雀影さんのレビュー一覧

犬とつばめ (通常版) コミック

雨隠ギド 

装幀が素敵

カバーなしで、本体表紙の紙が絶妙なグリーンにツバメの箔押し。
黒文字で入ったタイトルのロゴといい大きさといい、装幀が素晴らしい。
特に、背のタイトル文字の間に箔押しのツバメがきっちり一つづつ入っているところとか、感動もの!
この装幀で評価++!

中の絵も素敵。
正直言って、前に読んだ「恋まで~」は今イチぴんと来なくてレビューも書きそびれていたけど、こんなに絵がお上手だったとは!

2

あめの帰るところ CD

これで泣け

原作既読です。
このCD,シナリオがすごくいいです。
原作の中から、切ないエッセンスを抽出して、純化してあります。
原作を読んで結末を知っていると、冒頭の千歳の携帯留守電メッセージからもう涙。
千歳役の梶さんがまた、可愛くていいの。
日野さんの能登先生も、すごくイメージ通り。
CDはストーリーを純化しているので、全編ほぼこの主役二人だけの世界。
演じている方も、聞いている方も、どっぷ…

4

meet,again. 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

失われた物を求めて

失われた物があまりにも大きすぎて、歪になってしまった人たちが、
失われたことを受け入れて、
ずっとそこにあった物と、あらためてであうお話。

砂時計が象徴する、完全なる対象、流れる時。

一穂さんの作品は、テーマとモチーフの結び付け方にいつも感心します。
この作品は、特に。

BLとして、エロい萌えどころは希薄です。
でも、このお話は、BLじゃないと成立しそうもない。
「萌」…

4
非BL作品

昭和元禄落語心中(2) コミック

雲田はるこ 

八雲・助六編

第1巻で前座として高座に上がれるようになった与太郎、落語を知るにつけ、自分の目指す、自分の落語は何かを考えるようになります。
そして、助六の落語に入れ込むあまり、八雲師匠の大事な独演会でとんでもないへまをやらかし、、
与太郎編は冒頭のこの1編、後は八雲が語る自分と助六の入門時からの話。
子ども時代の八雲・坊と、助六の信さん。
前座になってからの、菊比古、初太郎。
菊比古自身もまだ気付いて…

0

なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど 小説

松雪奈々  高城たくみ 

オヤジな妖精

妖精が出てくるようなファンタジー設定、実は好物です。

私、読書歴でいうとBL歴よりFT歴の方がずっと長かったりするので、馴染みがあると言ったら、断然、アラブの傲慢な王様よりけったいな妖精だったりします。
なので、このオヤジな妖精、とってもブラボー!!
あやかし足るもの、こうこなくっちゃ!
妖精に取り憑かれて、男と性交して中出しされろ、でないと死ぬぞ!って強要されるってお話なのですが、こ…

1

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

よいSM,わるいSM

この本、非常に良いSMのお話でした。
「良いSMとは何か?」
あくまでも性嗜好が変態と、暴力との違いが、とてもわかりやすく描かれています。

お話の大筋は、ウブで小心などーてー君が、大学の教授に一目惚れしてしまい、初めての恋に右往左往。
教授の方も、恋心全開ダダ漏れで一生懸命勉強してくる20歳も年下の学生を、かわいいと思ってまんざらでもないけど、恋愛対象にするわけにはいかなくて…、という…

2
二次創作

バニーさんの憂鬱2/既成事実 コミック

宮本佳野 

ビバ!リバ!

タイバニ・宮本佳野バージョン、18禁本。

みんなに愛されている虎徹おじさん。
自分の感情に気がついたバーナビーの目から見ると、誰もが虎徹を狙っているみたい。
虎徹自身はそんな性的な目で見られているとは全く気付いていないので、誰にでも無防備に親しい。
焦りを感じたバーナビーは、虎徹に一服盛って既成事実を作ってしまえば自分だけの物になると思って・・・。

薬を盛ってでも虎徹を抱きたいっ…

0

春に孵る コミック

国枝彩香 

こういう芸風

国枝さんの麗人のコミックはいつもバラエティに富んだ作品が詰まっていて楽しいのですが、この本は中でも特に、ダークで耽美な作品の含有量っていうか、ページ数が多い。
それ故に、ずっしりと読み応えがあります。

この、春らしい淡い色彩のきれいなカバー絵の人物たちが、いったいどんな物を背負っているのか?
それは、読んでみてのお楽しみ。

ストーーリーの精緻さと、しっかり書き込まれた絵の美しさは、…

3

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

親友が恋人になる時

結局の所、これが私の一番好きなパターンなんだと、改めて納得するようなお話。
これこそ、私の好きな杉原さん。

親友だとしか思っていなかった相手に、ふと、告白されて、逃げられて、再会して、
ずっとわだかまっていた思いが、何であるかに徐々に気付いて、
自覚したら、今度こそは逃がさずにちゃんとつかまえる。

片思いだと諦めていた物が、実は両想いで、たまたま恋愛感情に気付くタイミングが合わず…

3

裸の王様 コミック

青樹緫 

もう、これ、好きだとしか言いようがないんですけど!

ほんとに、文句なく好きなんですよ!青樹さん!

先ずこのかわいいお顔に、ほっそりしているのに適度に男性的で均整のとれたからだ。
絵柄の好みでは、もう、これがどんぴしゃり!なんです。
そこへもってきて、このギャグのセンス!
このツッコミ所のはずし方!

表題作の攻め様は、かっこいいのに裸族!
平然と普通に爽やかなのに、裸エプロン!
攻め様のやっていることはどう見ても変なのに、ツッコ…

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