雀影さんのレビュー一覧

愛の一筆書き 小説

名倉和希  金ひかる 

すべては愛

家事能力は全くないけど、書に関しては天才な、その名も「愛の書道家」笹尾高秋が、
小池佳史を小5の時に見初めて以来、一途な愛を貫いて、一緒に暮らせるようになってからは、絶倫パワーで貫きまくるお話。(これの前にレビューが蔓沢さんの「くさかんむり~」だから、愛しすぎて絶倫の波が来ているのかしらん)

お話は、ヘタレ絶倫の攻め、高秋視点で進むので、全体にふわふあとテンション高く、糖度も高め。
こん…

0

くさかんむりに化けると書いて コミック

蔓沢つた子 

初コミックスとは思えない

オリジナルは初コミックスだそうですが、
絵といいストーリー展開といい、初オリジナルとは思えないような練度で、
表題作の「くさかんむり~」のほうは、いつ、ド地雷キャラになってもおかしくないような、この、強引マイペースな卓君が、かわいい?とか思っちゃうし、
同録の「新妻くん~」の新夫君も、いつ、ド地雷キャラになってもおかしくない、強引マイペースな鬼畜Sなのに、新妻さんの方が、更に斜め上を行く変な…

1

遊び猫のらりくらり コミック

元ハルヒラ 

時代設定は?

まあ、どこでもないオリジナルな時空設定のファンタジーだと思って、細かいことは気にせずにいれば構わないんだけど、、、

でも、読んでいる最中に、無意識下に訴えてくる些細な違和感って、割とダメージあるのよね。
倉岳があまりにも鈍すぎ、とか、お話の設定そのものが、好みに合う合わない以前の所で、背景だの、持ち物だのの、細かい所が気になるの。
普段着が着物だったり、看板が右から書いてあったりするのに…

3

月光坂の花屋敷 春 コミック

木下けい子 

さすがに、、、

じれじれは好物だけど、
木下先生は好きだけど、
これは、さすがに、
いくらなんでも、
お話、進まなすぎだろうと思うよ。

じれじれもさぁ、高校生とかさぁ、子どもがするからかわいげがあるんで、
30過ぎた、自分のことジジイだと思っているようないい大人がさぁ、
こんな子供じみたことしていてさぁ、
それ、親としてどうよ、
つか、人としてどうよ、

小鳥遊の方は、もう、これは惚れち…

6

ウサギの国のキュウリ 小説

松雪奈々  コウキ。 

カラスと亀がなぜ敵?

ウサギ王国シリーズ、前回の式神・ナス編に続いて登場は、式神・キュウリ編。
今回のキュウリ君は、人間界から降臨じゃなくって、海から漂着した有翼族。
亀族との戦いに敗れ、捕らわれて航海中に難破し、ウサギの島に流れ着きます。
今回は異世界ではなく、海の向こうの別の島の種族のようですが、異文化故のすれ違いでお話は進みます。
このシリーズの最大の特徴は、貞操観念が薄い絶倫ウサギ族なのに、異世界から来…

1

ウサギの国のナス 小説

松雪奈々  神田猫 

後光です

トンデモ設定のウサギの国第2弾。
今回迷い込んだのは美容師の卵、二十歳、童貞の那須君。
きれいにカラーの入った長めのウェーブヘアが、ウサギ族の皆さんには後光を背負った神様に見えるようで、、、

兎神の式神がナスとキュウリ!
ナスとキュウリって、あの、お盆のアレか?
それとも、形か?

このシリーズ、設定ありきのトンデモギャグ風味ではあるけれど、主人公である受け君が、ひたすら一途に愛…

2

マリアボーイ コミック

木村ヒデサト 

高校生は迷う

表紙の絵が気にはなっていたんだけど、なんとなく後回しにしていたこの本。
ようやく読んでみて、で、改めて他の方のレビューも読んでみての、感想として、
私は前半の「好きだよ、秘密だよ」の方が好き。
この、ぐちゃぐちゃにとっちらかっちゃったような、がむしゃらな感じが、
初々しい、高校生の初恋って感じで、いいなぁって思った。
確かに、この前半の作品だけだと、ヨシキさんの背景が謎すぎて、お話の焦点…

1

ファンブックとアンソロジーを手にしてくれてありがとう本(表題作 生徒会長と里帰り) 特典

見えないからこその

描いて修正よりは、修正しなくて済むように描くパターンで描かれている、知賀と国斉の、にわか雨で濡れシャツからの着衣シャワーエチ。
モノクロ作品のはずなのに、濡れたシャツ越しの乳首がうっすら色づいて見える門地マジック。
その後に続くシーンも、半脱ぎだったり手の位置やアングルで、見えそうで見えないからこそエロい。
そして、不器用ながらも一生懸命な国斉さんが、めっちゃエロかわいい。
もう1編の、キ…

2

御伽 コミック

琥狗ハヤテ 

琥狗流・御伽草子

琥狗先生独特のコスチュームで展開される御伽話。

琥狗先生の描かれるコスチュームや肉体のゴージャスさは、むかし話や民話というより、やはりタイトル通りの漢字の「御伽」の「おとぎばなし」がふさわしい。

5つのお話の内容は、もう皆さんが先に書かれているので、

おうどん屋さんの、もふもふ狐ちゃんもかわいいけど、
なんといっても、最後の龍神様のお話の、モブ顔くんがかわいかった。
モブ顔だ…

1

神さまには誓わない 小説

英田サキ  円陣闇丸 

飛び道具、バンッ!

前作が執着の輪廻転生ファンタジーだったので、そのスピンオフのこの本も、ちょっと恐る恐るだったのですが、杞憂でした。
前作のおじゃま虫、人間なんて退屈しのぎに過ぎないっていっていたアシュトレトが、アモン達の生活に影響されたのか、ある事故の時、とっさに人間の身体に入って、そして真実の愛を知る物語。
子どもにペットに死にネタと、大天使ミカエルまで登場して、ちょっと強引な感じもあるけど、これでもかって…

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