Sakura0904さんのレビュー一覧

ハレルヤベイビー 2 コミック

仔縞楽々 

なんだかんだ冬夏も都命なのがGood

 1巻で話の出ていた箱根旅行に結構ページが割かれていて、2人が初セックスに至る過程を丁寧に描写されているので大満足でした。1巻で2人の相手に対する考え方も大体理解した上で読めたので、2巻では萌え度も大きくなりました。今までたくさんBL漫画を読んできて濡れ場を最初から最後まで丁寧に描ききるのって難しいんだろうなぁと感じているのですが、先生の描きたい所だけ描くのではなく、お互い熱が昂ぶっていく様子をゆ…

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フロウフルレメディ 下 コミック

緋汰しっぷ 

手と手を取って

 下巻も上巻に引き続き、可愛い!と思えるシーンがたくさんありました。最初は獅子戸を気まぐれに振り回していたけれど、何でも割り切って世間や芸能界を難なく渡り歩いていけそうに見えて、実は誰よりも擦れていなくて他人の悪意に傷付きやすい、本来芸能人に向いていないのがレンというキャラクターなんですよね。ノリの軽さは不安や寂しさを取り繕う仮面。人との繋がりを誰よりも求めているのに、また失ったり裏切られたりする…

3

フロウフルレメディ 上 コミック

緋汰しっぷ 

数少ない友達すらも減っていく描写が辛い

 これは今まであまりお目にかかったことがない斬新なカップルでした。スピンオフ作品だと知らずに元の作品は未読の状態で読み始めたのですが、冒頭の2人のやりとりではレンのことをすっかりモブだと思い込み、こうしてレンにも傷付けられた獅子戸が新しい人と出会うのね、と思っていたらまったく違うどころかメインキャラでした(笑)。

 中盤までは獅子戸視点が多めで、生真面目で擦れていない彼が行動も思考も読めない…

2

やたらやらしい深見くん コミック

松本あやか 

マイナス5億点、で噴いた

 絶妙な攻め受けの組み合わせでした。ありそうで意外とないんじゃないかな。営業部のエースでエリート街道まっしぐらな梶の、内心で繰り広げられる中学生男子のような毒舌や、自問自答して悶々とする様子にたくさん笑わせてもらいました。テンポが良いので読者も彼のペースに引っ張られて勢いのある物語に乗せられる感じが心地良いです。

 そして、受けの深見。SEなので見た目も気にしないオタクファッションで、長髪に…

2

FANGS 3 コミック

ビリー・バリバリー 

エンも負けじと筋肉質なのがまたイイ

 いや〜、読み応えたっぷりで大変濃かったですね。ビリー先生の絵はどちらかというとあっさりした感じなのだけど、今回の濡れ場はすごかったです。ここ数ヶ月で一番良かった、印象に残る描写だったかも。服が貼り付いて脱げないエンの可愛らしい姿から始まって、取り出されるイチイの性器に鼓動が速くなって、大きいそれを蕩けた瞳で下から見つめながら一生懸命舐めるいやらしさ。普段面倒見が良くて優しい兄のようなイチイが、舐…

3

かわにさざなみ 4 コミック

澄谷ゼニコ 

太りやすい宇田川を愛でたい

 高校時代の2人を微笑ましく見守った後、ぎこちなさがまったくなくなった現代の2人のやりとりを堪能する、という流れにも慣れてきました。丹波に対する好意を自覚、をすっ飛ばしていきなり性的興奮を覚えてしまった宇田川。それはここまで狼狽えて丹波を避けてしまうようにもなるのも、仕方ないなと。男の子は外からすぐ分かってしまうところがBL的には美味しいけれど、本人からしたら辛いですよね。原因不明のまま距離をとら…

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かわにさざなみ 3 コミック

澄谷ゼニコ 

金木犀の香りを漂わせる丹波も可愛いよ

 2巻同様、前半は高校時代、後半は今という構成になっています。高校時代は宇田川が丹波への恋愛的好意を自覚したかな?というところまで。丹波の方には特にそういうはっきりした描写はないのだけど、彼が宇田川を見つめる眼差しはいつも多分に慈愛を含んでいるように見えて、それはまだ親友としてのものかもしれないけれど、宇田川のことが好きで仕方ないんだなぁと分かります。宇田川くらい奥手な子には丹波くらいぐいぐい懐に…

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かわにさざなみ コミック

澄谷ゼニコ 

受けが攻めを可愛い可愛いと思っているのが、可愛い

 澄谷先生らしい日常系のBL。付き合って既に長いところから始まって、長編ではなく短編が何本も収録されています。こういうタイプの作品も大好き。攻めの宇田川の方が背も低くて顔も話し方も可愛らしく、童貞っぽさすら残っているくらいなのに、見た目も言動も男らしい丹波がそんな宇田川に抱かれている側、というのがたまりません。『息できないのは君のせい』のカップルとも攻め受けのバランスが似ているので、澄谷先生はこう…

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ジュリエットを撃て 1 コミック

桂小町 

!?!?!?

 レビューを書くことで今から読まれる方の想像に介入したくない、と思うほど、できれば予備知識なしで楽しんでいただきたい作品です。突然披露されたギャップ、本当にびっくりしてしまいました。ホスト同士のBLというと、ライバル関係でギラギラしていたり、売上げによる上下関係がはっきりしている中で下剋上を狙ったりが王道かと思いますが、こちらは桂先生らしいアンニュイさが漂うしっとりとした雰囲気の作品です。

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べな 4 コミック

こふで 

壱の美しい表情に何度も見惚れた

 最終巻に相応しい幸せ溢れる大団円が描かれていて、大満足でした。壱と出会った頃のべながまだ子供だった印象がなかなか抜けず、この2人に萌えるまで時間がかかってしまいましたが、4巻では今まで比較的冷静に読んでいたのが嘘のように、なんて愛おしい恋人同士なんだろうと萌えが止まらなくなりました。これくらい印象が変わることがあるから、最初そこまで刺さらなかった作品でもせっかくだから次巻を読んでみようと思えるん…

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