ポッチさんのレビュー一覧

遺骨の旅路 コミック

こん炉 

読み手を選ぶ作品かもしれませんが

こん炉さん作品て、いつも表紙がとってもきれい。
そしてこのタイトルに、このあらすじ。いやー、つい買っちゃうよね、という素敵さを秘めています。




主人公は時生。
優秀で、子どものころから「優等生」だった兄・元が自殺した。
その兄の葬儀の晩、兄の遺骨を盗もうとしている男と時生は出会い―。


兄の遺骨を盗もうとしていたのは蓮と名乗る兄の友人だと名乗る青年。蓮は、元と行く予定…

4

竜の守人は騎士団長に愛される 小説

葉山千世  カズアキ 

甘々だけど、それだけじゃない

初読みの作家さま。
だと思ったら、もしかしてデビュー作?なんですかね?タイトルにもついているように「竜」がキーポイントになっているお話で、ファンタジー要素モリモリのお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






竜とともに暮らしている国・ユミルナ。
この国には民を統べるもの(王)、民を守り国を守るもの(騎士)、そして、竜と言葉を交わし竜と力を合わせ竜の力を…

7

辺境伯アルファと目覚めた眠り姫 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

優しく美しい世界観のお話。

釘宮さんの新刊は、タイトルからも推測できるようにオメガバースもの。
オメガバものではありますが、オメガバ要素はあまり強くありません。薄幸な受けさんがスパダリ攻めにメタメタに愛されるお話です。






伯爵家の長男で跡継ぎのアシュリーは落馬事故に遭い4年間も意識不明だった。目が覚めたアシュリーだったが、すでに母は亡く、父親も再婚しており後妻はアシュリーに冷たかった。事故の後遺症で…

8

みのりの森 コミック

まりぱか 

もしかしたら好みが分かれる作品かも。

作家買い。
まりぱかさんはシリアスなものからコミカルなものまで描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はシリアス寄りのお話。「死」にまつわるお話なので苦手な方は注意が必要かもです。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






昌典は田舎の町役場に努める青年。
彼の幼馴染で親友の慎太郎が亡くなった。悲しみに暮れる時間もないまま葬儀の手伝いに駆り出された昌典だったが…

12

キスの魔法で狼王子と恋始めます 小説

雨月夜道  金ひかる 

シリアス、とほのぼののバランスがいい。

作家買い。
金さんの描かれた表紙からもわかるように、雨月さんの新刊はファンタジーもの。ちょっぴり切なく、シリアスな展開のお話なのですが、そこはかとなく童話のような、おとぎ話のような、そんなほっこり感も詰まった一冊でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は19歳の透俐。
父は透俐が子どものころに亡くなり、母親も病で亡くしたばかりの青年。母子家庭で家…

4

永遠の二人は運命を番う 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

シリーズ3作目

夢乃さん作品の『草原の王は花嫁を征服する』→『恋人たちは草原を駆ける夢をみる』に続く民族風BLシリーズの三作目。シリーズもので同じ世界観の作品ではありますが、今作品単体でも読めるかと思います。





草原で馬を放牧している民が住まう世界。
部族をまとめ上げ、東の国境ではとある男が王になり国を纏めはじめた。が、西に住まう自分たちには少し現実味がなく、今日も平和に暮らしている。

8

蒼の王と真珠姫 小説

華藤えれな  yoco 

切なさと、愛情と、優しさに満ちた温かいストーリー

華藤さんにyocoさんの挿絵。
そしてこのあらすじ。

もう萌えツボ掴まれてしまって、発売日を心待ちにしていました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






海を守る「蒼の王」と呼ばれる海の神がいる。
蒼の王は恐怖の対象で、海を守り災害を起こさないようにしてもらう代わりに、人は生贄を差し出してきた。その生贄を、人々は「真珠姫」と呼ぶ―。

という世界が舞台。

12

嫉妬は愛を曇らせる コミック

汀えいじ 

痛い話かとおもいきや

『歌舞伎町バッドトリップ』で鮮烈なデビューを飾った汀さんの新刊。
前作は結構激しいシーンもあったりしたので今作品も痛めのお話かな?と思いつつ手に取りました。






音大でピアノを専攻している桐野は子どものころから神童と呼ばれ期待されていた青年。が、最近はコンクールに出ても結果が残せず、練習にも身が入らず、先生からも、友人や後輩たちからも一歩距離を置かれている。

練習もせ…

7

グッドバイトゥデスティニー 下巻 コミック

渋江ヨフネ 

別CPに激しく萌える

『グッドバイトゥデスティニー』の下巻。

上巻で、瑛士と気持ちの上できちんとつながることができた三津谷。
という描写で終わっていて、これ、ハピエンで終わり!という展開ではないんだなあ、と思いつつ下巻へと突入していきますが。

瑛士、そして三津谷ともに、過去に、あるいは自分自身に対するトラウマがありますが(この部分に関しては上巻できちんと描かれています)、それをお互いに乗り越え、そしてお互…

3

グッドバイトゥデスティニー 上巻 コミック

渋江ヨフネ 

痛さと甘さのバランスが良い

渋江さんの新刊はオメガバもの。
「オメガバース」というバックボーンを軸に、渋江さんらしい、ちょっぴりシリアスな雰囲気と、綺麗な絵柄で紡がれる濃厚な濡れ場が堪能できる1冊。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はカフェ店長の三津谷。
彼はオメガだが、番はいらないと思っている。ヒートを起こすたびに一晩限りの相手とのセックスで紛らわせている。が、その日は運悪くた…

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