fandesuさんのレビュー一覧

キットとパーシー 小説

キャット・セバスチャン/Cat Sebastian  yoco  北綾子 

萌えが伝わって来て

翻訳ものって、作家の方の萌えツボというか、何がお好きなのかがかなり激しく伝わって来る様な気がして面白いんです。まぁ、そもそも、その手の『熱さ』があるからこそ、海を越えて異国の言葉で出版されたりするのでしょうが。
作者さまは18世紀の英国、特に『違う階級に所属する2人の関係』に萌えを感じてるんじゃないかな、と思いましたです。
いや、ひょっとして私がその辺を好きなのかな?

撃たれて足が不自由…

6

ウサギの国の甘やか初恋保育園 小説

松雪奈々  亀井高秀 

よくぞ書いてくださった

大好きなトンチキBL、ウサギの王国シリーズがまたしても読めるとは!
嬉しかったんですけれど、同時にかなり吃驚しちゃったんですね。だって、2012年から14年までの間に3冊が出版されたシリーズなんですよ。
8年後の4冊目ですよ。

松雪さんは2011年からものすごい勢いでトンチキ系のシュールなBLを次々出されて、そのパワーに平伏していた記憶がありますが、私はこのシリーズが一番好きなんです。な…

4

苺乳の秘密~後輩の甘い乳首が狙われてる~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

tkbは解るんですが

バーバラさん、
何度も書かれているので、バーバラさんにとって萌えツボなんだろう(推測)というのは解ったんだけど……私には雄っぱいミルクの良さがよくわかんないんだよぉ~っ。
私は『陥没tkb』の方がそそられるのよね。
でも、このお話でちょっとだけ分かった様な気もするんですよ。

天才的パティシエ嶋田は高校時代に可愛がっていた後輩、野崎の雄っぱいミルクを舐めちゃって、その奇跡の味が忘れられな…

1

王さまのがっこう 小説

小中大豆  カワイチハル 

男子だけど

ひとことで行っちゃうのもなんですが『子育てBL』なんだと思います。
卵から孵った子どもの龍には、彼らが持つ『仙気』をブラッシュアップするために人間の『家庭教師』が付くという世界でのお話です。

師弟愛は私の萌えツボのひとつなんですけれど、主人公たちが家庭教師をしている龍たちって幼稚園の年長さんとか、小学校の低学年さんくらいの設定で。
そう、この家庭教師、教師って言うよりナニー寄りなんですね…

4

ラスボス予定の聖騎士に求婚されています 小説

村崎樹  サマミヤアカザ 

溺愛系がお好きな方にお勧めしたい

前作が気に入って村崎さんの3冊目を購入しました。
しかし、一冊一冊雰囲気が違う感じがします。
このつかみどころのない感じが、村崎樹さんなのかなぁ?

『気がつくとゲーム世界の中に入っちゃっていました』系のお話は、いわゆる『〇〇バース』と一緒で『運命というものとどう関わるか』という所がテーマなのかなと思うんです。
うーむ……私は運命って、なんか苦手なんですよ。

気がつくと織人は自分が…

2

誘惑クルーズで狙われてます 小説

松雪奈々  石田惠美 

もう少しはっちゃけていただきたいのです

松雪さんのお話は相変わらず設定が面白いですねぇ。
『凌辱系ゲーム、それも自分がシナリオを書いたものの主人公に転生』とは……思わず「なんじゃ、それ」って言っちゃいますよ、もし自分がリコだったら。

そもそもこのゲーム、ひどいのよ。3つあるルートのすべてがバッドエンドなんです。殺されず、輪姦されない唯一のルートは『別れる』んですよ!
そんなの、よっぽどの特殊性癖の人じゃないとやらんわっ!……っ…

1

溺れる淫情 ‐孤高なセレブの執愛‐ 小説

高月紅葉  石田惠美 

なんかね、懐かしい感じの

いつの時代のお話なのか、頭の中で何度も確認しながら読みましたよ。
なんかね、懐古的とでも言うか、部隊が1950年代とか1980年代とかなんじゃなかろうかと思ったりしたんですよね。
でもね、攻め様の柏木は『共同経営者の友人にIT会社と恋人を奪われ、現在は何もしていないセレブ』なんですよ……ITってことは50年代とか80年代ではないわよな。

なんでそんな風に思っちゃったか考えてみると、やっぱ…

3

ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ 小説

寺崎昴  笠井あゆみ 

うきうきした感じの文体

私は初出版のこちらではなく、短編売りだった『トランスバース~完璧なαの抱かれ方~』を先に読みました。どちらの作品にも一本、太い芯が通っていると思ったんですね。それは『自分らしく生きる』っていうテーマなんだろうと思います。

でもね、お話のテイストとして、大きく違う所があるのよ。
こっちのお話の方が、作者の語り口がウキウキしている様な気がするのよね。

いや、お話は『先天性獣化症』という、…

0

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

素敵な雰囲気

以前はもっと頻繁に読んでいた様な気がするのですけれども、砂原さんのお話は「とても久しぶりですね」という感じで。
その所為かもしれないのですが「あれ?こういうわかりづらい言い回しをする方でしたっけ?」と引っかかる部分が数か所ございまして、何となく狐につままれたような気分です……うーん、何でだろう。

バーテンダーの主人公は店の客から『道路を挟んだ向かい側のゲイバーのオーナーを誑かし謝罪させるこ…

8

そらの誓いは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

もっと続けて欲しい

なんとなく終りめいたあとがきだったので声を大にして言いたいのですが。
もっともっと出来る限りながーく続けて欲しいです。
だったら『神』点けろよ、って話なんですが。
でも私、甘々ってそれほどじゃないんだもん、正直なところ。

萌えは少ないんだけど、とっても面白いと思うんですよ。
前回は戦で大立ち回り(と言うほどでもないかもしれませんが)をした空良ですが、今回は調停だったり商いだったり、戦…

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