Sakura0904![]()
初めて読んだ作家さんでしたが、タッチがとても好みでした。こちらがデビュー作なので、新作も期待しています。そんなに重々しいタッチではないけれど、SFの世界観もよく練られていて最初から引き込まれました。何より、メインである大河とレテ、それぞれのビジュアルも性格もドンピシャで好きなタイプ。途中まで長年のブランクがある2人のやりとりはぎこちないものの、両片想いの片鱗がちらちらと覗いて萌えました。
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前巻を読んでから3年近く空いたのですが、読み出してすぐ1巻の空気を思い出すことができ、吾妻先生の丁寧な描き方、世界観の作り込みが改めて素晴らしいなと感じました。アーミッシュという特殊な集団から外に出て、新しいことをどんどん吸収し世界を飛び回ることになるジーン。好奇心や知識欲はいくつになっても旺盛で悪いということはないし、若者だろうが老人だろうが、お金と時間と体力さえあればいくらでも世界を広げれば…
他の作品ではなかなか出会えない、唯一無二の趣がある作品でした。両方受けの雰囲気を持つ千晶と太芽が最終的にくっついて千晶が攻めになるんですが、最初は千晶は受けになって欲しいと思っていたのに、読み進めていくうちに自然と攻めになる彼の絵が浮かんできて、木村先生のストーリー構成が素晴らしいなと感じました。
東京のぎらついたアングラな世界は敬遠されるべきものとして描かれがちですが、上京したからには…
久々にまたこの世界に戻ってこれたことが嬉しいです。元々ファンタジーや人外キャラが登場する話は好きなのですが、BLにおいては世界観を練れば練るほど設定・展開の緻密さやシリアスさで疲弊して、メイン2人の絡みに萌える余力がなくなることが多い私。そんな私でも今回は最初から最後まで楽しめたので、私にとっていろいろな要素のバランスが良かったんだと思います。
過去の鴆飼に囚われていたティェンランが、リ…
1巻でどハマりしてこの2人の続きを首を長〜くして待っていたので、念願の2巻が出てとっても嬉しいです! 個人的にオメガバースで一番好きと言っても過言ではない作品。今回も図太いけれど健気なΩでもある静香先生と、ザ・ツンデレαの恋治との楽しくて萌えて、時々ちょっと切ないやりとりがたっぷり見れて大満足でした!
恋愛の段階的にはあまり進展はなかったけれど、ドタバタしていた印象の1巻よりは少し落ち着…
カップルになって安定してからも、忍の日本男性らしいドライさが残っているのがいいなと思いました。根本的には優しいけれど、態度が淡々としていてリアルなんですよね。ヒカルのロマンチストな性格とバランスがとれていて。濡れ場も多めでヒカルからの拙いご奉仕もあり、エロ重視の方でも十分満足できる2巻です。
ストーリーでは旅館での事件がちょっと気になりました。女性が他の女性を部屋に入れるのを見ても仲が良…
神評価に近い萌2評価です。幼馴染の兄弟の兄・奏に長年片想いしている幸太郎と、そんな幸太郎に幼少期から片想いしている弟・弦の三角関係。絵がほんわかした雰囲気なのでそこまでシリアス感はないですが、兄が恋敵という状況は一体どれほど苦しいでしょうか。2人の仲の良さを間近で日常的に見せつけられ、埋まることのない年齢差を常に感じながら、血縁である恋敵も優しい幼馴染である好きな人も恨めない、もどかしさ。
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玖木の挑発を受けて立つ保坂と三好。保坂は受けたことを後悔したけれど、こういうのって正解はないと思うんですよね。乗ってものにできるかもしれないし、乗らなかったら別の後悔になるかもしれないし。たとえ失敗しても、何か得るものがあるかもしれない。三好の身バレもプライバシーという点では失敗だったかもしれないけれど、2人が自分達の生き方に向き合う良い機会にもなったんじゃないかなと思います。
何事にも…
やっぱり筋間みたいな攻めって稀有なタイプだよなぁと改めて思いました。小説だとさほど珍しくもないかもしれませんが、最近のBL漫画でここまでクーデレを徹底できているキャラにはなかなかお目にかかれないなと。簡単にはデレを見せてくれず、受けへの真の愛があるのかじっくり読み込まないと感じ取れないような攻め。それだけ普段熱情を秘めている分、時折滲み出る愛に受けも読者もぐっとくるんですよね。その醍醐味が存分に…
ストーリーにこれといった捻りはなく、年下童貞ワンコ×恋愛に臆病な年上の王道な物語なんですが、過剰な演出や変に凝った所のない真っ直ぐな描き方が、かえって心にぐっとくるような作品でした。小鳥遊のストーカー気質っぽい描写がありますが、それはあくまで恋愛初心者のマメさでしかなくて、相手を傷付けるためのものではないことはよく分かるのでご愛嬌。猪突猛進に見えて、泪が本気で嫌がるなら引けるし、「絶対」は断言で…
