夏の痣

natsu no aza

夏之痕

夏の痣
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
38
評価数
11件
平均
3.5 / 5
神率
9.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
白泉社
シリーズ
花丸コミックス プレミアム(コミック・白泉社)
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784592720676

あらすじ

大学生の由はフリージャーナリスト・京介と遠戚で恋人関係。現在親元を離れ同棲中だ。二人の周りには不思議と寂しげで奇妙な魅力をたたえた人たちが集まってきて…。センシティブボーイズラブ。

表題作夏の痣

京介,父の従弟でフリーライター,30歳~
由,高校3年生~大学2年生,18~20歳

同時収録作品秋の繭

秋山,元ヤクザ,京介の大学時代の友人
キヨ,家出少年

その他の収録作品

  • 夏の痣
  • 冬の兎
  • 春の蝉

評価・レビューする

レビュー投稿数5

萌えという感じではないですが

面白かったです。でも萌えとはちょっと違う、ストーリーが面白かったと思う作品。恋愛ものというより、人情事件モノです。

連続殺人事件、ドラッグの売人、カルト集団から逃げてきた少年…などなど。
アングラな事件の記事ばかりを仕事の題材にしているライターの京介と、その遠縁である子供、由との歳の差カップルのお話です。

京介が、危ない事件ばかり追っていて、必然的に由も巻き込まれていきハラハラします。由は田舎で育った健気で世間知らずな少年なのに、都会に出てきて京介と住みはじめてから生活環境がガラリと変わった感じですね。

恋愛ものとしては、京介と由は親戚だし、親に言ってないしで、子供に手をだした…ことになってしまう危なかしい関係ではあるのですが、あんまり恋愛のゴタゴタに重きを置いていないからか、そのへんは悲観なく読めます。なんだかんだでラブラブなので、うまくやっていくんだろうなあという感じでした。

恋愛ものが読みたい!て方にはもしかしたら不向きかもしれませんが、お話は面白いです。事件モノがお好きで、ちょっといつもと違うお話が読みたいときにはよいと思います 。

1

感ずるが良し

一冊を通じて漂う空気そのものが
敢えて軽い口当たりに仕上げて
あるのかどうか定かではないと言う感じで、
どうも掴み所が無いと言う読後感です。
言わんとする所は感じるのですが、ね。

例えばこれが別レーベルだったら
また踏み込み加減が違ったのだろうかとも
思うのですが…然程変わりは無いのかな。
断ずるのではなく提示すると言う描写が
多いのですっきりしていないだけなのかも
知れません。

軽めの口当たりだけど腹持ちの良いものが
欲しい、と言う時には程好い一冊かも。

2

ゲイカップルの四季折々

四季にちなんだタイトルがつけられた
全四話の物語。

高校生の由と、
父の従弟でフリージャーナリストの京介。
自分はおそらくゲイと自覚する由は
同じくゲイの京介のことが好きで…。

由の告白をきっかけに付き合い始め
やがて由が大学生になると
一緒に暮らすようになる二人。
そんな安泰な二人が出会う
ちょっと大変な人々にフォーカスして
四つのお話が綴られます。

出てくるのは
京介の昔の恋人や、元ヤクザの友達
由が大学で知り合った学生など
二人にとって身近なようで
(生き方という点では)遠い人々。
親身にはなるけど、二人が彼らの問題に深入りすることはできないため、全体としてはゲイたちの群像劇のような作品集となっています。

DV、新興宗教、ドラッグ…。
出てくる題材はもちろん
いつ誰の身に起こるか分からない
リスクを伴うものだけど
一冊に詰め込まれるとお腹一杯感が。
ゲイ=上記のようなイレギュラーな問題を抱える人たちと結びつけるようなアプローチも、紋切り型に思え目新しさを感じません。
これが例えばJune全盛の頃だったら面白く感じたの続きかもしれませんが…。

ただ、主人公カップルの描かれ方は好きでした。
ゲイ同士、手近なところでくっついて、そのまま何年も付き合って…というのは現実でもありえそうな話。
そして、冒頭ではカッコいいお兄さんだった京介が、最終話ではちょっと老け込んで、記事のネタがないから収入も減って苦労気味。
この先の二人がちょっと心配になるような、哀しくもリアルな経年変化が良かったです。

BLというより同性愛者の人々を描いたオムニバスドラマという印象です。
物足りなさはありますが、宮本さんらしい落ち着いた作品だったと思います。

2

私が鈍くなったのかなぁ

宮本さんの作品のもどかしい感じが好きなんですが、ここ最近の作品は私にはあっさりとしすぎていて物足りませんでした。今回はどうかな?と楽しみにしていたのですが、残念ながら私には物足りませんでした。

夏を皮切りに四季を巡る物語。軸になるのは京介と由のカップルです。
一応、男同士やら親戚関係という障害?はありますが、さほど。あっさりとくっついてしまいます。
その後も京介のライターという仕事に絡むあれこれはあるものの、二人の関係性の中では何の問題もなく。それに絡むゲイカップルはそれぞれ面倒な問題があるんですが、それも意外にあっさり片付いてしまいます。
お話の上で盛り上げる要素はあるんですが、気持ちのアレコレが掘り下げられていないのであっさり感じてしまうんだろうと思います。
元々そんなにねっちりした作風の方ではないですが、漂わせる雰囲気に魅力を感じていたんですよね。それも拍子抜けするほど淡々で。
結局何が伝えたかったのか私にはよくわかりませんでした。作者が大人になりすぎて私がついていけなくなってしまったのか、単に私の感性が鈍ってしまったのか。
宮本作品の飄々としたところは相変わら続きず好きなんですけどねぇ。

3

四季を巡る恋物語

って、帯の惹句そのままですが。
それぞれの季節に出会った、それぞれの恋模様。
宮本佳野さんなので、ただ甘く切ないだけじゃなく、ヤクザだのカルトだのドラッグだのと、おなじみな感じのハードな背景が登場します。

「夏の痣」
毎年夏になると遊びに来る父の従弟の京介。
高校2年の由はいつの頃からか、京介の事を意識するようになっていて、、、。

この後は、京介と由のカップルをベースにお話が広がっていきます。

「冬の兎」
京介のいる東京の大学を受験するため、冬休みを利用して上京してきた由。
京介のアパートで恋人らしいこともしたりしています。
そこへ京介の元彼・澪が現れて、、。
京介の職業はフリーライター。
アンダーグラウンドのルポなんかもやっています。
澪の今彼はどうもヤクザのようで、澪は彼氏から逃げたがっているようです。

「秋の繭」
無事に東京の大学に入学した由。
京介との同居生活も順調です。
京介が久しぶりに大学時代の友人で元ヤクザの秋山の家に遊びに行くと、そこにはキヨと呼ばれるどう見ても未成年の子が同居していて、、、。

「春の蝉」
由も大続き学の2年。
二人の関係は順調ですが、京介の仕事はネタに困っているらしく、由の大学で何かネタがないかと聞かれ、危険なことはするなと止められたにもかかわらず、ドラッグの噂のあるサークルに由は首をつっこみます。
そこで出会った伊藤に惹かれる由ですが、、。

で、結局のところ、京介と由は、いずれ親にもカミングアウトして、不承不承でも認められて、添い遂げそうです。

2

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ