ボタンを押すと即立ち読みできます!
ピアノより、私はもっといい声で啼きますよ?
3カップルの話、5作品が収録されています。
他の相手と肉体関係を持った過去が登場しますので、苦手な方はご注意ください。
「愛なんて食えるかよ」「君の名は」
重行×愛、年下攻めカップル。生徒×先生かと思いきや、幼馴染。しかも受けは兄と肉体関係があったという、描きようによってはヘビィな設定でビックリでした。おまえの家系は限度を知らないのか、って最後のセリフは結構生々しいものを感じました。
「ねじれた音符の奏で方」「ねじれたシーツの洗い方」
重行の兄・和也×音楽教師の木下。腹黒同士カップルです。カウンセラーというだけあって、前作主役の二人を合わせた四人の中では、和成が一枚上手といった感じです。続編のトイレから無理矢理帰ろうとする木下が尾面白かったです。
「奇跡の人」
前二作品と関連のない高校生カップルです。親友同士の両片思い。これからを思わせる二人が素敵です。
皆さまがご指摘されていますが、表題作カップルと表紙イラストカップルが違うというのは面白い試みだなと思いました。組み敷かれている木下は表題作には陰も形もないですからね。愛のお弁当をつまむ手塚先生のポジションであればまだしもなのですが。
さらりといってますが、過去のこととしてしか語られていない、和也×愛の時代がひじょーに気になります。別々の相手とカップルになるので、あえて直接的に語ってないのでしょうけれど。肉体関係の後も友人に戻れる二人に興味があります。
本編の雰囲気とうってかわって、あとがきでは愛が重行を愛おしげに、まるで愛が攻めかのようです(笑)。膝枕してなでているイラストが色っぽくて良いです。まだまだ切り口があるカップルだと思うので、完結はしているのでしょうが、他の作品のゲストとしてやらでまだまだ登場して欲しいところです。
カバー下ではギャグ全開の漫画、カバー折り返しではそれぞれのカップルのイラストと、隅から隅まで楽しめた1冊でした。
表紙を見てから本編を読んでついでにカバー下を見て
「絵柄が違う!騙された!」とお怒りの方へ。
いえいえ、この表紙で正しいのです。
この表紙には物語に隠された腹芸の黒さが凝縮されて
いるのですから。
ついでに申し上げますと出版社から提示された粗筋も
この表紙も表題作のカップルに関するものではありません。
同時収録作『ねじれた音符の奏で方』のものです。
で、その作品の攻めは表題作の攻めの兄で表題作の受けの
同僚に当たります。そして受けの方(メガネ)はと言うと
その又同僚の音楽教師である、と言う訳です。
そう言う人間関係も含め、表題作及び関連三編には読み方に
よってはかなりしんどい腹芸が仕込まれています。
表題作周辺となんら関係のない『奇跡の人』はさながら
一服の清涼剤と言う役割を果たしているかと。
因みに、この方は一般作名義(松田円)でも腹芸を
さり気なく織り込んだ作品を世に送り出しておられます。
BLの場合それが当社比1.5倍程度になっているだけの
話です。
表紙買いしてちょっと驚きました。
表題作の2人」じゃなかったので。
4コマ作家さんの初BLコミックだそうです。
表題作は、高校教・寒川愛と大学生・三橋重行のお話。
重行は幼馴染でもある寒川に思いを寄せているが、
寒川は重行の兄・和成の元セフレでもあり、悩んでいるところに
寒川の学校のカウンセラーとして和成が現れて…
基本ラブコメです。
兄を意識して色々と交錯する重行がいじらしくて可愛い。
表紙の2人の「ねじれた音符の奏で方」
その兄和成と音楽教師のお話。
私はこっちのお話のほうが好みでした。
普段、過去や自分を隠してて、どこかでブチっとスイッチが入っちゃう人(キャラ)って好きです~v
過去のある大人2人の、攻防が見もの。
この2人の書き下ろしと他に学生モノの短編が1本入ってます。
気になってたんだよねー!!
草間さかえさんが帯に絵とコメント寄せてたし~
あ、これがトリノさんの初コミックスなのか('∀'●)
表題作のカップルの話と、その攻めのお兄ちゃんの話が半々くらいかなあ…
あとは読み切りが一作~
この読み切りがあたしすごい好きだなあ☆
帯ですが、草間先生おもいっきりやっちゃってくれています。
「眼鏡受けは柔和で腹黒、しぶとくて尊大。眼鏡受けかくあるべし!」
気持ちいいくらいの誇大広告で個人的にはこういうやり過ぎ系は大歓迎です。
メガネキャラはいましたけど、メガネからビームが出てくる人なんて…いた…かな!?(笑)
腹黒眼鏡も意外とお好きなかたおられますよね。
いつも笑顔でニコニコと人あたりよく口調も柔らかなのに本性は腹黒!
そんな腹黒眼鏡さんが確かにいました。
でもこのカプは表題作じゃないんですけどね…。
腹黒メガネは同時収録作のキャラです。
なんで表紙も帯も腹黒メガネ君推しなんですかね(笑)
ほんと驚きますよ。
普通、表紙には表題作のカプが載ると思うんですけど、
どういうわけか表題作そっちのけで腹黒メガネカプを載っけてるんですから。
表題作カプより同時収録作の腹黒メガネカプほうがメインみたいな扱いになっています。
帯も表紙も同時収録作の腹黒眼鏡カプ推しで表題作カプ涙目です;;
表題作『愛なんて食えるかよ』『君の名は』
元生徒・三橋重行(弟)×化学先生・寒川愛
二人は幼馴染同士で、寒川は昔、三橋の兄と体の関係があった。
というようなお話です。
強いて言うなら三橋(弟)はワンコ系で寒川はビッチ寄りの無自覚誘い系。
『ねじれた音符の奏で方 前後編』
カウンセラー・三橋和成(兄)×音楽教師・木下(腹黒メガネ)
先の表題作の三橋の兄と腹黒メガネ受けのカプです。
三橋(兄)は意外とほだされるタイプでした。
『奇跡の人』
表題作とは関係のない、高校生のカプのお話です。
友達関係の二人ですが、いつか恋人になれたら…というようなお話でした。
帯等の押し方がナゾの作品でしたがけっこう楽しめました。