ココナッツさんのレビュー一覧

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

砂原さんは好きなのに…

受け攻めの両視点です。
評価がひじょうに良いのに恐縮ですが、苦手な作品でした。
今まであまり、砂原さんの苦手だなあと感じるお話はなかったのですが…


受けの倉林は、田舎町のドーナッツチェーン店の疲れた店長。
29歳。

攻めは他人に無関心な高校生の凜生。
ドーナッツ店のアルバイトです。


倉林が店長を努めるドーナッツ店に、バイトの面接にやってきた凛生。
絶対受からない…

6

強面の純情と腹黒の初恋 小説

海野幸  木下けい子 

イラストが受け付けませんでした

海野さんの作品は『純情ポルノ』が可愛くて面白かったので購入してみました。
挿絵は木下けい子さん。
木下さんは好きです、好きですが!今回はなにゆえ?といった感じです。
表紙も中も、受けの目が…
いくら不機嫌そうなキャラとはいえ…眉をよせるくらいで良かったのでは。
黒目が小さ過ぎて、この人が受け?と驚いてしまいました。
ちょっと残念ですし、イラストレーターさん買いは控えようと思わされるイラ…

8

成澤准教授の最後の恋 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

表紙と挿絵のギャップ

攻め視点の作品です。
ちなみにSSの方は受けの一人称。
サブキャラの葛城副編集長(激しく好み!)が主役のスピンオフを読むために、本編であるこちらを読みました。
攻め視点は好きなのに、どうにも読み進めるのが苦痛な作品でした。


攻めの成澤は31歳の若さで、フランス文学学科の准教授。
端整な容姿で女性受けしながらも、どこか冷めた目で世間を見ています。

受けの蒼井は、成澤の友人であ…

2

灼熱を呼べ 小説

夜光花  ひたき 

爆弾ミステリー仕立て

夜光さんの二冊目の文庫本です。
こちらは確か、続編かなにか出ていたと思います。
視点は、受けと攻めと爆弾犯の3パターン。

受けの裕也は、26歳のピアノ調律師。
高校時代クラスが一緒になったことで竜治と親しくなり、今では親友とも呼べる存在。

攻めの竜治は政治家の息子で、金はあっても愛情を与えられず育った、裕也の同級生。
常に不機嫌そうな顔をしている、捜査一課の刑事。


眼…

5

観賞用愛人 小説

高遠琉加  北畠あけ乃 

主人公たちに魅力感じず…

シャイノベルスはけっこう好きなお話が多く、お気に入りです。
表紙と裏表紙が一枚絵になっているのも、表紙の紙質も素敵です。
こちらの作品は大好きな北畠さんがイラストを描かれているのも、ポイントが高かったです。
や、それよりまず、このタイトルでイラストが別の方だったら買わなかったかも…
タイトルを先に思いつかれたとのことですが、もう少しレジに持って行きやすい方が良かったような。


攻め…

2

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

わたしには合いませんでした

凪良さんの作品は、『よしっ!』と勢いをつけないと読むことが出来ないのです。
この作品のことは知っていましたが、そんな調子なものでやっと読む機会が訪れました。
本編は受け視点、SSは攻め視点です。
あとがきの後のスーパーSSは、受けの友人の視点となっています。


受けの文人は、自分がゲイだと自覚している大学生。
中学時代にネットで知り合った『アルタイル』に片想いをしながらも、その距離…

10

甘い手、長い腕 小説

一穂ミチ  雨隠ギド 

うーん、なにか足りないような…

経歴も性格も正反対のふたりが寄り添うようになるまでが、雑誌掲載で攻め視点の『甘い手』。
そして書き下ろしで受け視点が『長い腕』となります。


攻めの理一は、仕事を不本意な流れで辞め、物心つく前に別れた父親の見舞いに訪れた27歳。

受けの真尋は22歳。
年齢の割りに幼さを残す、毛糸工場の息子。


理一は最初こそ実家も町も工場も父親も、何もかもを腹の中でバカにしていました。

5

ターゲット 小説

いおかいつき  鬼塚征士 

40歳手前の受けだったとは!

『好きこそ恋の絶対シリーズ』は楽しく読みました。
が、他のシリーズは自分の好みでなかったので、この作品はどうかなあと少々心配でした。


受けの河西廉慈は39歳でありながら、一見そうは見えない容姿の持ち主。
元警察官(SP)で、今はひとりで何でも屋を営み、地味に生きています。

攻めの嘉納孝義は容姿にも資産にも恵まれた元大臣の息子で、29歳。
廉慈が辞職したのは父親のせいだと思い込…

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ダブル-犬も歩けば棒に当たる- 小説

谷崎泉  小路龍流 

まだまだ序盤

シリーズものです。
確か全三巻だったでしょうか。
内容がまだわからなかったので、とりあえず一巻だけ購入してみました。


受けの鴻上優輔は研修という形で、千葉県警捜査第一課に所属するキャリア。
綺麗に整った顔立ちで冷静に見えながら、実は内面は熱い。

攻めの村上千夏は、千葉県警捜査第一課の刑事で鴻上の高校時代の後輩。
鴻上を追って警察官の道へ進み、真っ直ぐで自分の気持ちより相手を…

5

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

高遠さんは好きなのですが

最近になって手を出し始めた高遠さんの、シリーズ作品の一冊目です。
舞台は、一度閉店の憂き目にあったフレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』。


受けの理人は、20代でありながら本社からやってきた新しい支配人。
氷の貴公子然とした風貌で、『ル・ジャルダン〜』を立て直そうと必死になっています。

攻めの修司はかつてはカリスマ的な人気のあったシェフ。
暴力沙汰で店を辞め、今は理…

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