フランクさんのレビュー一覧

悪役王子とお抱えの針子 小説

中原一也  石田惠美 

着地点が良かった。

「地獄から戻った王子」と呼ばれている攻めと、そんな王子に専属お針子として仕えることになってしまった受け。
そこに丹念に施す壮大な刺繍のお話が相絡まって面白かったです。

本当は第一王子の専属になりたかったのに、人々から忌み嫌われている訳ありの第五王子・グレンの専属となってしまったフィン(受け)。
「気に入らない針子の首をすぐに刎ねる」というグレンの噂を知りビクビクするも、人となりを知らない…

0

傲慢アルファと秘書の初恋 小説

名倉和希  秋吉しま 

後日談を読みたい

ザ・土下座が見られるというので、読んでみました。

マジでクソ野郎だったわ。
「安心して中出しできるからベータ男がいい」とか、本当にクズい。

そしてピンチのときこそ本性出るっていうか。
あいつは大丈夫なのか?と心配するどころか、騙されてた俺こそ被害者&泣いて縋り付いてきたら許してやらなくもないといった思考回路には、この先に土下座が待ち受けているとわかっていてもめちゃ腹ただしいものがあ…

8

泉くんのサディスティックは終わっている コミック

藤峰式 

怠慢豚野郎からの脱却。

作家買い。

攻めの泉は、自称Sの勘違い野郎ではあったけど、「ちょいサディスティックな俺」という思い込みを除外すれば、めっっちゃくちゃ優良物件。

まず素直。
ふつーならプライドが邪魔して、「どこがダメだったのか教えてください」なんて、罵倒した相手に頭下げることできないけど、ちゃんと教えを請う。
「おまえはただの怠慢豚野郎!」と罵られても、なんだと?!みたいに反発せず、ちゃんと反省する…

1

ノーセンチメンタル コミック

斑目ヒロ 

ハイパー思い込み激しい攻め×流され力&お人好し力が上限突破してる受け。

作家買い。

腐れ縁からまさかの恋愛に発展というのはときどきBLで読むけど、腐れ縁だと思ってるのは片方のみで、もう片方は想いを秘めつつも友達という形で居続けたいからいる……みたいなパターンが多いと思うんですが、この二人は完全な腐れ縁で、片思いでも両片思いでもなんでもない真性の腐れ縁。

公貴は女を取っ替え引っ替えしては「ぼくの運命の相手はどこにいるんだろ?」が口癖の男で、そんな彼の恋愛の愚…

1

白獣の君と美味しい初恋始めます 小説

小中大豆  陵クミコ 

和風モフモフファンタジー

めし屋を営む睦のところへやってきた半人半妖の不知火丸とのモフモフ和風ファンタジー。
この不知火丸が熊くらいの大きさになったり、子犬くらいの大きさになったりと自由自在のモフモフ。
不知火丸が、割と図々しいというか押しが強いというか、自分の希望をちゃっかり押し通すところがかわいい。

睦が滝壺に落ちてしまった後の描写が萌えます。
(受けが生死を彷徨って、攻めの心も死にそうになる描写萌えがある…

1

極上御曹司の初恋略奪方程式 小説

神香うらら  明神翼 

ニヤニヤが止まらない!

再読。

私、このシリーズが好きで全冊買ってます。(シリーズ未読でもまったく問題なく読めます。時々カプのその後がちらっと口の端に上ることもある程度です)

ゴージャスな御曹司と清楚系美人日本人という組み合わせで、出会った当初にお互い一目惚れしてお互いポーッとなってる様子を両視点で交互に読んでニヤニヤするという「いつものアレ」って感じ。

今作は、せっかく素敵な人に出会うも、自分はあくま…

1

嫁入り先は坂の上の白狐 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

脇役が魅力的。

予想以上のボリュームでした。

一族のしきたりで、会ったこともない顔も知らない妖の狐の元へ嫁ぐことになった雪原(受け)のお話。

鳥谷先生なので攻めは変態紳士かと思いましたが、変態風味なし。
でも誤って呪いのかかった媚薬を飲む羽目になり、早々に超〜濃厚なエッチ+「百回精を注がれないうちは毎日発情する」という呪いがかかってしまう。
えぇ…この先、何回いたすの?と思ったけど、エッチ描写の回…

1

今度は死んでも死なせません! 小説

海野幸  十月 

面白かった!

四年前にフラれた元カレ・湯峰が、過労の末に孤独死したと知り、四年前のフラれたあの日にタイムリープしてしまうというお話。

この先どうなるのか?湯峰の死を回避できるのか?といったストーリー展開が興味深くて一気読みしました。

なんとしても今度は死なせまい!!と受けの貴文はがむしゃらに奮闘するんですね。
それまでの貴文は感情を露わにすることもなく、人と関わることを極力避けていたのに、湯峰の死…

1

王子と狼殿下のフェアリーテイル 小説

小林典雅  小山田あみ 

可愛い子には旅させろ

作家さん買い。

優秀な姉二人がいるから自分にお鉢が回ってくることはない!とのびのびのんきに育ってきたフラン。
ところが姉二人が駆け落ちしてしまい、まさかの次期国王の座がまわってきてしまい超絶焦るところとか、笑えます。

花嫁候補を集めた舞踏会に侵入してきた謎の男と、ばあやである魔女のラフェルテの聞くに耐えない罵り合いも笑えます。
ち○かす野郎!とかBLで読んだの初かも。

フラン…

5

オスワルド コミック

中川カネ子 

成長後のヴァルのオラつきが微妙。

作家さん買い。

なぜか続編ありだと思い込んでて完結したら読もう!と積んでたのですが、これ一冊で完結モノでしたね……。

小さい頃のヴァルがかわいすぎる!!!!に尽きる。
べそべそ泣く攻めも好きなので、萌える。
小さい頃かわいかったのが成長して、受けを追い越して、攻めになるというのが好きなので途中まで大変ワクワクしてたんだけど、微妙にコレじゃ無い感が……。

というのも、成長後のヴ…

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