むつこさんのレビュー一覧

明日の恋人 小説

榊花月  あとり硅子 

義兄弟モノがお好きな方にオススメ

六年間、義理の弟から、愛のない肉体関係を強要されている兄が主人公です。
無感動というか天然というかエキセントリックな性格の主人公で、現状をなんとかしようという気力もなく、なんとなく流されている。
そんな主人公の前に、かつて主人公にキスしたことのある同級生が現れ、主人公にアプローチしはじめます。
強要されていたといえども一定のおだやかを維持していた二人の関係に、波風がたち始めます。
当て馬役となった…

3

海に還ろう 小説

剛しいら  金ひかる 

四歳で僕は恋に落ち、きっと死ぬまでただ一人の男を、愛し続ける

幼馴染みモノです。めちゃくちゃいいお話でした。
剛しいらさんも作風が幅広いですねー。

海の町で育った幼馴染み二人が、一緒に過ごすうちに、自然と心通わせるようになります。
でも、受けのほうは、「このままじゃいけない」と、自ら彼のもとを離れようと決意し、東京の大学へと進学する。
冒頭、祭りのために帰省してきた受けと、彼を故郷で待ち続ける攻めの、再会のシーンから始まります。
話は過去にさかのぼったり現…

2

脱・プリンス宣言! 小説

鹿住槇  今本次音 

カワイイお話でした

表題作他二編、いかにも鹿住槇さんらしい、明るくて可愛くてキュンとなる、読みやすいお話でした。
なんだかんだいってスゴイなァと思います。
著作数はめちゃくちゃ多いけど、今まで読んだどれもが、ちゃんと一定レベルの作品だ。

誰からも憧れられてる学校のアイドル王子様攻めと、庶民な受けの話です。
ふとしたきっかけで、王子様の裏の顔を知ってしまった主人公。
口止めのために、王子様は主人公との交際宣言をする。…

0

牛泥棒 小説

木原音瀬  依田沙江美 

タイトルに騙されないでください

このBLらしからぬタイトル、アリなんでしょうか。
アリなんです!(なぜなら木原音瀬さんだから)
このタイトル、確かに間違ってないんだけど、木原作品じゃなかったら手に取りたくなかったかもw

時代もので、ファンタジーです。万人にオススメできる、全体的にまろみを感じる優しいお話。
木原さん特有の痛いストーリー展開はないし(大火傷したりしますが、木原作品の場合、この程度じゃ痛いとは言えないのだ)、性格の…

4

子どもの時間  小説

榊花月  西河樹菜 

センチメンタルジャーニー

いやー、なかなかいいお話でした。
主人公の受けの積極的な性格が好きで、気持ちよく読み進めることができました。
読後感が最高でした。

母親が死に、天涯孤独になった高校生が受けで、主人公です。
遺産がガッポリ入ったせいで、アヤシイ大人たちが彼の周りをうろつくようになり、ウンザリしている。でも、賢い主人公は、そんな大人に騙されることはありません。
そんなときに訪ねてきたのが、母親の元カレを名乗る男。

0

ロマンス作家は騙される 作家・羽根くんシリーズ 小説

榎田尤利  金ひかる 

うーん

『ハードボイルドに触れるな』の続編です。
面白かったんです。
榎田尤利さんの幅の広さを感じた作品で、とても面白かったんですが、前巻に引き続き、主人公の性格が残念でした。
別に3Pとか三人でゴールインとかがキライなわけじゃないし。
二人のイケメン攻めを翻弄する受けなら、女王様系あるいは天然系がいいんじゃないかなァと。
グズグズと迷ってるだけで、周りが勝手にお膳立てしてくれるっていうのは、ズルイ!と思…

1

目を閉じないで コミック

西田ヒガシ 

オヤジ万歳

短編集です。
西田東さんのリーマンもの。最高です。
ちゃんと『オヤジ』を描いてくれるのが嬉しい。BL界にによくある、「これ、別に年齢設定を若くしても変わんないんじゃ?」と思ってしまうような年齢設定がオヤジなだけのオヤジモドキではないのだ。

表題作がやっぱり一番面白かった。
ゲイの部下(受け)とノンケでヤモメな上司(攻め)。
ノンケな上司に惚れてしまうという失態?を犯したゲイの部下は、上司にゲイだ…

1

黒い竜は二度誓う 小説

英田サキ  中村明日美子 

英田サキさんの描くファンタジー

英田サキファンのむつこです。
ただ、剣と魔法のファンタジーが苦手なもんで、手に入れてからかなり長い間寝かせてた本です。
剣と魔法の世界へと突入していくのは、気合いが必要なのだ。
恐る恐る読みはじめたんですが、意外にもごくごくフツーに面白く、最後までイッキに読めました。
ファンタジー作品をたくさん知らない私には、ファンタジーとしてのデキは評価できませんが、王道でストレートな、ザ・ファンタジーって感じ…

1

奥さまは18歳! 小説

ひちわゆか  南月ゆう 

ハードル下げて読んだからかなァ

ひちわゆかファンのむつこです。
ひちわゆか作品のオススメは『六本木心中』や『13階のハーフボイルド』で、狂おしいほど萌えたんですが、この作品はこれらのオススメ作品とはまったく傾向の違う作品です。
狂おしいほどの萌えはないです。

あちこちで評判が良くなかったので、まったく期待せずに手に取りました。
そうやってハードルを下げて読んだのが良かったのか、フツーに面白かったです。
男同士の結婚もごくごく当…

2

ハードボイルドに触れるな 小説

榎田尤利  金ひかる 

キレイな三角関係でした

さすが榎田尤利さんでした。
文章うまいしテンポはいいし、最後まで楽しく読ませてもらいました。

完全な三角関係のお話で、主人公は二人の男から求愛されてモテモテ。
どちらも好きでどちらも選べないという状況になります。
ただ、主人公の性格が好きじゃなかったのが残念だったかなァ。
キレイな三角関係作品で好きだったのは、水原とほるさんの『青の疑惑』っていう作品ですが、これは主人公の性格が好きだったんだよね…

1
PAGE TOP