どうしても勝てない男

doushitemo katenai otoko

どうしても勝てない男
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
9
評価数
5件
平均
2.4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784199007378

あらすじ

「こんな小説はゴミ以下です」
老舗文芸出版社の初仕事で、作品を全否定された大人気ラノベ作家・高取カイ。
柔和な笑顔で辛辣に告げたのは、担当編集の神命だ。
「こいつ、絶対に俺を見くびってる!!」
けれど、デビュー作から小さなコラムまで、なぜか全ての作品を熟知している神命に逆らいきれない。
その上、作品を熱く語る神命の強い眼差しが、仕事を超えてカイ自身に向けられているようで!?

表題作どうしても勝てない男

神命巳波 文芸誌の副編集長
高取カイ(佐藤解) 人気ノベライズ作家 23才

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

LOVEな部分がもっと欲しかったです…

最初、感じが悪かった者同士が惹かれあっていくいうお話が好物なので
わくわくして手に取らせていただきました。


16歳という若さでライトノベルの新人賞をとり、
イケメンでモテモテ、好みであれば性別は問わない
売れっ子小説家の高取カイ(本名・佐藤解)と
彼の担当になった、細いメタルフレームの中の涼しげであまり感情が読めない、
売れっ子小説家に対してズバズバ辛辣な言葉をぶつける神命己波。

序盤からカイは神命にこきおろされて
「ラノべの延長線上で書いたやっつけ」とか
提出したプロットに対して「子どもだましですね」とか
「社会的問題を扱えば『大きな小説』になるのですか?」とか
カイ自身に耳が痛い事を言いまくるわけです。
本当に書かせたいと思ってるのか!?って心配になってしまいましたw
神命は実はカイのファンで、
デビュー作に胸を震わせたうちの一人だったのですが
だからこそ、妥協しない“高取カイにしか書けない作品”をまた読みたいと
心から願ってのことらしいのです。

散々打ち合わせでまたこきおろしてくれておいて
日曜日の23時過ぎに「いい番組をやって続きいますよ」と
グレイトバリアリーフでサーフィンやパラセーリングを楽しむ若者の映像を
「気分転換にいいでしょう?」って
電話してくる神命に違和感を覚えてしまいました;
それがヒントとなって改めてカイが出したプロットにOKが出るので
ここは必要なエピソードでしょうけれど
なんとなく腑に落ちなかったです。

小説を書くきっかけとなったのが
小学生の頃描くのが苦手な絵を嫌なヤツに笑われて
みんなに庇われた屈辱と恥ずかしさを忘れられずにいた事。
小説でなら自分を表現できるはずだという理由からでした。

新人賞を取った作品は、
技巧は無くても16歳の痛み、焦燥、希望など
カイにしか書けない素晴らしいものだったと
あれだけなんだかんだと言い放った同一人物とは思えない程絶賛する神命。

他の作品も担当になったから読んだというわけではなく
出た時にしっかり読んでいるという様子に
カイは多少の動揺がありつつ、慌てた態度は見せたくないとか
意地っ張りというかなんというかw

神命に対して信頼のようなものを感じてきたカイですが
打ち合わせの途中で他の用事で中断させられたのを腹立たしく思い
飲んだくた夜、神命から連絡があった時に自宅へ呼んで
酔ってる勢いもあり食べるつもりが食べられ…。

でもなぁ……。
神命は冷静で気持ちの温度や好意が感じられないし、
カイは俺様作家というか思考が子供っぽくて
(まぁ23歳で社会的な事に疎いのは仕方ないけど)
その攻防が面白いとは私はあまり思えなかったです…。

後半、サイン会で起こった事件は
二人がくっつく決定打となるアクシデントでしたが
本当にあったら怖いなぁ…;

何と言いますか、恋愛のお話というよりは
カイの小説の話に比重が傾いていた気がしてしまいました。
小説家志望の方だと楽しめるかもしれません。
(非BLのw)

カイが友人に「自分で俺様とか言い出すのは、
身を守らなきゃいけないとき」と指摘され、可愛いところもあったのと
口先だけじゃなくて、ちゃんと有言実行の男だったので
見直す部分もありました(偉そうですみません;)
ので中立とさせていただきます。

2

いいカッコしいの受け

面白いんだか面白くないんだか、一読しただけでは判断に困る内容でした。
運を味方に付けたようなライトノベル作家の受けになる高取と文芸副編集長で
攻めになる神命との仕事を背景にしたラブなのですが、かなりめんどくさい。

この作品に登場するキャラが個人的な好みで言えば全て魅力を感じない。
この1冊を読むのにかなり時間をかけてしまったのですが、
一読しただけだと面白さをあまり感じなかったのですが、二巡目あたりで、
なるほどなと思えるようになりました。

主役の高取は俺様な言動もある作家なのですが、実はかなり小心者みたいです。
虚勢を張った性格と言うか無駄にプライドが高いのです。
でもそのプライドの高さが人気小説家になった原動力になっているのが面白い。
だいそれた他人様に共感を与えるような動機とはかけ離れているけれど、
リアルに人が何かを吐き出したいと思うときはきっとこんな些細なことなのだろうと
思ってしまうから不思議です。

そして二人の恋愛的な部分も解りにくい、高取は無駄なプライドが邪魔して
始めから性格は置いといて、容姿も声も好みの男だったけれど、
自分続きの作品の担当編集で、ライトノベルからステップアップしたいと考える高取が
今までの編集とは違いダメだしされることで、正確的には印象最悪。

神命は実は高取の高校生時代のデビュー作品の代ファンだったりするのですが、
そのデビュー作品が基本なので、いつの間にかテクニックで作品を書き上げる
高取に言葉は遠まわしでも内容は辛辣気味な感じで、でもそれはファンであるから
余計にそうなってしまうというもので、かなり二人の関係はぎくしゃくしてます。

それがあるから、高取は相手をギャフンと言わしたいなんて子供じみた行動で、
襲うつもりが美味しく頂かれてしまう急展開になります。
神命も、恋愛ごとに対してはかなり解りにくい人物で、作品に登場する人物全てが
もしかしたら簡単に理解出来ない気がします。
リアルな人間感情って解りにくいものかも知れないと思いながら読んだ作品です。

1

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