ポッチさんのレビュー一覧

月の街、花の都(3) コミック

千葉リョウコ 

3巻目にして、完結編。

『月の街、花の都』の3巻にして完結編。続きものなので前作未読だと理解できません。未読の方は前作から読まれることをお勧めします。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





東雲グループのトップである東雲宗玄の跡取り息子であるケイ。
貧しい人たちが住まう廃墟の街・月光街で自警団のリーダーだったケイは、養父である東雲宗玄に復讐すべく、行動を開始するが―。

というのが前巻…

3

カッコウはまだカゴのなか コミック

amam: 

読み手を選びそうな作品ではあるが。

初読みの作家さまですが、淫靡っていうか、ほの暗さのある表紙にホイにホイされてお買い上げ。

んー。
一言で言ってしまうと、読み手を選びそうな作品。だと思いました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は警察官の優也。
彼は結婚歴はないが大学生の息子・紗良がいる。なぜか。
それは、2年前、とある犯罪被害者だった紗良を優也が救い出し、引き取り手の無か…

5

一生イタい恋をしたいよ コミック

星名あんじ 

甘ーい!

作家買い。

星名さんの作品を手に取るたびに、「星名あんじ」という作家の才能を目の当たりにする気がします。『希うオリゾンテ』や『僕らはなんども恋をする』のようにシリアスで切ない作品を描かれたかと思うと、『てんしくん』あるいは『どうしてもヤリたくて学園』のようなコミカルな作品も描かれる。その引き出しの多さに圧倒されますが、今作品はコミカルなお話。コミカルで、かつ、星名作品史上最も甘々な作品ではな…

3

愛淫の刺青 小説

西野花  亜樹良のりかず 

エロ、だけではなく。

作家買い。

西野先生×亜樹良さん、そしてこの表紙。ということでエロエロ~な作品をイメージして手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公はファル族の青年・ニナ。
ニナが人買いに捕らえられ、人身売買の対象となりオークションにかけられるシーンからスタートします。

見目麗しい若き青年であるニナですが、彼が売買の対象となるのはそれだけが理由ではない…

4

君へ結ぶハッピーエンド コミック

Arinco 

伏線を回収しつつ進むストーリーに圧倒される

作家買い。
Arincoさんのデビュー作である『噛み痕から、初恋』がとても良かったので、こちらの作品も楽しみに待っていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はリーマンの凛太郎。
大手企業ではあるが激務な職場で、家と職場を往復する生活。恋人もおらず何のために生きているのか、とむなしくなり始めたころ、彼は出会う。自らをキューピッドと名乗る、見目麗しい青…

9

タケトコタトアオト コミック

akabeko 

家族愛に、心癒されます

作家買い。
電子で一話だけ読んでいて、akabekoさんにしては珍しい作風だなあと思っていた作品でした。

akabekoさんて、ダークだったり痛かったり、ドシリアスだったり。そういう作品を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品はそのイメージを大きく覆したほのぼのなお話です。

家族愛がテーマ、と言って良いんじゃないでしょうか。

ネタバレ含んでいます。ご注意くださ…

3

愛されうさぎととろけるクリームティー 小説

高原いちか  金ひかる 

ちょっぴり切なくて、けれど心温まるストーリー

初読みの作家さまでしたが、金さんの描かれた可愛らしい表紙につられて購入。

タイトル、そして金さんの描かれた優しい表紙。
ということでほのぼのなお話をイメージして読み始めましたが、うん。ちょいシリアスベースです。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





人間と獣人がともに住まう世界が舞台。
人と獣人は平等。そう叫ばれてはいるが、けれど人の中に獣人に対する根深い差別が存在…

5

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

深いテーマを孕んだ作品。

作家買い。
小中作品は何となくファンタジーものが多い気がしていますが、今作品は現代もので舞台が日本。ちょっと珍しいなあ、と思いつつ手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は芸能人の永利。
元子役、元アイドル、モデル、役者…、と彼を形容する言葉は多々あれど、32歳の彼は人気芸能人であることは間違いない。
が、彼はもともと知名度の高い芸能人では…

24

ノイド~愛のすくう星~ コミック

上野ポテト 

奥深いストーリー

上野さんて、ちょっと独特な世界観というか。
綺麗な絵柄ではないし(いや、ごめんなさい。好みの問題ではありますけども)、キラキラな恋愛観とか、そういった華やかさもない。

けれど、だからこそ、かな。
ハマる方にはがっつりハマる世界観を持っている作家さまだと思うのです。

今作品もちょっと不思議な世界が舞台。普段ネタバレ上等でレビューを書いていますが、今作品はネタバレなしで読んだ方が絶対に…

5

キバも劣情もこわくない ~過保護な獣のいる暮らし~ 小説

滝沢晴  サマミヤアカザ 

王道の良さが生きている

初読みの作家さまでしたが、あらすじとサマミヤさんの表紙につられ手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





獣の遺伝子を持った人型の生き物=獣人が住まう世界が舞台。
雪の深い(あとがきで滝沢さんが「フィンランドを中心とした北欧が舞台」と書かれています)、そして信仰心の深い獣人たちが住まうその国の中にある小さな集落の、ウサギの獣人であるユハが主人公です。

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