てるてるせぶんさんのレビュー一覧

ホームタウンブルーバック コミック

ウノハナ 

にやっとしてきゅんとして最後にほっこり

 恋愛に関しては、ちょっと物足りなさはありますが、にやっとしてきゅんとして最後にはほっこり温かい気持ちにさせてくれる作品。
 幼馴染の穂のことがずっと好きで、でも気持ちを押し付けることなく、幼馴染というポジションを守り続けようとする勇十と、そんな勇十の気持ちを知り、戸惑いながらも真摯に向き合おうとする穂、二人を取り巻く友達や、気さくな田舎の人たちを含めて、登場人物全員が優しさに溢れていました。

0

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

楽しみというより怖いもの見たさに近い

 Charaで円陣闇丸先生の漫画連載が始まったのをきっかけに、原作のこちらの小説も読んでみました。
今のところ、主人公の兄・雅紀と弟・尚人は実の兄弟という設定なので、実の兄弟同士な上に、兄は実の母親とも、という二重の近親相姦ものでこの巻は始まります。既に11巻までが刊行されてる現状で読み始めたので、読み終えた後も躊躇なく2巻へ進みましたが、1巻だけなら心が折れて2巻以降を読むのを放棄していたよう…

1

秋霖高校第二寮 リターンズ 3 小説

月村奎  二宮悦巳 

BL小説初心者向き

何冊か月村先生の最近の作品を読んだ後、気になっていたこちらのシリーズも、秋霖高校第二寮1~3とリターンズ の1~3を一気読みしました。

わちゃわちゃとしたハイスクールもので、読みやすいし読んでて自分の高校時代を思い出して楽しい気分になりましたが、最近の先生の作品に比べると、全体を通して文章の幼さが気になりました。主人公の聡の一人称で書かれているので、わざとそういう文章にされているのかもしれま…

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悋気応変 二重螺旋11 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

新展開ととるかマンネリ化ととるか……

詳細なあらすじは他の方がレビューして下さっているので、私は気になったことのみ。

父親とその愛人の交通事故死で過去の因縁とも一区切りがつき、これからは尚人が少しずつ雅紀の庇護から離れ独り立ちしていく過程で、二人の関係がどう変わっていくか、というところでの新展開の章なのだと思いますが…、読み終わってみると、これまでの経過があまりにもスルーされすぎかな、という印象を抱きました。
時間経過が遅いの…

2

シグナルレッドベイビー コミック

北上れん 

とにかく絵が好き

北上先生の絵が古典芸能の世界で見れるとあっては読まないわけにいかない!

一作目は、歌舞伎の名家の一人息子として生まれ、幼い頃から師匠と弟子以上にはなれない父子関係に寂しさを覚えていた受けと、そんな受けを父親以上に近くで見守り続けていた従兄弟の攻めのお話。
自分の価値は歌舞伎にしかないと思い込んでる受けに、歌舞伎を切り離した世界も見せてやりたいと思う攻めと、そんな攻めに見限られたと落ち込む受…

0

最高の小説家 コミック

藤河るり 

ミスター編集者の男気に救われる!

初読みの作家さんですが、好きな絵柄だったので表紙買い。
本編の絵も表紙通りに綺麗でした。

まずは表題作の売れっ子作家×編集者について。

敏腕編集者の倉田(受け)が担当することうになった憧れのベストセラー作家・円城寺先生(攻め)は、誰もが羨むルックスなのに、原稿を書き上げるとその興奮のままに誰かれ構わず人を襲ってしまうという悪癖の持ち主。編集長はそのことを知っていて、これまでは定年間近…

7

夜が明けても コミック

まさお三月 

一夜の過ちから恋に至る過程が丁寧に描かれている

 全作読んでいるわけではないのですが、まさお先生の作品はキャラも含めて全体的に肩肘張らない雰囲気があって、それが心地いい時と物足りない時があるのですが、今回は前者でした。
失恋して泥酔した攻めが、行きずりの相手と一夜を共にしてしまったことからストーリーが始まります。最初は酔って連れ込まれた相手に抱かれるくらいだから受けも相当の遊び人かと思ったのですが、その後、徐々に明らかになっていく健気な受けの…

2

童貞ってバレたら死ぬ コミック

倫敦巴里子 

タイトルの奇抜さに比べると…

初読みの作家さん。
こちらでの評価が高かったので購入したのですが、残念ながら期待したほど萌えれなかったです。若干、絵が細かめで、スマホで電子漫画を読む分には少し見辛かったのもあるかもしれません。

3組のカプのお話で、基本的に私は一途に思いあってるカプが好きなので、後ろの2作の方が好きでした。2作目はプロ野球に入りそうなガタイのいい方が受けでしたが、初めて、大きいお尻の受けもいいかもと思って…

2

笑いヒツジと泣きオオカミ コミック

不破慎理 

結果よければ全てよし

あらすじに書いてある通り、
「愛を知らない男が、愛を失った男に、恋をした」
その一文がこの作品を表しています。
ビッチなタチだったはずの日野先生が、本気で恋に堕ちた途端、恋するオトメンになっているところが可愛くもあり、ちょっと気持ち悪かったです(笑)。タイトルの解釈は色々あると思いますが、私は渋谷さんに恋するあまり攻めから受けへ宗旨変えまでした日野先生が『泣きおおかみ』の方が、しっくりくる印…

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兄弟失格それ上等 コミック

中川カネ子 

漫画みたいな漫画(漫画だけど)

漫画みたいな漫画でした(漫画だけど)。
今のところほとんどきゅんな展開はなく、エロとギャグが半々といったところです。

受けは、女好きのチャラ男なのに、飲み会で酔ったところを男にお持ちかえりされたあげく掘られてしまうちょいアホな子です。それを赤裸々に幼馴染みに相談してしまうところや、兄弟になってしまった攻めにいいように踊らされてるところなんかは、素直で可愛いげがあって好感がもてました。
ハ…

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