Sakura0904![]()
1巻ではどういう方向性に持っていくのかまったく未知数でしたが、2巻はいろんな人物が絡み合いながらもとても綺麗に纏まっていたと思います。序盤で朝彦の元彼のミカと一悶着あり、さらに中盤で朝彦が叔父と和解し大団円かと思ったら、まさかのミーチャの異母兄弟が登場する展開には驚きました。せっかく纏まったのにまた掻き回すのか?と。でも、この弟もミーチャの過去を清算するにはなくてはならない存在だったんですね。朝…
◆ばら色の研究と花喰らふきみ(表題作)
この短編集の中でどの作品がビリー先生の絵のタッチと合っていたかと聞かれれば、間違いなく一番はこれでしょう。噎せ返るような薔薇の香りがこちらまで伝わってくるような画面の美しさでした。光る薔薇を作りたいという葛ノ葉と、その薔薇を食したいという蜂須川。幼少期の可愛らしい出会いを経てすっかり大人になってから再会し、薔薇を通して互いに魅せられていく2人。距離を縮め…
ストーリーを大まかに纏めると、彼女と付き合ってはいるけれどドライな関係になりつつある攻めの北村が、受けの南原が自分に好意を持っていることを知り、なし崩しで体の関係に発展してしまうところから始まります。北村はなかなか頭で同性を受け入れることができず、酷い男だと自覚しつつも彼女と南原の間でふらふらしながら、徐々に南原に向いていく自分の気持ちを認めて彼を受け入れる覚悟を決める、という流れです。相手に尽…
傷心中の受けに攻めの洗濯したパンツが降ってくるところから物語が始まるのは、なかなか衝撃的でした。上田先生の目の付け所が面白いなぁと。そして、この作品最大の魅力は、やはり攻めの菱本の圧倒的包容力だと思います。表紙左の壮年の男性なんですが、あくまで紳士的に、でも押す時は押して受けの伊瀬に迫るところがたまらないですね。これは好きにならざるを得ない。伊瀬が菱本に癒され、その腕に甘えたいと望んでしまう気持…
攻めの恵人が大柄で強面な見た目に反して、中身は小動物のような乙女キャラなので、全体的にほわんとした可愛らしい雰囲気のある作品でした。最初はあまりにもおどおどしているので少し苦手かもと思ったんですが、自分の感情を顔や態度に素直に出すところを段々好きになっていきました。
一方受けの芹沢は、人当たりも良くてリードの仕方も年上らしくスムーズなんですが、自分の惨めなところや卑屈なところを恵人に晒け…
性にはオープンで積極的だけど、ふとした時に憂いを帯びた表情も見せる受けの藤が、可愛さと哀愁が混ざったキャラでとても魅力的でした。すごく辛い過去を抱えているというわけではないのですが、ノンケとの恋愛にはあまり良い思い出がないようで、攻めの太一には自分達は割り切った関係だということを強調します。でも、内心では太一に本気で惹かれつつある自分に気付いていて、太一が自分に好意を持っているのかどうか確信が持…
◆新妻くんと新夫くん(表題作)
相変わらず体の関係先行な2人ですが、新夫が新妻に対して禁欲するのを我慢できなかったり、なんだかんだ新妻に胃袋を掴まれていたり、新妻が自分以外のイケメンに対して冷たく接するのを見て嬉しくなったりと、分かりやすい言葉や態度では示してくれないけれど明らかに新妻の虜になっているのが萌えました。締め切り前に鬱になっている新妻の介抱をしたり、外食で奢ったりと、意外と新妻に優…
盆栽がきっかけになるのは斬新ですね。私も大人になってようやく盆栽の美しさが分かるようになったので、こんな始まりの恋も素敵だなぁと思います。ストーリーはノンケでワンコな攻めと、ゲイ(厳密にはゲイ寄りのバイ)でノンケとの恋に臆病な受けの王道な物語でした。攻めの小太郎がヘタレっぽくはあるものの、とにかく誠実で真っ直ぐなので、受けの十和が多少消極的でも安心して見守ることができました。
BL作品で…
全部で6作品収録されています。1つひとつは短いですが、どれも爽やかな余韻の残る作品ばかりで、とても素敵な短編集でした。非BLではありますが、恋愛感情の介入しない男性同士ならではの絆や縁が描かれていて、十分に萌えられると思います。
◆ストレンジ(表題作)
私はやはりこれが一番好きですね。女装してバーで働いているクマさんに、少年が彼の落とした靴を拾って声をかけたのがきっかけで、2人の関係が…
『あなたのためならどこまでも』の七海と高千穂の掛け合わせの雰囲気を、そのまま平安時代に持ってきて当てはめ、エロとギャグを詰め込んだ作品でした。平安時代らしく、化け猫や擬人化された月、妖などのファンタジーな要素もたくさん登場します。七海が悪夢を見たところで、シリアス展開になるかも?と一瞬思いましたが、すぐいつもの感じに戻り、最初から最後まで明るく笑いながら読めました。
時代背景や言葉遣いも…
