ボタンを押すと即立ち読みできます!
まさお三月さんにしては外したかな?と一瞬思ったのですが、
2、3回読んで、腑に落ちました。
ちょっとストーリー展開が性急なものもあるけど、前後がしっかりしているので納得です。
絵柄ですが、今と大分違うんですね。
今の絵も作風に合っていていいと思うのですが、個人的にはこの頃の少ししっかりめの線の絵が大好きです。
表題作の受け役・夏目先輩が当初あまり好みでなかったのです。
でもですね、、何ですかこの小動物的可愛さはっ!?
好きだからウソついて振り回し、我が儘言っちゃう。
どこまで平気?許してくれる?と探っているような彼に、長男気質であろう辰雄が落ちないわけないですねw
2話めは、過去に手酷く振ってしまった男との再会話。
私は受けの梨田の気持ちが痛いほどわかってしまうのです。
ずるいのだけど、相手が忘れてくれているなら許されるんじゃないかと思ってしまう…錯覚なのにね。
短いけれど、彼らの気持ちの変化がつぶさに表現されている作品でした。
まさおさんのサラリーマン受け、もっと見たいです!
3話めは高校生。
これは少し展開早いと思いましたが、若さということで(笑)
失恋の痛みと自分を見て欲しい気持ちのすれ違いから、徐々に交わっていく変化が面白かったです。
4話めは大学生。
どんなに好きでも相手の気持ちを汲み取ってあげないとね♪
5話めは、突然できた男のお母さん話。
たった8ページという短さだけど、非常に面白い!っていうか、可笑しい!
6話めは、放蕩息子と書生。
受けである書生がずっと後ろ向きで悩むのですが、実際は彼が振り回してたというのがよかったです。
ラストは全話の4コマ後日談があり、まさお三月さんの笑いのセンスが炸裂しております。
特に「剥いてくれ!!」って…(笑)
面白すぎ!
大好きです、まさお三月さん♪
メガネ率高いなと何気に思う。
メガネも王道に入るのだろう。
メガネがあってもなくても
このメガネかけている辰雄は
好きです。
無口で黒髪、背が高い、無愛想、好きな要素満載です。
高校時代からの先輩後輩である2人。
先輩である夏目は、連絡もせずに辰雄の部屋にやってくる。
彼氏にふられたとかそういいながら体とお腹をみたしにくる。
そんな夏目先輩が大好きな辰雄は
いつ夏目がきてもいいように
料理も作っている待っている。
実は夏目も辰雄が好きで
男にフラレたというのは口実で
そういえば抱てくれるから
わかってる。そんなのわかっていた設定だったけどそれでも、
やはり気持ちが動く。
まさお三月さん好きだな。
わがまま放題とみえた夏目先輩は実はとっても真面目でモジモジくん。
合鍵を渡してもそれを使って部屋に入ることができない。
電話をするのも緊張する。
かわいい。
表題の『身勝手なあなた』は、
年下攻めで誘い受けで、
遊び人受けっっかと思いきや、
健気で、可愛いんです。
中でも『甘くない』が一番すきで、
すっごい幸せなかっぷるの吉村と三昭のはなしです。
三昭はすごい周りを気にしていて、誕生日にペアリングをプレゼントしてもらった、バレるからつけれないといって、吉村と仲が悪くなってしまうはなしで、
ワンコ×ツンデレだと思います。
是非読んでみてください
「まさお三月」などという奇天烈なペンネームの持ち主だが、中身は意外と地味で、それでいて味わい深いモノを描く方であった。
これでデビューコミックスとは恐れ入る。
二次の方面ではきっと人気があったのだろうなあと推測。
表題作は雑誌で読んでいる時から好きなお話だった。
まあ要するに、両方ともツンデレである。
なのでとにかく素直じゃない。
素直に好きとも言えず、抱いてとも言えず、抱きたいとも言えず、両思いなのに何故か余所余所しい関係。
他の短編にもそんなじれったさが随所に見られる。
本当にどいつもこいつも怒りっぽいったら( ・3・)
そんな中、異色だったのが「幸せな人たち」。
父の再婚相手が若い男だったという、これまた笑えるような笑えないシュールなお話。
主人公の彼は中学生くらいだろうか。
子供っぽい風貌とは打って変わって、全てを悟りきっており、このコミックスに登場する誰よりも冷静で大人だった。
これだけ理解があるのなら、きっと近い将来彼氏ができるに違いないだろう。
ゲイのDNAをなめちゃいけない。
またレトロな雰囲気がたまらない「全部君のせい」は、なんと投稿作であると言うし、書き下ろしの「夏みかんの話」も全てのカップルたちの後日談を可愛く描いている。
あまり期待しないで読み始めたためか、そのクオリティの高さに正直ちょっと驚かされた。
次回作が非常に楽しみな作家のひとりである。
まさお三月さんの初コミックス。
短編集+4コマです。私は年下攻贔屓なので、年下攻の話が特にキュンとした。作風としてはアッサリ系なんだけど、投稿作品の「全部君のせい」の完成度の高さに鳥肌が立った。
凄かった、巧かった。
え?新人でこのレベルの高さ…?今後が凄く楽しみな作家さんです。絶対凄い作品を生み出すと思う。話を作るセンスが良い。
読切が6作収録されていますが、どの作品も登場人物が必死に自分の悩みと戦っていた。でも、重苦しい雰囲気はなくてグルグルしているんだけど読んでいて暗い印象は受けなかった。どの話も設定が全く違っていて、ネタの目の付け所が違うというか視野が広い。
切ない話から軽いコメディまで描ける力がある。ジャンルが広いのも魅力だと思う。さらっと読めて読後感が良かった。気軽に読めるライトBLっぽさが素敵。