ポッチさんのレビュー一覧

夜明けのリトルマーメイド コミック

上野ポテト 

じわじわくる。

上野さんって、ちょっと不思議な、っていうのかな。独特な雰囲気を持った作品を多く描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品のそのイメージを損なうことのない、不思議な魅力を持った作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公は心。心、と書いて「まこと」と読む。
彼は歌うことが好き。でも、声変わりの中学1年生の時に友人たちといったカラオケで声を揶揄わ…

8

レムナント 7 -獣人オメガバース- 初回限定版 コミック

羽純ハナ 

堂々、完結!

「レムナント 7 -獣人オメガバース-」の7巻目にして完結編。

獣人。
オメガバース。
もふもふ。
ケンカップル。

と、お好きな方には堪らない萌えツボがたっぷり詰まった今シリーズ。とはいえ、オメガバものだからでしょうか、切なかったりシリアスだったり、ジュダ×ダートの恋の行方にハラハラし通しでした。

前巻からの続きで、誘拐事件の解明に引き続きウィルの葛藤から始まりました。

1

5分後に孵るのを待ってる コミック

チ点日子 

噛めば噛むほど味のある作品。

ちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入。
今作品がデビュー作がデビュー作なんですね。おめでとうございます!




さて。
絵柄がちょっと独特、というのか。
昨今流行りの綺麗系の絵柄ではないし、あっさりしてるっていうのかな。味のある絵柄を描かれる作家さまだなあ、というのが第一印象(もちろん悪い意味ではないですよ!)。が、この絵柄が、作風とぴったり合ってる感じがしました。

10

普通<ベータ>の恋人 小説

安西リカ  市川けい 

オメガバものではあるが

安西さんの新刊はオメガバもの。
しかも挿絵を市川さんが描かれているという豪華さ。これはもう買うしかないでしょ!と思っていましたが、あらすじを拝見してこれは買わねばならぬ、と決意も新たに発売日を心待ちにしていました。




オメガの有は、会社を自身の手で立ち上げた起業家。
自分は代表取締役だと豪語するものの最近仕事がうまくいかない。けれど有にはほかの何物にも代えがたい存在がいる。

10

ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

安西さんらしい1冊。

作家買い。
作家買いですが、みずかねさんが挿絵を描かれていたので速攻でお買い上げしました。

攻めさんのことが大好きで、ワンコのように尻尾を振りまくる受けちゃん。
寡黙で感情を露わにすることはあまりないけれど、受けちゃんのことを大切に想っている攻めさん。

という、安西さんワールドへようこそ!な1冊でした。安西さんらしさに溢れた、そんなお話です。



主人公はキャバクラの黒服…

13

皇弟殿下と黄金の花嫁 小説

釘宮つかさ  yoco 

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良し。

釘宮先生×yocoさん、ということであらすじも確認せずに予約していました。
yocoさんの描かれた表紙がとにかく麗しくて目を引きます。

架空の国が舞台になったお話ですが、中華風の大国に遊牧民、という組み合わせのお話で、またその世界観をyocoさんが描いてくださっているという、壮大で美しいストーリーでした。遊牧民とかロマンがあって素敵ですよね。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

16

αの花嫁 共鳴恋情 3 コミック

岩本薫  幸村佳苗 

まさに王道といったストーリー展開だが

幸村さんの絵柄がとっても好きなのですが、今作品の硬質さ、っていうんですかね。つるりとした体温を感じない絵柄がストーリーのイメージにぴったりでめっちゃ良い。感情をあらわにしない圭騎さんと、アルファとしての行動を常に求められていた理玖、という序盤だったので。

そんな二人が2巻で想いを通じ合わせ、体温が通い始めた…、と思いましたが、3巻に入り再び波乱に巻き込まれていきます。

岩本さんの人気シ…

4

狼皇太子は子守り騎士を後宮で愛でる 小説

滝沢晴  kivvi 

最後の最後まで目が離せない展開。

作家買い。
滝沢さん作品はスパダリ攻めさんがテッパンな気がします。今作品も、タイトル、表紙、あらすじからザ・スパダリのかほりしかせず、楽しみに手に取りました。




主人公はユスフ。
両親を幼いころに亡くし、妹と二人で孤児院で育った青年。
子どもの時に危ないところを騎士に助けてもらったことがあり、そのことをきっかけに騎士になって国を守りたいという思いがあって、最近念願の騎士団に加…

8

騎士皇子は聖職者に溺愛を捧ぐ 小説

松幸かほ  鈴倉温 

切ないと優しさと萌えのバランスが絶妙な1冊。

松幸先生の新刊は「魔獣」が人々を襲う、というファンタジー要素が詰まった作品。けれど、そのファンタジー要素は上手にストーリーを牽引しはしますが、それがメインになったお話ではなく、あくまで人の愛情をベースに紡がれていく温かなお話でした。




主人公は、大国・アールステット帝国の修道院に研修のために訪れている聖職者のイリス。真面目で質素な生活を送る彼の身分は、アールステット帝国の隣国、ラー…

6

推しはα 3 終わりよければ、すべて良し 小説

夜光花  みずかねりょう 

大団円。

『推しはα』の3巻目にして完結編。
続きものなので前作未読だと理解できません。未読の方は前2作を読まれてからこちらを読まれることをお勧めします。

さて。
妖怪専門旅館「七星荘」の息子である蓮(超絶イケメンにしてアルファというハイスペック男子)と、彼のご尊顔が大好き、推しと公言して憚らない連の番の佑真(こちらは平凡なお顔に後天性のオメガ)の二人のお話を描いた今作品。

結婚して、二人で…

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