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6/138(合計:1371件)
七ノ日
葡萄瓜
表題作をBLの枠に入れるかどうかの判断に迷う方が きっとお出でだろうと拝察しますが、評者はアリだと 判断します。 BL枠の中で読み解いていく方が腑に落ち易いかと。 表題作は柔らかい口当たりの物語ですが、決して甘くは ありません。それなりの塩加減が効いた上で淡く上品な だしの感じになっていると判断しました。 そう言う下地があるので、殊更の香辛料が効いていなくても 満足できる味わい…
小林こたろ
評者がこの本を手に取ったのは、実は萌え目的では ありませんでした。 一時話題となった名古屋大須の某からあげ店を連想して 「もしかして…」と思いまず読んでみようかと。 結果、良い方向に裏切られて味わっております。 いや、実を言うと2ヵ所ほどかぶってるかなと 思える所があるんですけどね…。 だから九州方面と思しき方言になってるんでしょうか。 名古屋弁ならある意味完璧なのに。 まあ…
下條水月
あくまで私見ですが、BL作品に出てくる神様は 概ね人間よりも人間くさい様な気がします。 考えてみれば人間は社会にもまれている内に 色々学習して抑揚を覚えたり致しますが神様には そう言う学習手段がない。最初から完成形として 世間に放り出されている。 だから失敗を知らないでドジっ子化したりする。 そう言う神様とこれまた少し天然な人間との 恋模様です。 初版帯の文句はネタバレに直結しま…
淡路水 駒城ミチヲ
一口に言えばあとがき通りに甘いお話でした。 甘さの種類を当社比で言えば月餅レベルではなく 米こうじ100%の甘酒レベルと言う感じかなと。 悪い感じの後味が残る甘さではないと感じます。 そう言う部分も含めて勘案しますと、この物語は ヨーロッパの童話が好きな方の口には恐らく合い難い かなと。イギリスのマザーグースが好きな方の口にも 多分合い難いでしょう。 では日本の民話が好きな方の口に…
たなと
この作品のこの巻もある意味では前巻以上に 好き嫌いが分かれてしまうかと愚考します。 正直評者もどう判断するか迷っていました。 この書影では外された状態ですが、帯の惹句を どう判断するかで作品の印象ががらりと 変わってしまいますからね。 表も裏もそう言う意味では罪作りな惹句です。 この巻を一言で言ってしまえば割れ鍋に綴じ蓋。 一方的な関係で進む様に見えたのが実はそうでも なかっ…
友江ふみ
BLは基本的にロマンスである、と言うのが評者の信条です。 ロマンスと言う範疇であればどの様な調理法もありだろうし、 むしろそれ程幅があった方が実りも豊かになる、と考えて おります。 故に、その展開を支える土台にはそれなりにしっかりして 欲しいと願ってしまう訳です。 そう言う願望の詰まったレビュータイトルです。 この物語の時代設定が昭和だったら、評者は容赦無く ちゃぶ台をひっくり返し…
本間アキラ
物語としては程好い加減で糸がもつれて参りました。 ある意味舞台裏みたいな進行はどうでも良いから 先に進めと言う方もいらっしゃるでしょうが、 この物語自体表よりも裏の進行の方に重心が置かれて いる様なものでしょうから、乗り掛かった舟と諦めて 付き合うか一時下船して潮の流れともども見守るか、 と言う感じで対峙した方が良いのでは、と。 で、ネタバレにならない程度でこの作品の此処までに …
オオヒラヨウ
単行本化にあたりカタカナで開かれたタイトルに なったとの事ですが、その機縁が物語の旨味を 更に深めた様な気が致します。 普段の評者ならSMと言う設定に関しては余り食指を 動かさず、割に薄眼で読みつつ外堀から何とか埋めて お茶を濁しているのですが、この作品はしっかりと 味わう事が出来ました。 それは何故かと言いますと、作品のタイトル通りの関係も また成立していたからです。どう言う…
拓平
甘い一皿と言うのは他の味の一皿と比較すると バランスがとても重要視されるのではないか、 と言うのが評者の見解です。 甘さに加えて何か一味がないと全体が活きて こないでだらけてしまう。 折角の甘味が印象に残らないと言う訳です。 紙幅の関係もあるのでしょうが、正直勿体無い 一冊です。 素材も構成も多分申し分ない筈なのに何処かが ずれて何かが足りない。だから何となく 収まりが悪く…
茶古ねぢを
良い意味で屁理屈抜きの肉弾戦が展開されている 一冊です。だからこそ好き嫌いもかなり分かれる でしょうが、そこはそれ、萌え萎えは銘々勝手と 言う事で。 評者はかなりさっくりと愉しませて戴きました。 肉弾戦も派生の心情も濃すぎるのは一寸…と言う方に、 とりあえずはとお勧めしてみたら程好いのでは ないかと思われる一冊です。 心情描写は皆無と言う訳ではなく、肉弾戦からの 派生らしいあれこ…