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表題作倒錯者Aの功罪

渋谷署刑事部捜査一課敏腕刑事 東間
モデル 雨宮嵐

あらすじ

渋谷署刑事部捜査一課で最も優秀な人材である東間永司は、勤務中に取調室で美貌の青年・雨宮 嵐と肉体関係を持ってしまう。その日をきっかけに、東間と嵐の淫らな同棲生活が始まった。東間は誘うような嵐の艶めかしい姿態をサディスティックに貪る。倒錯したセックスに二人で溺れる日々は、嵐の気まぐれな告発により覆されてしまう…。嵐の裏切りを許せない東間は――?
出版社より

作品情報

作品名
倒錯者Aの功罪
著者
綺月陣 
イラスト
榎本 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
倒錯者Aの告白
発売日
ISBN
9784877249441
2.8

(8)

(2)

萌々

(1)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
19
評価数
8
平均
2.8 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

Hシーンで初めて涙した

「~告白」の二人の過去のお話。
この二人の関係が、SMの痛さもあるのだけれど、気持ちの上ですごく痛くて。
東間視点よりも、嵐視点で語られる部分は読んでてつらかったです。本当はノーマルなのに、東間を喜ばせたい一心ですべてを受け入れようとする嵐が悲しかった。
特に、辞職した東間と最後に交わるシーンは切なくて悲しくて。東間を待ち続ける嵐の姿に胸がひりひりと痛みました。
そして長井刑事が本当にいい人で、東間もつらかっただろうな、と。

「~告白」とは打って変わってダークで切なかったです。痛いし、重い。でも、好きです。

1

喰らい尽くす愛

ハッキリ言います。SM好きです。綺月作品はその為に読んでいるといっても過言ではありません。神評価にしてもいいくらい好きです。でも自重しておきます。

前作「倒錯者Aの告白」の前の話っていったらいいんでしょうか?前作のインパクトも強かったですが、こっちの方がもっと病的。SM“プレイ”とかソフトSMなんていう生易しいもんじゃありません。お互いを喰らい尽くす感じ?
最初の頃は嵐の方が狂い気味に見えたのに、だんだんと東間の方がおかしくなっていく様がなんとも哀れでした。勘当されたもののお金の心配もいらない嵐は、ただひたすら東間にのめりこみ、ごく普通の刑事である東間は正気に返るたび、落ち込んでいく。どう考えても暗い未来しか待っていないような展開でした。(でも「~告白」に続くので・・・)

二人の再会のシーンが気になったので、感想を書く前にもう一回前作をチェックしてみようと思ったら、どうやらクローゼットの奥深くに行ってしまっているようで、発掘できませんでした…。記憶容量が少ないので、「あー、嵐っていうエロなモデルがいたな。ユタカもいたいた、東間はどんな人だったっけ?」なんて、なんとなくしか覚えていないという体たらくですが、この変態カップルにはこんな過去があった訳ですね。(東間ときた日には、存在すらが曖昧だったんで)

実は、記憶が曖昧だったおかげで、この作品が前作とどういったつながりになっているのかいまひとつ把握できなかったため、ハラハラドキドキできて、かえって面白く読めました。もし、両作品とも未読ならば、こっちを先に読んだほうが楽しめるんじゃないかな?ただし、衝撃もこっちの方があるから、「~告白」読んでも“こりゃすごい”とは思えなくなっちゃうかもしれない。

5

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