マキヲさんのレビュー一覧

密室の密かな星 コミック

雨隠ギド 

二人の秘密

雨隠ギドさんの作品は非BL作品も含めていくつか読んだもののハマれなかった経緯があったのであまり期待せずに読みましたが、この作品はとても面白かったです。一冊まるごと表題作で読み応えがあり、最後にちょっと甘めの後日談が掲載されていたのも良かった。

主人公は、幼少期に巻き込まれた誘拐事件を切欠に探偵になった青年・鵜飼。ある日、彼の探偵事務所の隣に開業した同業者は、高校時代の友人の一人・近道だった。…

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新入社員のしつけ方 コミック

秋葉東子 

今城のキャラが好き

秋葉東子さんは小説イラストしか拝見したことがなかったので、不躾ながら「漫画も上手なんだ~!」と嬉しい発見でした。さっぱり目の画風と、コマ割や話の展開のクドくなさがマッチしていて、エロさはなくても楽しめる作品です。

お仕事の描写もしっかりあってサラリーマンBLとしてもなかなか読み応えがありますが、メインの二人(年下×年上)とそれぞれの同期に当たる二人(年上×年下)が近い場所で恋愛しているのも面…

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冷酷皇帝の寵花 小説

月舘あいら  旭炬 

ひと味違う中華風ファンタジー

表紙イラストのとおり、いわゆる中華風ファンタジーです。…肝心のオチはタイトルから察しがつくのですが(笑)、その点もイイ感じに物語のスパイスになっていました。

これまで読んだ中華風ファンタジー作品は王族(貴族)の攻×性別を隠している平民という組合せで、攻が傲慢で俺様で最初は反発していた受が身体を重ねたことで絆されてしまう…という展開が多かったのですが、この作品はひと味違いました。

導入部…

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イベリコ豚と恋と椿。 CD

ハヴァナイスデー

原作既読。シナリオとしては原作に忠実ですが、音だけでは状況が分かりづらいシーンがあるので原作を読んでから聴くことをオススメしたい作品です。

前野さんは一番低いゾーンの声で演じていらして、ちょっと無理があるような気がしました。源路は別にあそこまで低音じゃなくても良いキャラだと思うので尚更。源路以外のお三方の声は中低音という意味では似ていますが、そこまで聴き分けが難しいとは感じませんでした。一斉…

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碧のかたみ 小説

尾上与一   

戦争と青春

1945シリーズの存在を知ったとき、単純に「よくこのテーマでBL小説が出たなぁ」と思いました。ここまで太平洋戦争に真正面から向き合った作品はない…という点でも是非いちどは読んでほしいと思う作品です。

「戦争×BL」というイメージだけで不謹慎だとか、日常を忘れるためにBLを読むのにテーマが戦争なんて言語道断…という意見も分かるのです。私も学生の頃だったらそう思って手に取らなかったと思います。

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まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

この季節に、ぜひ

そんなつもりはなく積み本から手に取ったのですが、お盆の季節にピッタリのお話でした。幽霊モノだから…というのもありますが、読んでいる間ずっと、命や、愛や、家族の絆といったものについて考えていました。

表題作「まばたきを三回」は、想像していた(いい意味で)湿っぽい雰囲気は意外となくて、喜怒哀楽の詰まったドラマ作品でした。幼い二人の交流にも胸きゅんでした。ところどころ堪えきれず泣いてしまいましたが…

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指先にジェラシー 小説

一ノ瀬智  香坂あきほ 

攻の成長が楽しい

新人作家さんの作品なのであまり期待していなかったのですが評価が高いのも納得できる面白い作品でした。

物語は攻視点で進みます。主人公の碓氷は、序盤こそモテ男を自認してイイ女と遊びまくる自分に酔っているタイプの傲慢な攻なのですが、その一方で学歴や仕事ぶりが決して褒められたものではないことも自覚している、妙に素直なところが魅力的なキャラクターです。

イイ男を気取っている彼が、美貌のエリート・…

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ショコラティエの恋の味 小説

藍生有  笠井あゆみ 

あまーーーーい!

甘い作品と聞いてはいましたが想像の上を行く甘さでした。甘味そのものが強いわけではなく、攻も受もしっかりとした大人なのに真っ直ぐに真剣に恋愛している様子がくすぐったい感じの甘さでした。ショコラティエのお話も適度に盛り込まれていて、なんだか幸せな気持ちになりました笑

笠井あゆみさんイラストの作品はどこかにごくわずかでも不穏な要素があるじゃないか、裏切りに遭うんじゃないか、誤解やすれ違いによる哀し…

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恋の魔法をかけましょう 小説

名倉和希  みずかねりょう 

幸せな気持ちで笑える作品

名倉和希さんのコメディー作品と聞いて期待しすぎないよう冷静に読みましたが、まあ今作も面白かったです。名倉和希さん×魔法はこういう結果になるのね!と感動しました。リッキーの名前の由来には思わず大笑いしました。

超絶美少年のルルは魔法使い(ヒヨッコ)。魔法の国から覗いた現代日本に暮らすサラリーマン・翔平に一目惚れして、彼が足繁く通うゲイバーのお客さんを参考にガチムチなマッチョマン・リッキーに変身…

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劣情スイッチ 小説

西野花  陸裕千景子 

あまあまな義兄弟モノ

面白かった!西野さんらしいエロエロ作品ではありますが、義兄弟という禁断の設定ながら不思議とクドさはなく、純粋にオススメだと思える作品でした。

攻の史郎は確かに強気な男性ですが決して傲慢ではありません。あらすじと口絵の印象から、依泉の秘密を知って強引に手籠めにする展開だと思い込んでいたのですが違いました。彼の強気さも大人の男性として備えている自然なもので、男らしい一途さが素敵でした。

主…

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