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表題作きのう何食べた? 7

矢吹賢二・美容師
筧史朗・弁護士

あらすじ

簡単レシピで美味しいご飯をいただきます!今巻のメニューは「なすといんげんと豚肉の煮物」「キムチチゲ」「卵とアスパラ入り海老チリ」「うどんすき」「デミグラスソースのオムライス」「鶏のから揚げ」「かぶとベーコンの豆乳スープ」「ミルクティーのシャーベット」などなど……メニュー色々!

作品情報

作品名
きのう何食べた? 7
著者
よしながふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
モーニングKC【非BL】
シリーズ
きのう何食べた?
発売日
ISBN
9784063871586
4

(25)

(10)

萌々

(11)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
100
評価数
25
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数11

色々外せない第7巻

思えば私この巻を一番最初に読んで、「何これ!面白ーい‼︎」となって一気に全巻(+同人誌)集めました。結構重要なイベントの多い巻でした。

表紙のカジュアルな2人の服が可愛い。シロさん意外と赤似合うな。いきなりジルベール達とのクリスマス会から始まります。正月にシロさんがケンジを実家に連れて行くと宣言。「ゲイを理解してほしい訳じゃなく、親が思ってるより俺は今不幸じゃないってわかってほしい」とのセリフにゲイ一同ジーンとした後、ケンジの勝ち誇った顔(笑)

2人の熱々ぶりにあてられジルベール達も退散。正月にはいざ実家へ!緊張感漂い会話も弾まないんだけど、ケンジはお父さんにシロさんのアルバムを見せてもらったり、それなりの交流をして帰宅。

帰り道でケンジが見せた嬉し涙には思わずこっちももらい泣き。シロさんもじわっときてたと思います。その後ひどい通行人がムードぶち壊しましたが2人は世間の冷たい風に負けないと思います。

後の話はスポーツクラブのサウナで、近所の富永さんと遭遇。シロさん、ケンジからの愛されボディ見られちゃった!富永さんノンケだから問題ないけど小日向さんだったらお互いまずいよね、と思いました。

単行本はこれから倍以上も出るので2人のラブライフはずっと続いていくのです。

1

2冊目の神巻!ケンジの涙にもらい泣き(T_T)

4巻に続いて、ギュンとくる巻でした。
どのお話もじんわりギューッと沁みます。
シロさんがケンジを自分の両親に会わせようと決意した理由を語るところ(#49)〜実際に会うまで(#50)のエピソードがすごくすごく良かったのはもちろん、富永さんちのミチルちゃんに子供ができたのをご両親がシロさんに話すエピソード(#51)もじわじわじんわりでした。
7巻まで読むと、1巻で挫折して放ってた頃の私はおバカだったなーと反省してしまいますね。もうこれは絶対最終巻まで追わなきゃ。
ドラマ化ほんとマジありがとうだわ!
読み始めはシロさんちのご両親がちょっと嫌だったんだけど、だんだん好きになってきました。

しかしあれだね、ジルベールワタルは何から何までイラッとくることしか言わない&しない男だな。
・・・と思ってたら「ノルウェイの森」の話をしだしたので、村上春樹っつーのはまじイラッとくる人間製造機だなと思いましたまる(村上春樹ファンすまぬ)

1

ほのぼのだけにはとどまらず、の巻。

1巻からず~~っと、
男ふたりの食生活+その同棲生活+まわりの日常をほのぼのと綴ってきた、こちらの本。

今回は、ふたりで “シロさんのご両親にご挨拶” という大きな節目があって、
ほのぼのだけではとどまらない、じんわりと、でも深く胸にひろがる感動が味わえました。
表紙がいつもと違う感じのカラーなのは、そのせい??
祝福の茶色??と、訳のわからないことを考えたりするくらいには、この本が好きです。

何度も母の誘いを断って、でも今回は色々と考えたうえでの、ふたりでの実家行き。
ゲイのマイノリティゆえの心境と決意が、シロさんの口から語られて、胸を打ちます。
ゲイの同棲生活 ――― 他の人には異質に見えても、彼らにとってはとても自然なこと。
他の人と変わりなく日常を過ごしたり、小さなことで一喜一憂したり、
顔を見ながら一緒にごはんを食べたり……それだけで気持ちが満たされる生活。
そんなふたりを “男同士でも幸せそうでいいね” と、皆が普通に思えるようになるといいのにな。
そんなことを、しみじみと感じた巻でもありました。

レシピは、ワタル君と小日向さんを招いてのクリスマスディナー用もあり。
通常の定番に加えての豪華版☆
(定番のケンジが大好きなクリスマスレシピは2巻に載っています)
ちょうど使えるよ!!という声が聞こえてきそう♪
個人的には、クリスマス定番のにんにくの利いたツナサラダが好きでよく作るので、
またチラリと登場して嬉しかった~

嬉しかったと言えば、本の最後の方の、
「五臓六腑にしみわたるとはこの事だ、うまい…!!」と言ったシロさんの顔を見て、
事後のお顔もこんな感じ?と勝手に想像しちゃって(すみません!!)、ひとり嬉しかったですww

10

共に生きる二人への眼差し

作者よしながふみさんの、ゲイへの
ひいてはマイノリティへの暖かな眼差しを、強く感じる巻でした。
続けて「大奥」の9巻を読んだこともあるのですが
(ちるちるには7巻までは掲載されていますが、8巻からは掲載を辞めたようですね。
まぁ非BLですから致し方ないですけれどー)
よしながふみさんという作家の姿勢の男前ぶりに、改めて惚れ直してしまいます。

一回毎に何か料理のレシピが出てきて、淡々とエピソードが積み重ねられている「何食べ」。
ともすると、サザエさんのようになってしまいがちな作風なのに
7巻を振り返ると、二人はちゃんと年を重ね、人間的に成長し、関係を深めていっています。
決してドラマチックな展開がある訳ではないのだけれど、
ささやかな日常とそして彼らを形作る日々の料理の積み重ねの中に、
時折散りばめられた人生の本質に迫るようなセリフ。
感動も勿論なのですが、作者の力量に舌を巻きます。

この巻では以前の巻で予告されていた、ケンジがシロさんの実家を訪問するという
大きな事件がありました。
シロさんの覚悟とケンジの表情に、思わずジーンときます。

単なる同棲だった二人が、一緒に生きることを確かにしていく7巻までの過程…
ええカッコしいのシロさんが、世間体よりもケンジの気持ちを大切にしようとしていく過程…
読者として今まで彼らを見て来て、一緒に喜びを感じます。

相変わらずジルベールは笑わせてくれるし、お料理も美味しそうだし、
そして、胸を一杯にさせられる感動もある、とても素敵な一冊です。

9

な、涙が

待っていました、新刊!
坦々と、ゲイな2人の日々の生活が描かれる、本作。
まさか、涙するとは・・・。不意打ちされました(笑)

おそらく目玉!?は、
ついに、お正月、シロさんの実家にケンジと行く回です。
ついに両親と会うということで、緊張するケンジには、
ちょこっと笑ったものの、
この回の最後のページのケンジの表情・・・。
よしながさん、ここにありです。
何か説明的な描き方ではないのに、空気を感じることができ、
じんわりと涙してしまいました。

シロさんは。ゲイであることを周囲に
知られることを極端に避けてきたのですが、
自然に受け入れていく様子も、なんとも読んでいて
ほっこりするんです。
なんと、2人でおしゃれカフェに行っちゃったりするんですよ。

あ、シロさんの水泳シーンをみることができますよ!!

8

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