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今市子
茶鬼
ネタバレ
いやー、雑誌を読んでないのでね一体いつ終わるのかとのんびり構えてたんです。 そしたら帯を見てびーーーーくっり!!! おおーーー!!完結したーーー!! 今市子作品は、ホームコメディラブみたいな様相がお約束なんで、元からワクワクドキドキというより、安定の安心でどっしりと構えていられるんですよねw 複雑な人間関係が面白くて、時々ラブはまあいいや、って思っちゃう(笑) 一癖も二癖もありそうな人た…
青山十三
帯がくもはるさん推薦ですが、マジ!裏切らないと思いますっ!! 雑誌掲載時で全て既読なんですが、今回単行本で読んでさらにしみじみ~もう実は3度も4度も読み返してますが、その時の精神状態によっては軽い感動さえ覚えてウルっとしてきてしまって・・・(それはぶれ方が極端ですがw) 青山十三さんの絵って、あっさりしてるんです。 だからなのかなー。人物の表情が実に生きてきて、人物が笑えば自分も嬉しくなった…
神田猫
神田猫さんといえば「かわいい」「あまあま」なイメージと、これ以上甘くてどうするんだよーーー!!!な”心シリーズ”があったりして、そっちのイメージが強かったりしたのですが、なんと今回はイケメンリーマンの織り成す「攻め×攻め」攻防戦♪ 各話ごとにラストにオチがついて全体的にコミカルに進んで、実に楽しめる一冊になっておりました☆☆ 相手限定の天然執着とケンカの強いツンツンデレの組み合わせ。 これは…
鬼嶋兵伍
えつわんを除き全部高校生が主人公の、ライトなノリの一冊 一番の見ものは、表題を含めての男の子のコスプレイヤーものかな? 秀良子さんの宇田川町でも女装男子だったんだけど、やっぱり、その女装の根本には、否定できない何かが、煽るものが存在してると考えてしまうんだよな~ という、そんな部分をこちらはエロく表現していると思われました。 巻末に、1作品づつ、作者さんの解説が入っているので、自分的見解と…
えすとえむ
トルコを舞台に、帝国時代から現代までのオムニバス短編集。 表題は、【ユラン】のその後日談のお話。 全てを読んで感じたのは、多分共通しているのは、ただトルコが舞台というだけではありません。 トルコという国に囚われている者たちの物語ではなかったのかな?と。 ただ簡単に舞台をそこへ据えただけなら誰でもできる異国もの。 そこに民族性を感じることができる部分が素晴らしのです! どの話も胸にジーン…
ARUKU
扉を開くと冒頭にいきなりあらましが載っています。 「これはモテない蓮根が、女に襲われ男に迫られ、戸惑いながら、ぐるぐる悩んで、真実の愛にたどり着くまでの物語です」 まさにそうなんですw いつもARUKUさんというと童話をモチーフにしたコミカルだったりシュールだったり、思い切り切なかったりという、ファンタジー色が強いイメージがあるのですが、 それらの過去作品と比較しても、これはまさにひょ…
羽生山へび子
昭和ムービーのポスターのような表紙の裏は、大滝詠一のアルバムジャケット(にはないがw)みたいな、わたせせいぞう風(笑) わたせせいぞうも何となくバブリーな頃のレーターさんだから昭和かw ということで、待望のへび子さんの新刊待ってました! これねー、先輩とはまた違った大人の愛の魅力に溢れてて、大好きでした。 しかも途中で切なさがあふれて、ちょっとウルっとしちゃうの! その他大勢の脇役に至る…
綺月陣 亜樹良のりかず
実はこの本で綺月陣さんは、作家さんから引退というか休筆にはいられるそうです。 実質引退に近いかもしれません。 あとがきを読んでショックを受けました(号泣) もうぼちぼち出るよ、辰年に龍竜なんて、縁起のよいこと♪と喜んでおりましたが・・・ 年末に病気で入院され、退院後、体調を見ながら実に丁寧に丁寧にこの続編に取り掛かられている姿をブログで見守らせていただいておりました。 発売前の締めの言葉…
秀良子
秀さんの描く女の子は妙に肉感的で、決してシュっとした美人じゃなく、どことなくゴツさを感じるのですが、それがやけに実在ぽくてリアル感を感じる。 今回の主人公は”女装男子”なのだが、最初に雑誌で見たとき、かわいくねー!ゴツイー!ちょっと気味悪い?と、思ったのだが、読んでいくうちに何故か慣れて、しまいには本物の女性よりも可愛く、色気があり、とても綺麗な女装に見えてきた。 とにかく、全てが素晴らし…
尾上与一 牧
戦争末期の特攻を背景にしたお話。 そう聞いただけで、脳裏には過去june作品にあったような魂との再会や、生き延びてしまった恥を感じて病むとか、または体が不具になりという、悲しいお話を想像してしまいます。 しかし、これは現在のBLです。 戦争・特攻という背景をうまく使い、互いの、互いを想う気持ちのスレ違い、しかし深い想いという、愛情をきちんと真ん中に据えた安心して読めることのできるお話です。 …