 コミック

スカーレット・ベリ子 

浅生田!

第1巻の櫓木と対になっている明虎のカバーイラストが渋い金でかっこよすぎ。
なに、この極限まで目立たなくさせたタイトル文字!
この絵ありきの、この潔さ!
お話は、まだまだ序盤で、この二人の関係、これからがもっと面白そう。
そして、辰之そっくりな麻巳姐さんのカッコいいことよ!
ヤクザの女房らしい肝の座り具合と、それでも時折みせる弱音とか。
明虎にしても、櫓木にしても、麻巳にしても、こんな風…

4

あおに鳴く 初回限定版 コミック

 

続きます

やっぱり巻数表示は付けて欲しかった。
コミックは本になってから読む派で、雑誌は読まないので連載途中の作品だとは知らずに購入。

菊は何故ここに現れたのか、謎は謎でいいし、
この二人の日常がゆっくり描かれるのも、それはそれで趣きあっていいし、
絵もお話の雰囲気に似合っているし、
でも、読んでいるうちに、いくら何でもこの進み具合でどう結末付けるのか心配になってきたら、
結局ここで終わりで…

5

キラキラ彼氏とボクトツ彼氏 コミック

海行リリ 

夢の国のアイドルちゃん

王道と言うか、定番のキラキラアイドル物です。
グループの中でもセンターになったことのない地味キャラの子が、他業界の大人と仕事で付き合ううちに好きになって、相手からも愛されて、徐々に自分に自信をつけていくお話。
そこはBLドリームの世界なので、年下のアイドル食っちゃあかんやんとか、こんなピュアピュアで芸能人とかホンマにやっていけるんかいとかのツッコミは無しの方向で、夢に向かってまっすぐ進んでいく…

0

VIVA LA VIDA!! コミック

ソライモネ 

伴ちゃんは、やめておけ

元あびるあびい、現ソライモネさんの新刊が出たので、あびるあびい名義時代の未レビュー作品を引っ張り出してきた。
買った頃にレビューしてなかったのって、この作品のメインキャラの、ジョージのように暑苦しくアホっぽくしているけど実は…なキャラがちょっと苦手なのと、瑛人が味わうような巻き込まれ方の騒動がかなり苦手で、、、
この、基本おしゃれな絵の中で挟まれる、ドタバタしたギャグ絵のテンポの良さとかは楽し…

0

泡沫の鱗 コミック

ソライモネ 

この声を、あなたに

声をなくしたシンガーソングライターが、ある出会いから、歌を取り戻すお話。

メジャーデビューまでもう少しだったのに、喉の手術で歌えなくなってしまった主人公の鉄太は、他の歌い手への曲の提供は拒みながらも、それでも音楽とは離れきれずに、中途半端なバイト生活を続けています。そんなある日、堤防でギターを弾いている時、海辺のレストランの息子・凪と知り合います。
鉄太が、凪との出会いをきっかけに、自分の…

6

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

天使の絶対正義

愛の前に、神の正義は本当に正しいのかを問いかけるお話。
落ちこぼれ天使のルイが、かつて兄のように慕った優秀な先輩天使マルコとユーゴ。
マルコは堕天して黒髪の姿で人間界に生き、ユーゴは天使として邪悪な愛を排除する仕事に邁進している。
ルイは、邪悪な存在を排除するよう人間界に派遣された時、マルコと再会し…。
邪悪なもの(人外)と人間の交わりとか、ルカ、マルコ、ユーゴの関係性とか、萌要素満載なお…

1

青春エンドロール113 コミック

波真田かもめ 

二人は、このまま団地で一生暮らすのかな

幼馴染物です。
小さい時からずっと一緒に過ごしすぎたので、相手に対しての自分の気持ちに気づいていないお人好しな大学生と、最初からずっと好きでいた働き者の幼馴染。
そんな二人が、子どもの興味本位の触りっこから、なし崩し的にセックスするようになって、そして、ほんとの恋人になるまでを描いたお話。
この二人って、二人一緒にいるのが家族から見ても当然すぎちゃって、特にカミングアウトとかもなくそのうち平…

5

NIGHTS BEFORE NIGHT コミック

ナツメカズキ 

読み応えたっぷり

夏のヤクザ祭り!
こう暑いと、モノトーンの殺伐としたお話が読みたくなるよね!
普通のコミックスの2冊分はありそうなボリューミーな本。
一応スピンオフ作品ですが、前作未読でも大丈夫。

元やくざで今はデリヘル店長の主人公が、今は亡き思い人の腹違いの弟を預かることになって、囚われ続けていた過去にようやくけりをつけるお話。
ヤクザ物に対するBLロマンがたっぷり詰まっています。
そして、やっ…

8

花と月 コミック

峰島なわこ 

裏家業から足を洗うには

表紙買いしてそのまま積んでいたのを、あまりの暑さに(2018.7.23日本の観測史上、最高気温更新された日)なんか寒そうな表紙に惹かれて発掘。
表題作のヤクザ物も、同時収録の「花と雷音」も、愛と執着の物語で、程よい薄暗さとひんやり感があって、前半は涼めました。
後半の「花と月」は、出所してきた菅原を迎えたのは、帰りをずっと待ち続けていた神崎と、菅原の一度もあったことのない娘で…という、ハートウ…

1
非BL作品

オメガ・メガエラ 1 コミック

丸木戸マキ 

昼メロって死語かな

丸木戸さんの新刊だけどBLで引っかかってこなかったので見落としていたのを、ちるちるさんのニュースで取り上げられて、興味を持ったので購入。
非BLと謳ったオメガバース作品ですが、個人的には十分BL文脈で堪能しました。
っていうか、何でもありのオメガバなんだから、ことさら非BLって言わなくても構わないんじゃないかと感じるくらいだけど、出版元や作者さんの意向もあることだし、このドロドロ展開の雰囲気は…

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