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冥花すゐ
雀影
ネタバレ
不良の情報屋と、優等生の学園の王子様、二人の間で翻弄される真面目な音楽教師の貞木。 三人の恋の行き着く先は…。 表紙イラストからしてお察しの通りの、薄幸系年上受けの三角関係学園ストーリー。 卒業後のおまけもちょっとあるよ!なコミックス。 先生を、正反対のタイプの生徒が奪い合う三角関係の学園物って、古典中の古典の王道設定なだけに、作者さんの個性が際立つといか、「冥花すゐ」っていうペンネー…
これねぇ…。 サラッと一読で、それも、コミックの方しか読んでない状態で読めば、なんだか甘々の、エロ補完ショートストーリーって楽しく読めなくもないんだけど、 内容としては、喬木視点で、喬木がフランスに行く直前の、二人はお互いにちゃんと恋人同士だってはっきり認識しあっていたごく短い時期に行った、横浜デートを思い出す話なんだけど、 小説版のあの結末に行きつくのは必然と十分納得できる喬木…
姉村アネム 森嶋ペコ
コミック版は結構ざっくり力業でハッピーエンドに落ち着きましたが、こちらの小説版はビターエンドという事で。 何だか、とっても懐かしい。 この、細切れに視点を変えて語られていくストーリー。 出会いから、結末までに流れる時間の長さや、展開の救いのなさも。 何というか、個人サイトの連載作品の醍醐味みたいなものが思い出される。 書籍化するにあたっては、かなりざっくりとストーリを整理したらしいで…
上巻の最後の、意味ありげな島崎の捨て台詞の秘密が明かされる下巻。 サラッと描かれちゃっているけど、15かそこらの子供が、子供だからこその無謀さで、随分な事してたのね。 で、コミックだと絵面で何となく誤解しがちだけれど、喬木だってまだ全然ガキで、幹の闇の深刻さをどれだけわかっていたのか、わかっていなかったのか、さしたる覚悟もなく、性欲に振り回されて、愛しているつもりになって。 そんな二人が、ち…
個人サイトで書かれていた小説原作のコミックってことで、絵は今風ですが、お話自体はなんというか、登場キャラの盛りすぎスペックとか、健気過ぎ受けとか、ゲスで優柔不断過ぎ攻めとか、諸々、色々、まあ、00年代のweb小説っぽいです。 評価のばらつきは、こんな風な、昼メロ展開ジェットコースター系薄幸ラブが好みかどうかに懸かっているのかもしれません。 私が0年代のweb小説っぽくて懐かしいって感じる位なの…
愁堂れな 陸裕千景子
お約束通りの玄関開けたら即~展開からの、今回の事件は、 良平は刺されて入院、入院中に吾郎は拉致されて、 良平の傷害事件も吾郎の拉致事件も、あっという間に犯人逮捕で解決、 かと思いきや…。 って、ここで続くの? 積み本から引っ張り出してきて、さすがにこの本の発行から2年たってるし、当然続きはもう出ている、なんなら家に既にある、かと思いきや、どうも続きはまだ出てないっぽい。 こ…
丸木戸マキ
これぞスピンオフの鑑というか、前作があってこその、結局くっつかなかった二人のお話って所がすごく好き。 木島はポルノ大作家・蒲生田の最後を看取ることで、自分の中にあった色々な物、親との確執であったり、小説を書くことであったりを、乗り越えて、受け入れて、踏み出したけど、城戸は大した覚悟もできないまま、木島との関係もその場の勢いだと、なし崩しにして、怖気づいて、結局は「普通」の家庭を手に入れて、逃げた…
高岡ミズミ 金ひかる
訳アリ金髪イケメンと地味な地方公務員くんのお話。 過疎化が進む農村に、海外からの移住者を受け入れようと目論んだ村に移住希望の候補者家族がやってきます。 英語ができるということで担当になった理一ですが、傲慢でわがままなデビッド達に振り回される毎日。 傲慢でわがままな相手に振り回されるっていうのが結構地雷で、この本も前半は読むのがちょっと辛かった。 好きだから意地悪しちゃうとか、甘えてるか…
久間よよよ
下巻の前半は、上巻に続き研究所内での話。 進藤はとしおを引き取る決心をして、自宅に連れ帰ります。 後半は進藤ととしおの二人暮らしの話になります。 後半の二人だけの新生活の話は、ほのぼのと初々しくて切ないです。 家に連れ帰って二人きりになっても、進藤はとしおとセックスする気はないようですが、それでもとしおは、進藤を好きだと伝える言葉を、進藤が受け取ってくれるようになったので、それだけでも幸せ…
この上巻が出た時は、カバーイラストや絵は可愛いけどあらすじで躊躇して購入見送りしていたのですが、下巻が出て、改めて気になったので上下巻をまとめて購入して一気読み。 これ、冒頭から結構、胸糞な設定で、上巻だけの初出時点で読んでいたら、多分、途中までは、読んだことを後悔したと思う。 さすがに、まったく生身の状態の人間を、こんな事のために、こんな風にしてサイボーグ化するのは受け入れ難い。 それ…