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kurinn
ネタバレ
本編ではお花見後に緑の部屋で忍と直央を除いた4カップルでの飲み会とお泊まりの様子が書かれていましたが、小冊子はそのお花見の様子です。 忍は付き合い始めたばかりで自信が無くて、直央が女性に目が行かないかと不安でしょうがないんです。直央はそんな忍も愛しく感じながら、今までのように何でも言葉にする事によって傷付けないようにと大人になっていました。 それぞれのカップルが惚気ているんですが、晴夜…
朝丘戻 yoco
アニパ-シリーズの続編が読めるなんて幸せでした。 一冊がとても厚いのですが、過去作を思い出しながらゆっくりと読みました。 忍と直央が恋人同士になって行く様子が読めて感慨深かったです。忍良かったねと言ってあげたかった。 それと新が日向の継父に話した言葉と、母親の日向を想う気持ちに胸を打たれました。 どうして直央が日向を非難するばかりだったかも、やっと理解出来きてすっきりした気持ちです…
麻生ミツ晃
評価が高過ぎて読むのを躊躇っていたのですが、結果は最高に面白かったです。 映画を観ているようでした。オメガバースであるけれどサスペンスでもあり、分厚い一冊をあっという間に読み終えました。 円の悲壮なまでの吐木への想いと後悔に、大丈夫だよ円って言ってあげたくなりました。 ひとつの嘘が次の嘘を呼び寄せて円を絡めとって、身動き出来なくなって行く閉塞感は麻生先生の実力があってこそだと思い…
野原滋 みずかねりょう
詳しいあらすじは他の方に説明していただいているので省略します。 竜のお話はいろいろな作家様が沢山書かれて来ましたし、同じ時期に何冊か発売されていました。 こちらの作品は独特の世界観と明るく逞しい受けの竜一の存在が、読んでいてもきっと幸せな結末になるんだろうと想像出来て安心して読めました。 また攻めのドランの王であるル・デュラも初めはぶっきらぼうながらも優しくて終始穏やかなのです。…
小林典雅 笠井あゆみ
小林典雅先生のオメガバース、そして笠井あゆみ先生がイラストって知って楽しみにしてました。 今回はいつもの穏やかな溺愛攻めではなく、悪しき先王を倒して王位に付いた奴隷上がりで俺様な敵国の王ロランです。 受けのキリルは小さい時に城で重臣に狼藉を働かされそうになり、森の奥で大切に育てたられた箱入りのオメガの王子なのです。 キリルの兄が和平交渉の際にロランを暗殺しようとした事から返り…
一穂ミチ 竹美家らら
「雪よ林檎の香のごとく」はタイトルも素敵なんですが、高校生の志緒と先生の桂との恋の行方に夢中になり、先生の抱える秘密や志緒の真っ直ぐさに胃をキリキリ痛めながら読んで、恋の成就に歓喜した記憶があります。その本編後の総集編第三弾です。 本作で1番好きだったのは「片想いと恋文」です。妹の友達とひょんな事から、文通をしなければならなくなった志緒のお話です。 妹がお兄ちゃんを取られたと嫉妬して、トラ…
樋口美沙緒 麻々原絵里依
夢中で読みました。 リオの正体もユリヤとユリウスの正体も想像した通りだったけど、最後までページをめくる手が止まりませんでした。 ユリヤがリオを本当は愛しているのが読者には伝わるのに、リオには伝わっていないのがもどかしかったです。 思うに魔女の2番目の子である王子をユリヤが愛していたのは確かだとは思うのですが、可哀想で不憫だと気に掛けて愛情を注いでたのだと思いました。 だから本当の意…
名倉和希 黒田屑
「竜は将軍に愛でられる」が大好きだったので、とても楽しみにしていました。 今回は攻めが黒竜のアランで、受けは前回の敵国の王子のエリアスです。 もう出会った時からアランがエリアスの事を、可愛くてしょうがないって感じなので、読んでてニヤニヤしてしまいました。 エリアスは聡明で健気な王子です。父王に冷遇されていても腐る事も無く、母親を大事にして慎ましく暮らして来ました。 竜に偏執する王の…
木下けい子
直純が智紀を溺愛してて「世界一可愛い」って言ってる姿を見れて感涙でした。 その分みちるや特に智紀の親友のカナちゃんにイラつきました。 みちるの横槍はまだしも、カナちゃんにはもはや悪意しか感じられなかった。 でもそんな2人の雑音を躱す智紀の鈍感力に拍手しました。 直純が本音で話しても今までの行いから、軽く見られてしまうのは自業自得です。 シンガポールへの栄転の話も本当は東京が本…
池玲文
池先生は大好きなんですが「銀閣博士とモルモット」は未読だったので、迷うことなく完全版を購入しました。 紙での購入なので美しさを堪能させていただきました。10年以上前だと感じられないクオリティです。もし池先生が同じ内容で書くなら登場人物はもっとマッチョになっているんでしょうね。w 引きこもりで人嫌いな銀閣博士が茅ノ谷だけが特別になって行く様子と、銀閣博士に魅かれながら自分の役割に悩む茅ノ…