同棲愛 1(新装版)

同棲愛 1(新装版)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神6
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
39
評価数
9件
平均
4.3 / 5
神率
66.7%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
スーパービーボーイコミックス(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥743(税抜)  ¥802(税込)
ISBN
9784862637642

あらすじ

どこにでもいる普通の14歳・杉浦 椿。彼は心を許せる存在だった友達…江端 薫から完膚なきまでに拒絶されてしまう…「男なんか…好きになるワケがない!」その言葉に椿の心は破れ、抱えていた闇が顔を覗かせる。何をしても人並み以上に出来てしまう「フツー」を装う14歳・篁光太郎。そんな彼が切望してやまないのは、凡庸な兄が持つ「善良さ」だった。そんな大切な日々も兄の恋人の乱入で剥奪されてしまい…!? ときめく、傷つく、溺れる、泣く――復刊アンケートナンバー1ボーイズラブ堂々の新装版・第1巻!
(出版社より)

表題作同棲愛 1(新装版)

生物教師 池上/ 高校生 馬堀貴文
高校生 杉浦椿/ 高校生 篁光太郎 

その他の収録作品

  • タカムラくんの明日はどっちだ!?①

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レビュー投稿数4

全巻読んでのレビュー〜神作品です

面白かった!
本当良かった…
一気読みを2日続けてしてしまいました。
やっと読めたこの作品、
窮鼠シリーズが好きで、
いつか読んでみたいと思いつつ、なかなか読めなかったのですが、
TSUTAYAでレンタルしてて、
「おぉ〜!」と即、全巻借りてきて、一気読みしました。
本当面白かった…良かった…
チルチルさんの所では、巻数毎にレビューを書く感じになってるのですが、
私は巻数毎に書くなんて器用な事は出来ないので、
迷いましたが、
おすすめしたい!と思ったので(私が言うのもおこがましいけど)
ここにレビュー書いてます。
本当、いい作品。
読めて良かったです。

窮鼠シリーズに続き、またもやBLの枠を越えてます。
中3から始まって20代前半までの期間を
5人の男達が自己矛盾に悩み、
闘い、一生懸命自分の居場所を探していくお話。
その5人が絡み合いながら話が進んでいくのですが、
これがなんとも見事で、さすが水城せとなさん!でした。
それぞれの気持ちがよく解る。
自分の湧き上がってくる様々な感情を
傷つけたり、傷つけられたり、時には逃げ出したり、助続きけたりしながら生きてます。
なんだかんだありながら、でも結局は自分からは逃げられない。
自分で答えを出すしかないんです。
読んでてこっちが辛いです。
異性とは言え、気持ちは解ります…。
ちなみにその5人に女性も絡んできますが、
それがまたこっちは女だからそこもよく解るんですよね。
せつなさもプライドも狡さも、
でも相手を好きな気持ちも寂しさも。
最後、正直スッキリ感はありません。
私は想像出来なかった最後でした。
やっぱり椿と薫の関係は…ってのはあります。
椿の気持ちは解るんですけどね。
こういう関係を大切にしていきたいのも、痛い程よく解る。
こっちを選択すれば良かったって思う時も実際あると思う…というか覚えもある…。
なのでスッキリはしませんが、
やるせなさや不安、希望…色んな気持ちが入り混ざって感動があります。

他サイトの方のレビューで、これはBLじゃないってのを読みました。
それも解る。
ちょっとBLに求めるものとは違うかも。
ちょっとBLってファンタジーちっくな所ありますよね。
可愛いー!とかせつなーい!とか。
私もそういうの楽しいし、好き。
この作品にも勿論そういうのもありますが、もっとリアルに近い。
だから読んでる最中も、読み終わってもちょっとキツイです。
そういうのは求められないかなと思います。
でも私はものすごい面白かったし、読み応えがありました。
逆に枠越えちゃってるのが凄いと思います。
人が生きてくって話…凄い作品だと思います。

巻数で分かれちゃってるから、評価も分散しちゃって、
ちょっと評価低くなっちゃってるのが残念だなーと思います。
もったいない…

一見の価値あり!神作品です!!

2

すべての始まり

水城せとなさんの名作長編の新装版の第一巻です。
思えば水城せとなさんは、私がちるちるにレビューを書こうと思ったきっかけになった作家さんなんですよね。
とくにこの『同棲愛』は、「こんなに名作なのに、なんでレビューがぜんぜんついてないんだ~!」と義憤?にかられ、となんでもいいからレビューしておこうと思いつつ書いた記憶が。ファンたる私の義務なのだ!とまで思ってたような。
アホですな。
でもそのぐらい素晴らしい長編作品なんですよ。
水城せとなさんにしか描けないドロドロの世界観は、いったんハマると抜けられません。
『窮鼠~』や『俎上~』と比べると、若さを感じる絵やストーリーではありますが、この作品にぶつけてる情熱みたいなものがガンガン伝わってくる。

登場人物がたくさんいて、主役がぐるぐると入れ替わっていきます。
まったく先が見えない。
誰と誰がどういう形でくっつくのか分からない。
もともと水城さんは、BLのセオリーというものにイイ意味でとらわれない作家さんですが、その点においてこの作品は、『窮鼠』『俎上』よりも顕著にその特徴が出てると思います。
一定の枠の中で進行するBLに慣れた読み手にとって続き、この足許の不安定さは魅力でもあるし、またその逆でもあると思います。

まだこのときは14歳だった椿と薫の出会いと別れは、結末を知ってから読むと余計にツライですね。

ちなみに私は椿がいちばん好きです。
椿の傷つけられ方って、心の底から痛い…。

二番目に好きなのはマホリン。マホリンは癒しですね。マホリン初登場シーンの「かっこいいけど存在感のない感じ」に逆に吹きました。初登場からしてフビン…w

3

浅い、若い…それこそが美しい

やはり…水城先生は、前からずっと水城先生だったんだなぁと感じます。
水城先生の作品の食えないところは、絶対に1対1じゃないところかなと思います。1対1じゃないし、対等という言葉すらも先生の辞書の中に無いんじゃないかなと思う。とにかく安定というものが絶対にない。
いつもあと一歩のところで裏切っていくし、かと思えば絶妙なタイミングで救いがあったりする。
だからこそ、椿、薫、光太郎、馬堀という…
役者達のこれからの展開がここまで予測できないことは………いままでに無かったと思います。

4人もの主役格が登場することで、十代ということの色んな面が見える気がします。もちろん私は彼らみたいな劇的な高校生活だったわけではないけれど、色々とすごくリアルに感じたりしました。
大人ぶるところや、大人に幻滅するところ。
ちょっとしたことが死ぬほど悲しいし、自ら失敗へと進んでしまうし。
薫が椿を突き放してしまうところなんかは、「こんな風に、自分も小さなことを大きく誤解して過ごしてしまったことが有ったのかな」 とか、考えたりもしました。
とくに椿を見ていて思います、高校生のころって、どうしてこ続きうも水みたいなアイデンティティなんだろうと。
総てがほんとうに、「久しくとどまりたるためしなし」 なんですよね。ただでさえ時期的にそうなのに、そこに水城先生という要素が加わるんだから…ほんとうに恐ろしいですよ…!笑

…彼らが今後集まっていくのであろう東京という場所が、ピーターパンの隠れ家になるのか、それとも大人へと加速させる魔都になるのかが気になるところです。

復刊リクエスト一位だったということですが、それは去年の「俎上」のヒットの影響だけとは必ずしも言えないな…、と、読んでみて思いました。すごく、すごくすごく魅せられる一冊だったと思います。
おそらく漫画家として駆け出しだった頃の水城先生の「原石」の魅力と、役者である4人の青臭い「原石」の魅力がぐーっと伝わってきます。最終巻ではどんなダイヤモンドになるのでしょう♪楽しみですね~!

3

思春期の傷ついた心

「窮鼠はチーズ~」の水城せとなさんのビブロス時代の名作が新装版で全8巻でこれから続々と刊行されます。
今回はその一巻。
いつか読みたいと思っていたものを目にすることができて感激です!

15年も前の話ですので、多分切り口はその当時によくある設定なのかな?とも思います。
しかし明け透けな現在のBLにおいては、この展開はとても新鮮で新しく水城さんらしいな、と読み応えのある作品になっています。

同性を好きになることが自然であった椿がその気持ちをさらっと伝えると拒否されたことで、女だったらよかったのか?と投げやりになり生物教師の池上との一歩的な関係に救いを求める姿。
更に追い打ちをかける、母親からの男子である自分の生を否定される言葉。

椿の告白を間違っていると頭から拒否した薫。

大好きな兄が、自分を誘惑した女と結婚し、自暴自棄的に男女構わず寝るようになる光太郎。
自分を相手を貶めるための行為が、相手に優しくしているんだと指摘されてもまだその意味に気が付かない。

そんな光太郎の初めての男になった馬堀が、再会した光太郎の傷を見抜き何とかしてあげたいと思う気持ち続き

そんな彼らがこれから織りなすであろう物語の序章となる第一巻ですが、すでにこの時点でしっかり胸を掴まれています。
自分が自分である為の所以、本当の自分、他人との関わり方。
これから大人になっていく彼らの姿をしっかりと見せてもらおうと思います。

1

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