フランクさんのレビュー一覧

うそつきあくま 上 コミック

雁須磨子 

漫画家同士のお話です

わかりやすい萌えがあって、ぎゃー!!と萌え転がるみたいな派手さはないんだけど、終始目が離せず、面白かった。

そして上下巻通して言える事は、攻めの宇郷が屈折しててめんどくさい男だなぁということ。
あらすじにもあるけど「嫉妬深い・卑屈・毒舌と3拍子がそろう」ってほんとそうなんですよ。

でも、なんかわかる気がしてしまって、最低!!と一方的に罵ることもできない。

自分のファンとして登場…

7

僕のセックススター 2 コミック

ためこう 

色々笑ったー!

まるまる一冊です。
お付き合いして3ヶ月目のイチャコラバカップルって感じで楽しく読めました。

伊吹がこんなアホの子だったっけ?というくらい斜めに突っ走ってて、あれこれ笑ったわー!

でも考えてみたら、一巻でも熱血で真面目だからこそ、鶏との絡みに物申した結果、ゲイビデビューしちゃったんですもんね。
何も考えていないアホの子じゃなくて、人並みはずれて真面目で熱血だからこそ、世間とちょいズ…

3

愛になれない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

脇役の少年時代に萌えた

前作から二年後。
公私ともにパートナーである彼らなんだけど、二年も一緒にいる感があまり感じられないなぁ‥‥と思いました。
確かに「あいつを失えば……」というところまでに到達してるけど、二年かかってようやくそこ?と。
でも本名だから、恋愛感情が増幅していくスピードが普通の人の三倍かかるのかもしれないです。

正直言うと、彼らのラブ面に関してはあまり萌えがなかったです。
前作はあまりにも酷…

2

狼さんはリミット寸前 小説

神香うらら  花小蒔朔衣 

前のめりになりながらも我慢してる様子が楽しかった♪

初読み作家さんです。
あとがきを読んだら「商業誌では初の攻め主人公」そして「珍しく攻めが我慢してる」とあって、いつももっと暴走攻めなのかぁ!とそれはそれでとても興味が湧きました。

高校時代に我慢できず暴走しちゃった事を悔いている攻めが主人公なので、初恋の相手である受けと再会してもひたすら我慢してるんです。
受けをこっそりと食い入るように見つめては、あれやこれが唇の先や下半身の先っちょまで…

2

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

男が惚れる男×魔性の男

「男を狂わせる魔性の血を引き継いでしまった青年」という設定が面白かったです。
地味な容姿なのに、なぜか男に恐ろしいほどモテてしまうという青年・名波(受け)が自分をめぐる出来事に絶望し、自殺を図ろうとしていたところ比嘉(攻め)に助けられます。

その魔性っぷりが半端ないです。
一目惚れ系ではなく、時間を過ごすうちにじわじわ作用して気づいたら相手が狂ってるという超厄介なタイプで、次第に周囲の男…

4

しあわせ片恋暮らし 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

壮絶な甘さ

作家さん買いです。
表紙のほんわか感・攻めが外国人ということで日本人にはない甘さが期待できそう・ということで「甘さ」を期待して読んだけど、期待通りというか期待以上に甘かったです。

幼馴染の再会ものです。
好きだった幼馴染・カイルが日本赴任に伴い、自宅に住まわせることになってドキドキの倫(受け)。
だけどその昔、意識しすぎて不自然になった事から、予防線として恋人がいるフリをするのだけど、…

11

Life is Beautiful 小説

伊勢原ささら  斑目ヒロ 

二人の再生物語でした

斑目ヒロさんの絵に惹かれて読んでみました。

超不憫受けで、受けが自殺しようと崖に行ったら博愛精神あふれる攻めに出会って…というやつ。
攻めに物申したいところはあるのだけど、あたたかな再生ストーリーって感じでなかなか良かったです。
タイトルをちょい狙いすぎ感があるけれど。

育児放棄の母に育てられ俯いたまま育ち、工場でひっそりと目立たぬように真面目に働くも謂れのない虐めを受けという何一…

4

竜の妻恋 小説

いとう由貴  二駒レイム 

二度目のほうが楽しめました

溺愛モノが読みたいなと思って発売当時に購入し読んだのだけど、その時は「確かに溺愛してるけど、溺愛っぷりに浸れなかったな……」という感想を抱きました。
というのも、攻めのリュシーがときどき言う「どんな尚行でも愛するよ」という言葉が引っかかってモヤモヤして仕方なかったから。

「どんな君でも愛する」ってかなりの口説き文句だと思うんだけど、それって暗黙の了解として「どんな」の範囲が、寝起きで顔がパ…

4

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

焦れったいけど、良かった

タイトルからかなり焦れったいんだろなぁと覚悟してたけど、本当に焦れったかったです。

二人のやりとりを読んでて思い出したのは「表面張力」って言葉。
いつコップの水が溢れてもおかしくないギリギリのところにいるのに、極度のヘタレ攻めと鈍感受けという組み合わせなので、奇跡のような表面張力が働いていて溢れてこない。

焦ったさを期待して読んだくせに、友人から脱却しそうでしない二人にウガー!となり…

3

きつねに嫁入り -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

子狸に恋愛スキルで負けてる二人

俺様で天邪鬼な攻めが受け様にメロメロになる姿を早くみたい!!!という一心で、この続編も読んだのに、とうとう最後の最後の最後まで「好きじゃない」と言い張ってたわ。ぐぬぬ…
狐に嫁入りとあるから、少しはラブラブしてるかと思ったのに〜と、アテが外れた感はあるけど、でも楽しく読めました。

ちなみに、「好きじゃない」と頑なに言い張る根拠は「好きなら、一緒にいてこんなにイライラするはずない」というやつ…

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