はるぽんさんのレビュー一覧

テディベアの別れ方 コミック

楽田トリノ 

おんぶイキは新しい…

中編が2作品入っていました。
表題作は、兄に長年片想いしているビッチ受けが、兄の友人である攻めにずっとアッチの面倒を見てもらっているというお話。

受けが女の子みたいに可愛らしいキャラでした。攻めが受けに最初に惹かれたのもルックスなので、女の子っぽい受けが苦手な方にはちょっときついかも。
あと、兄がずっと好きで、兄が結婚すると決まった時には荒れて他の男を連れ込んだりしていたのに、実は攻めの…

2

好事家骨董屋ノ悪食 コミック

黒井モリー 

ライトなドタバタコメディ

表題作は、骨董市でガラクタを高値で売りつけていたヤクザ受けが、それを知った骨董屋の店主攻めにお仕置きエッチされる、というお話。
実は高校の同級生で、攻めはずっと受けに片想いしていた、という前振りがあります。

ヤクザ受けが「お仕置きに身体をいただく」と言われてさしたる抵抗もなくヤられるのが疑問でした。その後、エッチが良かったからと言って、ほだされるのが早く、そちらにも納得がいかず…。
高校…

2

愛憎モラトリアム コミック

麻倉なぎ 

トラウマビッチ受けが幸せになるお話

付き合っていた男が結婚し、捨てられてしまったトラウマから、不特定多数の男と一夜限りの関係を繰り返している受け。ある夜バーで出会ったエリートサラリーマン攻めと関係を持ったが、男の部屋で目覚めると、そこは散らかし放題の汚部屋だった。


恋にトラウマのあるビッチゲイ受け、という設定はありがちですが、お相手の部屋が汚部屋というのはちょっと新鮮で面白かったです。汚部屋といっても多少空き缶や洗濯物が転…

2

ななしの男娼くん コミック

いかみりん 

名前のない男娼くんのお話

不特定多数の相手と寝ている、ハーフで金髪の男娼が主役。名前は最後まで出てこないので、便宜上男娼くんと呼びます。
男娼くんはお相手の性別も問わないし、受けも攻めもこなしますが、この本で出てくるお相手2人とは役割固定されています。一棒主義の方には向きませんが、リバが苦手な方はご安心ください。

お相手その1は、男娼くんに「おっさん」と呼ばれているオヤジキャラ。男娼くんはこのおっさんが大好きで、ヤ…

9

なびかないにもほどがある コミック

ここのつヒロ 

同時収録の義兄弟カプがよかった

表題作は、チャラいイケメンモテ男攻めと、教師に片想いしている真面目な地学部生徒受けという、高校生同士のカップリングです。

攻めは素行不良の罰として地学部に入部する羽目に。そこは顧問の教師と部員1人(受け)だけの小さな部。やる気ゼロの攻めだったが、部室で顧問教師をオカズにオナっている受けを目撃し…。


受けが顧問の先生を好きなんですが、この先生がまったくBLの当て馬になりそうにないチビ…

7

あべこべな僕らの恋デイズ 小説

川琴ゆい華  花小蒔朔衣 

両片想いカプの入れ替わり

編集者同士の受け攻めの身体が入れ替わっちゃった、というファンタジーです。
あとがきで作者さんもおっしゃっておられましたが、最近流行ったアニメ映画を連想される方も多いかと思います。私は映画を見ていないせいか、どちらかといえばもっと昔の『おれがあいつであいつがおれで』を連想したりしました。(こちらのタイトルもあとがきに出ていました)

さて、出オチ気味な設定ですが、入れ替わりものです。
受けは…

2

神狼さまの恋薬 小説

御堂なな子  緒田涼歌 

モフモフふわふわファンタジー

祖父母に育てられたトウリ(受け)は、生まれついての銀髪のために村人から化け物だと迫害を受けていた。ある日、村長の娘を助けるための生贄に選ばれたトウリは、命を奪われる寸前に蔡牙(攻め)と名乗る神に助け出される。そしてそのまま神の館に連れ去られるが…。


神様と人間の、時代ものファンタジーです。
受けは、薬草を作って生計を立てている、祖父母とともに暮らす17歳。銀髪碧眼で、村人たちからは化け…

1

異世界で夜のお仕事しています コミコミスタジオ特典小冊子 特典

本編の後日談

本編で結ばれ、日本で新婚生活を送っている受け・環と攻め・アイザック。そこに異世界の遊郭の主人である時雨から呼び出しがかかります。
用件は、団体客の接待を手伝ってほしいというもの。

ラブラブな時間を邪魔されたアイザックは不服ですが、環はニコニコ手伝っています。優しく働き者で、とてもいい子な受けです。
接待していた客から、本編中で行方不明のままになっていた受けの父親の所在も知れて、本編の伏線…

3

溺れるほどの愛を聴かせて 小説

杉原朱紀  カワイチハル 

世話焼きの攻めとトラウマな受け

心理的なトラウマからピアノが弾けなくなったピアニスト受けが、役者の卵の青年攻めと出会い、癒されていく…というのが大筋の話です。

トラウマは本人にしてみれば大きいのでしょうが、その詳細を攻めに告げることもなく「ピアノは弾きたくない」と言ってるだけなので、攻めにも腫れ物に触るように接してもらえず大雑把に扱われています。受けが「ピアノを弾けない、弾きたくない」と言い、攻めが「透琉(受け)のピアノが…

2

嘘とホープ 小説

ひのもとうみ  御景椿 

いまいちスッキリしない

建築会社の設計と営業のお話です。中学時代の元同級生で、攻めは受けの初恋の相手、という関係性。

別支社に異動になった受けが、担当を組むことになったのが攻め。初恋の相手であり、誤解されて疎まれたことのある因縁の相手です。そんな攻めと同僚になり、ショックだし困惑するのですが、攻めにはまったく忘れられていてダブルの衝撃。
昔は赤面症で人とまともに話せなかった受けが、社交的になれ、営業職につけるまで…

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