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157/202(合計:2013件)
桜巳亞子
ふばば
ネタバレ
「桃色」シリーズ2作目。 半分が「桃色」の2人、鷹狩x山口のお話で、後半は別の短編が3作収録されています。 学校では、仲良すぎてキスしまくり〜という設定、実はマジに恋愛して付き合うようになった鷹狩と山口。 鷹狩はいつも言葉にして愛情を伝えてくれる。でも山口の方は今まで対等な親友だったのに今の心の中はすっかり恋する乙女になってしまったことを自覚して、いつこんな自分が嫌われるか、と不安に押し…
なんか好きなんですよね、「桃色」シリーズ。しょっ中読み返してます。 本作「桃色純情男子」→「桃色恋愛事情」→「桃色ひみつ男子」→「別れ道のふたり」と続いていきます。 本作は1作目で、2005年発行。内容は同人誌からの収録となっています。絵柄も目の描き方等、まだ荒削りな雰囲気。 さて、舞台は高校。 親友の鷹狩と山口は悪ふざけではじめた人前キスがすっかり恒例、お約束となっていた…という冒頭…
中村明日美子
黒と白の織りなす流麗な世界。 ビアズレーのように。 いざ読んでみると、中は少し白い印象。それは「正」の側にいる忍や要の白い肌とクセのないまっすぐな髪、そして色素の薄そうな眼のいろ… 対して「偽」としての血の繋がらないよそ者・竹蔵は黒い癖毛と黒い目で。 アンファン・テリブルの要を狂言回しにする意味があったのかはよくわからない。竹蔵が要という証人を必要としたわけも。 なぜなら、要がどうこうし…
剛しいら 茶屋町勝呂
これが剛しいら先生のデビュー作。 時代的なこともあると思うけど、かなり暗くシリアス。いわゆるBL的な、攻めがいて受けがいて、恋愛関係があって、ラストは何らかの決着がある、という展開ではありません。 もっと文芸的、といってもいいかもしれない。 3作品が収録されています。 「ぴすとる」 家にも学校にも居場所のない中3の秀明。今夜もどうせ母親はいないからゲーセンに行って…と考えていたら、昔…
さがの
久々の再読。さがのさんの作品の中で一番好きな作品です。 内容は、中学時代からの友人4人組の恋愛事情。 この4人、苗字に東西南北がつくのですが、東と西がまずくっつく。 男同士で一瞬エ〜⁉︎なんだけど、中学時代からニシはヒガシにベッタリだったのを思い出し妙に合点が行く。しかし南は自分だけが何も知らなかった事に腹を立てて… キタも男を抱いたことがある、なんて聞いて、男同士のセ◯クスをこれまた自分…
剛しいら 北畠あけ乃
「顔のない男」の続編。 私が「顔のない男」で好きだったところは、飛滝が奇妙な男なところなのです。 自己はあるのか、何かになりきる事でしか存在できない危ない男… 音彦と恋人になったけれど、その心の底では「音彦が求める男」「音彦に愛される男」を演じているのではないか?と思わせる曖昧な終わり方、そんなところが何とも好みでした。 さて本作。 どうやら「素」の飛滝がきちんと音彦を愛しているような……
剛しいら先生の訃報に接し、本作を手に取らせていただきました。正直購入は随分前で、ずっと積んでいたのです。 「面白かったです!」と言うファンがここに1人います、と伝えられたら良かったけど…。愛は生きているうちに。 一読して、特に前半はヤバいくらい面白い! 憑依系の俳優がさらりと部屋にやってきて、当たり前のように「兄」になる。 あまり実績もなく才能も無いような、ルックスだけが取り柄の「弟役…
秀香穂里 yoshi
うわ〜、甘いわ〜! 監禁とか3Pとか執着なども非常に巧みな秀先生ですが、本作のようなサクッと読めて後味も良いラブコメもいいものですね。 後味が良い、と書きましたが、それはハピエンだから。 タイトルにもありますが攻め・館石彰文の「王子様」具合は驚きですよ。なんじゃこりゃ〜!というくらい経済観念がずれてます。 学校に通うのもリムジン、家には執事やメイドやシェフ、ホテルではスイートルーム以外泊ま…
秀香穂里 水名瀬雅良
秀香穂里さんのルビー文庫「〜につき」のラブバトルシリーズ?の中で最も面白かった! 舞台は、格式の高い老舗フレンチレストラン。 格式の高さ故に当然敷居も高く、顧客の固定化と先細りを案じ若い感性でまた盛り立てたい、という思惑で同じ28才の副支配人とシェフを起用する…という冒頭。 そのフランス帰りの新進気鋭のシェフと若き副支配人のカップリングですが、正にラブバトルの設定通りバチバチと散る火花。 …
高緒拾 神室晶
こちらは、「抱かれたい男」収録の「秘密のダイアリー」の図書館司書・御薗が登場します。 (「秘密のダイアリー」は読んでなくても、一応大丈夫です) 作家である平井の自宅は、蔵書が多すぎて管理が行き届かず本がただ積み上がっているだけの状態になっていた。それを見かねた担当編集・伊佐見が、いとこの御薗という者が司書をやっているので片付けを手伝わせる、とテキパキと話を進め、あれよとその御薗が家にやって…