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3/4(合計:37件)
秀香穂里 國沢智
渋茶
ネタバレ
タイトル通り、弟×兄の近親相姦にもう一人の攻めが絡んでくる3Pもの。 実家から独立して一人暮らしをしている中学校教師の兄・彰一を、過去に起こした傷害沙汰を盾に束縛し続ける水泳コーチの弟・翔。 彰一は、特に他人に触られていないかと毎晩執拗に翔のチェックが入るのに日々怯えている。 そんなところに、彰一と同じ中学校に北見が校医として赴任してくる。 彰一が北見とあっさりと関係を持って、それ…
李丘那岐 角田緑
李丘さん初読み。 たまたま手に取った一冊がどう面白味を掴めばいいか悩む話に遭遇してしまい、正直戸惑ってしまった。 どうも時節を掴めずに、これっていつ頃執筆された小説なのだろうか?なんて 古めかしさを感じながら読んでいたら、2012年刊と知って驚いてしまった。 とにかく前半は受け・劫の設定通りの存在感の薄さがモロに話にも反映されていて退屈で仕方がなかった。 人外のサタさんと偶然出会うも…
犬飼のの 笠井あゆみ
まず話の舞台となる空想の国名がどこの国を基にしたかすぐに分かるが、大正から昭和初期にかけて影のある時代背景を思い浮かべていたらWIPなる通信機器が出てきたり、物語の設定上必要とはいえ、特権階級が幅を利かせている軍隊が出てきて何だか時代錯誤感が強い。 登場人物の服装も軍服、長袍、藍華ドレスとどれも装飾的色合いが強くて特に軍服は白、黒ときらびやか。 多分制服萌え要素も含まれているのだろうな~と…
ななおあきら 南月ゆう
留学中にホストクラブに通い詰めていたカマリア王国の王女様が帰国後にご懐妊。 そのせいで、将来王女様と結婚すると王族としての地位と財産が転がり込んでくるかも知れない№1ホストの桜庭の身が狙われてしまい、カマリア王国から派遣されたボディガードとして旬が就く事となる。 初っぱなから「王女様に四年間仕えているボディガード」という設定に、 ん('_')?と引っかかるものがあった…
遠野春日 笠井あゆみ
黒く大きな翼に魔界から降りてきた攻めというと異世界ファンタジーとして期待が膨らむが、この話はそんな描写がほとんど見当たらずに肩透かしを食らってしまった。 一冊通して攻め・受け共に道楽者という印象しか残らなかった。 人外ものって設定でもあるのに、いつもの遠野さんの攻め・受け美形設定が活きてこないのって珍しい。 父王の愛妾の一人と関係を持った事で、しばらく人間界追放の罰を受けた魔界の王子・ベ…
火崎勇 有馬かつみ
実は狼男としての正体を隠している鬼迫は自身の第六感で一目惚れした美人受・小鳥遊を熱心に口説くもガードが固く相手にされない日々。 そんな中、殺人事件が発生して事情聴取に訪れた刑事として改めて小鳥遊と顔を会わせる事となる。 そこで殺人事件の容疑者扱いされた汚名を返上したく、鬼迫が奮闘する事となるのだが…。 う~ん、この話って一体何を目玉にしているのだろうか? 主役の鬼迫を構成している狼…
ごとうしのぶ
タクミくんシリーズ最終巻『Station』から一年足らず。 普通なら再び好きなシリーズが読めると思うと嬉しいはずなのに、『Station』の出来映えとそれを巡ってのファンの動揺?を思い出すと新刊が出ると知っても素直に喜べなかった。 この新刊でごとうさんの小説を久々に読んだ訳だが、僅か数ページで文章のまわりくどさに愕然とした。 心機一転で頑張って書いたのだろうが、ギイが隠居を決めた冒頭のや…
黒崎あつし 高星麻子
一冊通じて上司の十和田が後輩社員である颯矢の事をやたらと「能天気な馬鹿」って連呼しすぎで正直疲れたが、読み終わった後に確かにその通りだよなぁ…としか思えなくなってきた。 本当に颯矢の人物像として良くも悪くも『後先考えない能天気』な性格ってのを見事に書き切ったな、とは感じた。 何しろ、流されでもほだされでもない、理屈ゼロで何も考えずに攻めの好意をキャッチしている受けってのに初めてお目にかかったの…
森本あき 桑原祐子
この話は『ハウスメイドに恋をして』で、当時小学一年生だった真樹が大学四年生になってからの続編になる。 今回も、前作ほどではなくても恋愛要素と他の世間話的な配分が偏っているのが気になり、話に入り込み辛かった。 話の前半は大学四年生という年頃らしく、年上の恋人を家族にどう紹介しようかとか、就職活動が上手くいかないとかに触れてはいる。 意を決して同性の恋人を紹介しようとした矢先に、父親とハウス…
若くして愛する妻に先立たれた杏介は、残された息子の生活環境を優先する為に優秀なハウスメイドを雇うこととなる。 これが、ハウスメイド・都築との出会いとなる訳だけど… 一冊読んで受け・杏介の内面描写と、攻め・都築との恋愛要素の配分が偏りすぎで話としてのバランスが悪さが気になった。 大切な人に先立たれ、悲しみから立ち直るのに時間がかかるってのは充分理解できる。 だけど、杏介が亡くなった妻…