Sakura0904![]()
続きが気になるくらいの魅力はあったのですが、天使と悪魔が登場する設定をあまり活かせていないように感じました。天使と悪魔の違いは羽の色だけで、単に勢力争いをしている関係というのが斬新でもあり、設定の醍醐味を殺しているようでもあり…。見た目も皆スーツや制服を着ていて、人間にしか見えないので、せっかくの世界観に浸れず。桜路が堕天した天使か悪魔かもしれない、というのもBLに集中できない謎設定でした。いろ…
里先生って私の中ではとても不思議な先生で、お仕事系以外の学校ものなどの作品では心情描写が優れているなぁと感じるのに対し、お仕事系作品では結構勢い任せなところを感じるというか、BLファンタジーに図らずも頼ってしまっている印象が拭えないんですよね。こちらも攻め受けの設定や、受けの吉野と兄の関係など、素敵な要素はいろいろあるのだけど、菊池が吉野をそういう目で見るようになるのがどうしても唐突で取って付け…
全体的なストーリーは軽快さもありよく考えられていると感じるところもあり、さすが日野先生という印象だったんですが、如何せん私自身がシキという宇宙人との絡みに萌えを見出せませんでした。彼は触手にもなれるのだけど、触手がダメということではないんです。実体がなくて何にでも変化できるシキ。彼が一番こうありたいと思う姿は何なのか? 私としては姿もその人のアイデンティティなので、変化を強制されているのでなけれ…
3巻までも結構波乱が多かったので、この4巻辺りでウルジとラムダンがゆっくり愛を育める展開になるのではないかと勝手に想像してしまっていました。が、まだ2人の関係の魅力を理解しきれてないまま、物語が王道な少女漫画のようになってきたので、個人的にはあれっ?という感じでした。単純にピンチに陥ったヒロインというだけでなく、ラムダンの勇気や豪胆さも見れたので特別良くない展開というわけでもなかったのですが、こ…
大津の踏み込み方が私には結構図々しいように感じられてしまい、あまり好きになれなかったです。実際に踏み込まれる側のアキにとっては、確かにこれくらい荒々しい方が良かったのかもしれない。もっと気遣われながらだったり、ちょっと反発したら一歩引かれるくらい遠慮されたりしていたら、くっつくまでに時間はかかったと思います。それでも、大津の踏み込み方には何か恐ろしさがあります。そこまでする動機が分からないからか…
この作品が刺さる人がたくさんいるのも理解はできる一方で、私にはあまり理解できないカップリングだったな、というのが正直なところです。タイトルでも匂わされ、実際SM要素のある濡れ場もあるのですが、個人的にはそれがメインではないと感じました。こういうSMに萌えるか萌えないか、ではなく、ストーリーをすんなり受け入れられるか否かでハマるかどうかが変わる気がします。
昔結構悪質ないじめをしていた人が…
全体を通しての雰囲気は好みだったのですが、祭りの幻想的なシーンが何度か描かれてるにも関わらず、良くも悪くもストーリーが普通であまり心に残るものがなかったというのが正直な感想です。別にもっと根の深いトラウマを抱えていて欲しかったわけでも、キャラクターの性格に癖があって欲しかったわけでもありません。ただ、祭り、自己否定、恋心、欲情という1つひとつの要素が自然と絡まっていく感じがなかったかな。今までの…
◆やさしい水嶋先生(表題作)
うーん、こちらは小谷の妖精さん感が強過ぎて、あまりにも高校生らしく見えなかったのでハマれませんでした。デフォルメされたコマも多いので、余計に幼さが目立っていた気がします。幼い頃から仕事で忙しい親のために1人で家にいることが多く、家族らしい行事などに人一倍憧れが強いというのは分かるのですが、それがここまでの幼さに繋がるだろうかと疑問視してしまいます。教師の水嶋の方も…
デビュー作ということで、正直全体的にまだ荒削りな印象を受けました。話の流れやキャラ設定は悪くないのだけど、いまいち萌えきれなかったです。作品のキーとなっている泉のヘタレっぷりが、好きな人には刺さるだろうけれど、一度苦手に感じるととにかく鼻につきます。せめて何度も泣くのはやめて欲しかったかも。受けへの愛は筋金入りなのに毎回積極的になれずに、身を引こうとするばかりな態度にちょっと苛ついてしまいました…
うーん、印刷技術や模写の精度について極めていく男達という要素はなかなか斬新で面白かったのですが…。仕事面の要素が強くて、なんとなくBL要素は取って付けたような印象に感じました。この2人は間違いなく最高の相棒ではあると思うのだけど、別にそこに恋愛的な好意まではなくても十分な気がして。真倉も夜野も、互いへの感情にはまったく葛藤がなくてすんなり受け入れてしまうので、あまり共感できなかったというか、心情…
