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表題作交番へ行こう

亜久津,建築会社社長,42歳
時任健介,派出所のおまわりさん,28歳

あらすじ

交番勤務の健介は、使命に燃える警察官。
そんな健介を初対面で挑発してきたのは、巡回区域にアパート建設中の現場監督・阿久津。
現場叩き上げの貫禄で、まるで健介をカワイコちゃん扱い。
怒りに震えていた健介だけど、ある日、乱闘中の高校生を補導したところ、なんとその保護者が阿久津だった―!!以来、不遜な親父と不良高校生、厄介な二人から迫られる受難の日々が始まって―。

作品情報

作品名
交番へ行こう
著者
いおかいつき 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004414
2.2

(9)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
14
評価数
9
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

息子頑張れ!!

近隣住民から慕われる世話好きなお巡りさん・健介を巡って、同時に一目惚れした父子の求愛もの。

双方にモテる健介の、情に厚いのはいいが人が良すぎるってところが良くも悪くも地域に密着したお巡りさんらしい。

父と息子と受け、と言っても複数プレイになだれこんだりはしないので、そっちを期待している人には残念かも。(^^;)
この話は健全に(?)、オヤジVS息子の恋の駆け引きが見ものとなっております。

でも、これ表紙から既にネタバレしていて、結果は親父側に軍配が上がっているんだよね。
オヤジが「同情心と思いやりを混合するな」とびしりと決め、健介のファザコンを見抜いたのが勝因として大きかった。

表面上は軽い性格でも仕事では職人気質を見せるオヤジもいいが、年相応な純情さが出ている息子もいい。
失恋してもめげずに再アプローチを掛ける息子のポジティブさは好感度高いよ~。
是非、オヤジ以上のいい男になってくれ!!、と密かなエールを送りたくなってくる(笑)。

1

制服受!

刑事受は数あれど、警察官、所謂「町のおまわりさん」受ってのは珍しい気がします。
そんな訳でとりあえず警察官受、そして制服萌。
自分にはそれ程に制服萌要素は無いんですが、流石にここまではっきりくっきり制服、しかも公務員!だと萌アンテナがピコーンと!

警察官の健介[受]はある切っ掛けで阿久津[攻]と知り合うも初対面の印象は最悪。
更には阿久津の息子の高校生史也に想いを寄せられる事になるんですが、皆さんも書かれてる様に自分もこの史也の方が良かったなあ。
健気だし一生懸命だし、聞き分けも分別もちゃんとあるかわい気のある高校生なんですよー。
まあでも健介は元々父親を早くに亡くした為にファザコン気味という伏線があるので父親ルートに行っちゃうのだなあ。
阿久津は俺様強引系だけど悪い男じゃない、バイだと公言していて手も早い。
彼だけ見れば攻として問題無いんですが、読んでいてどうしても史也に感情移入してしまう。
そういう訳じゃないんだろうけど健介がどうも流されやすい体質な気がするので、史也も強引に押して行けば何とかなった様な……ええそうです史也贔屓です!
なので最後に2人がくっついても、親父ズルイ~~みたいな感はぬぐえませんでした。
親父意外と策士だし。
まあその三角関係を含めてそれなりに面白く読めはしたかな。
ただやっぱ史也だと思うんだけどなーぶつぶつ(まだ言ってる)
史也のスピンオフが読みたい所です。

0

ほのぼの

お巡りさんと建設会社社長とその息子の、三角関係の話です。
他の方も書いてますが、あっさりしすぎてました。小説の世界に入りこめなかった。
体から入る関係っていうのは、こういうほのぼのしたお話にはふさわしくなかったんじゃないかなー、と。
もっとじっくり恋心をはぐくんでからイタして欲しかった。
建設会社の社長さんには魅力を感じなかったです。
ケツの青いガキよりもオヤジのほうが好きな私なんですが、息子の史也くんのほうがずっとイイと思ってしまった。

1

インパクト不足

「交番へ行こう」と言うタイトルが示すように街のおまわりさんが主人公のお話。

平和な街の中で巻き起こる人間模様とでも言いましょうか(笑)
健介が阿久津と阿久津の息子史也の両方に言い寄られる三角関係モノとも取れなくも無い話なのだけれど、阿久津のほうが年上の貫禄で存在感強すぎなので、はなっから勝負になってないぞと言う感じでありました。

健介が、阿久津の仕事仲間の近藤という男と阿久津の関係を誤解してみたり、誰かの陰謀で阿久津が陥れられそうになったりとちょっとしたいざこざみたいなものはあるんだけど、どうもインパクトにかけるんだよね。

阿久津を落としいれようとする事件にしてみても、その題材にせっかくインターネットと言うものを持ってきたんだからもっと特定の人間の顔の見えない世界の恐怖感を浮き彫りにしてほしかったような気がします。

だってあまりに犯人が早くにわかりすぎなんだもん(笑)

しかも事件首謀者の恨みの理由がまたトホホで…(笑)

振られてもまだまだ健介のことを諦め切れない史也の最後の自論に笑わせてもらいました、確かに君の方が若いもんねってかそこまでずっと健介のことを好きでいたなら、かなりの本気が見えるというもの。

それはそれで良いんじゃない?頑張れ史也!!

0

あっさりし過ぎ

いおかさんの本は結構どれも好みのものだったのですが、今までの作品とちょっと違って、色々と勿体無い一冊でした。色んな面で、あっさりしすぎていて…物足りなさというかなんというか…。
攻めがいい年のおじさん、受けが町のアイドルな警察官。
設定的にも、見た目的にも、萌えるんですが、細かい所で…。

※以下多少ネタバレ有
例えば「使命に燃える警察官」とかはいんだけど、警察官がキレやすくちゃダメだろ…とか思ったり、健介が息子の史也よりも父の阿久津を選んだ(選んだというかなんというか…)理由が「え、そんなのなん?」みたいに思ったり…とにかくホント細々した部分で、勿体無さが感じられました。
ただ、健介を好きになったとして現れる阿久津の息子・史也(高校生)、この子が凄く一生懸命で健気で…正直こっちとくっついても良かったんじゃないかと思えるくらい惜しいものでした。
終わりの方でも、まだ諦めてない史也には笑えましたけどね、そうきたか、と。
オヤジ好きさんとかほのぼのな三角関係好きにはいいかもです。三角関係と言ってもほとんど阿久津⇔健介←史也、状態なので三角とも言い辛いけど。

0

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