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国枝彩香
ふばば
ネタバレ
2004年発表の短編集。 「ため息の温度」 高校生の純は成績不振。兄の亮の友人・佑也に家庭教師に来てもらうが… 佑也が亮に恋してると知った純が、黙っててやるから、と佑也と無理に関係を結ぶ。 だが佑也はそんな純に手酷いしっぺ返しを… だけどそれは哀しい佑也の本心の裏返し。 純の粗暴な子供っぽさと佑也のアンニュイなルックスの対比がいい。 「BLIND」 「DISTANCE」 …
新井サチ
「枯れ男に泉を」の2巻目。 前巻で綺麗に終わったようにも思えたけど続巻です。 やはりというかなんというか、引っ掻き回し役の当て馬登場。 それは、石倉の部下で海外赴任をしていた蝶野、です。 泉は蝶野を一目見て「害虫」だ、と断罪するのだけれど、ここからの展開がちょっと弱かったかなぁ… BLの当て馬として、蝶野は石倉に「好きでした」と告白して石倉を惑わせるわけだけど、明確に石倉を奪おう、泉…
新井サチ先生好きなんです! 本作も久々再読なんだけど、やっぱり超面白かった! 内容は、ちょっとファンタジー?というか超能力というか? ちょっと面白い設定なのです。それは… 「植物のコトバがわかる男」。グリーンフィンガーを持つ男。 主人公は、つい最近奥さんに三行半突きつけられたオレ様男の石倉義明(33)。イベント企画会社の敏腕マネージャー。 離婚直後のウェディングイベントでどっぷりや…
宮本佳野
いわゆる「桜花寮シリーズ」2冊目。 とはいえ、物語は独立している短編集です。 「彼の庭に咲く花」 前作で大きな存在感のあった諏訪。の同級生のエピソード。 諏訪の同級生・久保は、ひょんな事から弓道部の南条と知り合う。 クールで翳のある南条にときめきを感じる久保だが、とりあえず自分はホモじゃない。(でも諏訪はオマエにはホモのニオイがするぞ、とちょいちょいちょっかい出してくる。) そんな…
大好きな宮本佳野先生の2003年作品。いわゆる「桜花寮シリーズ」の1作目。 ある大学の学生寮を舞台とした連作的な短編集です。 「MOONY」 「MOONY 2」 春休み、周囲が帰省する中2人だけ寮に残ったユースケと森谷。(2人ともノンケ) 元々接点のなかった2人だけど、ある晩血だらけの森谷をユースケが発見し… 森谷は夜になると目が見えないんだ…と告白する。ユースケは森谷の部屋で過ご…
博士
文月くん、おかえり。 こうして読んでみると、私も知らず知らず「文月くんロス」だったみたいだよ。 なんでこんな可愛い子を忘れてたんだ?私。 なんでこんな可愛い受けが最近いなかったんだ?BL界。 ってなもんで。 締め切りのストレスも相まって幻覚を見てる加賀先生も可愛いし。 ずっしりのお土産をやっとこ持って帰って、お片付けの途中で先生にヤられる文月くんは、可愛らしさを超えて最早「慈愛」だ。 …
祐也
演劇業界BL全3巻ものの最終巻。 湧二にカネを貸している実業家・天宮が登場してきます。 もちろんカタギではない。(元々湧二や両國の演劇仲間でもある) 天宮の義理の息子・譲(中学生)は「組」の血縁者。そして譲は巳咲と湧二の間に割り込んでワチャワチャしたり、巳咲に憧れて転がり込んできたり。 同時に、演技に関しては容赦も妥協もない湧二、その湧二が書き下ろした芝居で演じる時の巳咲の苦悩とあがき…
演劇業界BL、全3巻中の2巻目。 1巻から続きの、生意気な巳咲、巳咲が心酔する黒田湧二、巳咲が所属する劇団「ネオ・コンサバティヴ」、ネオ・コンの主宰者両國、両國の心酔者・永瀬、そしてネオ・コンの他の役者たちのアレコレ… この2巻の大きな展開は、両國の過去。 両國は癌を患い背中に大きな十字の傷がある…咽頭癌そして転移した肺癌…声帯が傷つき、舞台俳優としての生命を絶たれた過去。 そして、両…
演劇業界BL。 私は「演劇」ってあんまり好きじゃなくて贔屓の劇団も役者さんもいないんだけど、独断と偏見で「役者ってこんなかな?」と思ってた人物像そのままの人たちがゾロゾロ出てくる。 つまりは「ろくでなし」… と言い切るのは語弊があるけど、実生活より舞台、何よりも舞台、舞台舞台舞台… なんていうイメージ。 主人公は元子役で美形の19才・安藤巳咲。とんでもなく傲慢で生意気な子。 そんな巳咲…
未散ソノオ
未散ソノオ先生の「不可思議ワールド」炸裂!という感覚。 完全ノンケ男性、そして他人にどう思われても平気、いじめ/無視・軽視を全く気にしてない伊勢島。 そんな伊勢島が婚約破棄して、いきなり「結婚」を申し込まれる友人の八雲。 この2人のお話です。 はじめのうちは、変な事言ってる伊勢島と押されてタジタジの八雲、という2人のコミカルなやり取り、な話なのかな、という印象で読む。 しかし中盤…