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青山十三
雀影
ラブ要素たっぷり。 あからさまなエロはほとんどないのに、色っぽい。 「みつきにいちど」をキーワードにした短編集。 それぞれのエピソード毎の関連はありません。 設定はバラバラ、でも、ちゃんと、連作オムニバスとして本全体の雰囲気はまとまっていて、ギャグっぽい物から、ほのぼの、切ない、しんみりまで。 1冊読み終えた時に、ほぉっと、 しみじみ幸せな気分になりました。 この、あっさ…
栗城偲 ミナヅキアキラ
人と妖の時代物ファンタジー。 もともとBLってジャンル自体が須くファンタジーだったりしますが、 更にその上に、 人と鵺という性別の他に種をも超えた関係で、 時代も何時とは知れない昔話の世界でと、 ファンタジーの上にファンタジーを重ねて、 そこに表れたのは無垢な恋でした。 物語ってたいていの場合、子供と動物には勝てないものですが、 この世にたった一人だけの鵺は、 純粋無垢な…
池玲文
過去の時間で愛し合ってしまった涼と果。 現在に時間に、涼が戻ってきた時には、そこには二人それぞれの時間が流れています。 この、二人の、それぞれに続いている時間。 この時間の差と、実の親子であることの禁忌をいかにして乗り越えるかを、理詰めでまとめきった第2巻。 恋愛的なロマンティックさでは第1巻の方がよりロマンティックですが、虎徹さんヒゲの当て馬キャラの登場もあり、最終的には二人が共に暮…
ネタバレ
まず思ったのが、 初版の2010年だと、まだそれほどボカシ規制がかかってなかったんだなぁ。 内容以前に、まずそこかい!って言われちゃいそうですが、、 この1巻目は、17歳のりょうがタイムスリップして、まだ14歳の、成長後実の父親になる果と恋に落ちるお話。 まだ二人とも子供です。 果にしてみれば、りょうは突然現れたにしろ、年上の格好いいお兄さんで、男同士だという以外には、恋の障…
ビックリしちゃう。 えっ? だって、これが、あの池さん? 池先生いて、もっと、おどろおどろ系で、痛い作風の先入観があったから、ツノのラブリーさにびっくり。 ケモ耳尻尾系の人外キャラは数あれど、この、ツノの角の造形って、実に和テイストで、なかなか斬新。 不思議な形のあの角は、龍の角なのね。 それも、西洋式の火を吹く龍じゃなくて、日本式の水と雷を司る方の龍。 そして、ツノの実パパ…
渡海奈穂 元ハルヒラ
人の性。 逃げることばっかり考えて全然相手のことは考えない身勝手なネガティブな子に片思いされちゃっていた西條。 日々の仕事に追われて、すっかり自分でも忘れていたけれど、実は大の恋愛体質で、 逃げる者ほど追いたくなるのは、もうこれは本能的なモノとしか、、、 この二人、実はけっこう年が近いのですが、立花の恋愛スキルがあまりにも低いので、その恋愛スキルの差が、実際の設定年齢以上の差になっ…
ヤマシタトモコ
それなりに充実しているけど、 やっぱり、コミック作品が半分しかないとなると、「神」にはし辛いよね。 メインの作品はリブレ出版の「泣けるBL」に掲載された『ストロボスイッチ』 次いで祥伝社「on BLUE」に掲載された、商業デビュー前の同人誌再録作品「Devil's thoroughbred」。 ほとんどこの2作品のためのコミックスといって差し支えないけど、それじゃあ幾ら何でも…
市川けい
鉄壁の萌シチュ。 男の子同士だからこそ、もたつく初恋 こういう、じれったいの大好き。 毎朝通学電車で乗り合わせる他校の子 少女マンガの、超古典、鉄壁の出会いシチュ。 これが男女だったら、お互いすんなり「恋」だってときめいて、 そこからちょっとずつ交際が始まって、なんやかんやと発展していくわけだけど、 男の子同士の場合、「あの子が気になる」気持ちが、なかなか簡単には「恋…
クリハラ
なめんなよ。 コドモの恋は、突拍子もなくて、理屈に合わないことばかり。 でも、これは、その時の本気。 たとえ、どんなに痛くて、泣いちゃったとしても、 自分で、自分がよくわからなくても、 それは、きっと、恋だから。 そんな、甘酸っぱ~い、ちょっと切ないコドモの恋を集めた短編集。 ここに登場する、恋するコドモ達は、けして美少年でもイケメンでもないけど、 痛い初恋(精神的にも…
よしながふみ
ホントに、ホントに、ほんの僅かで、 ほとんどお料理本のこのシリーズ。 でも、悔しいことに、 その、ほんのちょっとのストーリー部分に、ガツンと やられちゃうんだ、これが。 毎回のお話のほとんどは、同居生活しているゲイのカップルの片割れが、アレコレやりくりしながら食事の支度をしているだけ。 性的な接触に関しては全く触れていないし、掲載誌も普通の青年誌だしで、作品的にはBLジャンルとは言…